P「張飛にでも聞けばいいよLAWSAWSONの」

～～～

～しばらくして～

藍子「ケンタッキーフライドチキンは美味しいですねえ」ﾓｷｭﾓｷｭ

P「コンビニどころじゃねえ本格チキン」

加蓮「やっぱり藍子はドラム食べるの？」

藍子「いえ、全部サイにしてほしくてゆるふわリセマラしましたよ」ﾓｷｭﾓｷｭ

P「ド迷惑じゃねえか」

加蓮「その割には他の部位も少し入ってるけど」

藍子「プロデューサーさんと響子ちゃんと加蓮ちゃんはそれ食べてくれればなって」ﾓｷｭﾓｷｭ

P加蓮（（別に頼んでないのにちゃんと買ってきてはくれるんだ……））

藍子「？」ﾓｷｭ

P「ハムスターみてえなつぶらな瞳できょとんとしている」

加蓮「一応はアイドルだからね、忘れそうになるけど顔はいいんだよ」

P「バカ言え、頭以外だいたい良いだろうが」

藍子「すごく失礼なことを言われながら褒められてますね私」ﾓｷｭﾓｷｭ

P「まぁでも、どの部位だろうと美味いからな、元から降って湧いたみたいなチキンだし、有り難く……」

加蓮「………骨しかないじゃん」

藍子「あ、何か全部食べちゃいましたね、喋りながら」ｼｰﾊｰ

P「肥えてしまえ」

加蓮「大人気ないよプロデューサー…今更藍子に期待とかしちゃだめだから」

藍子「かばわれたと思ったら貶されましたね」

～～～

～その頃・タクシー車内～

運転手・葉都保留人（自称）「お嬢ちゃん、先刻電波の海に鶏達の悲鳴を声高に届けていたあの声に瓜二つじゃないか…フ……運命ッてのはいちいち悪戯を仕掛けてくるものらしい」ｽﾊﾟｰｯ

響子「はぁ……最近何故かその手の話題をよく振られますけど……別に私自身は関わりないですからね？コンビニチキン……美味しいですけども」

運転手「フ…まぁいいさ、因みに俺は…どちらかと言うと固茹で卵が好きさ」

響子（やっぱり歩いて帰った方が良かったかなあ…特売でつい色々買い込んじゃったとはいえ…）

クラクション『ぬぁーっ！！』

響子「わ、びっくりした」

運転手「俺のクラクションは特別製でね…何故だかクライマックスには叫びたがるのさ…」ｽﾊﾟｰｯ

響子「あの、一応言っときますけど、都内、禁煙ですよ」

運転手「『命の刻み』を奪う煙火……コイツはそんな有り触れたモンじゃない、ただのシガレットチョコさ、好物なんでね」ﾌｯ

響子（1メーターで降りよう…たんチキ買うとか適当に誤魔化して……）

※ところがこの後ハードボイルドに1メーターで事務所まで乗っけてくれたそうです。

運転手「長話に付き合わせたお詫びとお礼ってヤツさ」ｽﾊﾟｰｯ

おわれ。