亜利沙「松田亜利沙、絶賛のナレーション」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が、サッカーワールドカップ関連番組のナレーションを務めたことが明らかになりました」

亜利沙「このニュース765TVのようなテンション控えめの落ち着いたナレーションに、関連番組を見た劇場メンバーから絶賛の嵐」

亜利沙「日本代表は惜しくも敗れたものの、松田亜利沙は両方の意味で満足したとのことです」

ジュリア「すごかったですね。日本代表もだけど、亜利沙も」

亜利沙「本当、恐縮です。正直、サッカーはそこまで詳しくないんですけど、逆にテンションを抑えられて良かったのかもしれません」

紬「この番組のお陰で、そのようなナレーションのオファーが来たのでしょうか？」

亜利沙「そうだったとしたら、本当にありがたいですね。長くメインをやれてることに感謝です」

ジュリア「100回も見えて来たしな」

亜利沙「引き続き頑張ります……続いてのニュースです。白石さん」

紬「はい」

紬「白石紬ら、地雷系メイク」

紬「アイドル白石紬らが地雷系メイクに挑戦しました」

紬「全体的にかわいく、しかし手を出すと危ない、と感じられる仕上がりになり」

紬「全員満足したようです」

紬「なお、アイドル周防桃子はいたたまれなくなって帰りかけた模様です」

ジュリア「なかなかおもしろい視点でしたね。サークルクラッシャーとか」

紬「天空橋さんですね。お似合いでした」

亜利沙「花咲夜メンバーに、桜守歌織さんと周防桃子さん……人選も秀逸でしたね」

紬「ありがとうございます。帰るのを引き止めたりもしましたが、周防さんは特に大当たりだったと自負しております」

亜利沙「またいろいろな企画を期待しております。続いてのニュースです。ジュリアさん」

ジュリア「はい」

ジュリア「ジュリア、じゃれあう」

ジュリア「アイドルジュリアが本番前にじゃれあっていたことが明らかになりました」

ジュリア「これは昼食を食べ過ぎてため息をついたのを、緊張していると勘違いしたアイドル野々原茜が」

ジュリア「猫耳衣装で自身をかわいがるのを強制」

ジュリア「ジュリアもたまには、と乗ったとのことです」

亜利沙「野々原茜さんは天性のかわいがられ特性がありますよね」

ジュリア「猫耳つけなくても小動物みたいですからね」

紬「わかります。なので、本当にTBで猫役が取れなかったのが不思議でした」

亜利沙「流れもありますが……宮尾美也さんも北沢志保さんもハマってましたし、良かったと思います」

ジュリア「たしかにな。まぁ、茜は島流しに遭ったし、良かったですよね」

紬「……改めて、力のあるフレーズですね」

亜利沙「ちなみに、野々原茜さんといえば、先日の誕生日から10日連続バースデーを提案され、皆さんも乗ってましたね」

紬「私は当日にプレゼントが渡せず、申し訳ない気持ちがありましたが……10日連続ということで、普通に渡すことが出来ました」

ジュリア「プレゼントは毎日というわけではなさそうですが、毎日いろいろな食べ物がどっさりですね」

紬「そういえば、野々原さんは体重計に乗るのが怖い、と言ってましたね」

亜利沙「終わったらダイエット頑張りましょう……続いてのニュースです」

亜利沙「伊吹翼、餅つきテイオー」

亜利沙「アイドル伊吹翼が一足早く餅つきをしました」

亜利沙「小さいからだを目一杯使い、ひとつきひとつきに『やー！』と発する姿に」

亜利沙「周囲は癒されたとのことです」

亜利沙「なお、他の劇場メンバーも、まもなくつき始める模様です」

紬「以前から思ってましたが、あの掛け声はかわいらしいですよね」

ジュリア「わかる。年齢より幼く感じられますし」

亜利沙「はい！　他の方には申し訳ないですが、劇場イチのかわいさだと思います」

紬「しかし、今年ももうそんな季節になりますか。あっという間ですね」

亜利沙「ここまで本当に充実した一年ですよね。残りもしっかり過ごして、良い一年にしましょう」

ジュリア「ところで、今年も餅つきにはまたレオンとか」

亜利沙「そ、そうですね。大手事務所のR氏やS氏も来て餅つきをされるかと思われます」

ジュリア「……あ、悪い」

亜利沙「いえ、大丈夫だと思いますが……ギャラの問題が解決したら、むしろ当番組に出て欲しいくらいなんですけどね」

紬「Sさんは何度か来られてますよね？」

亜利沙「がっつり見学されたのはトゥインクルリズムが揃った時だけですが……続いてのニュースです」

亜利沙「萩原雪歩、パフェは掘るもの」

亜利沙「アイドル萩原雪歩が独特の感性を披露しました」

亜利沙「劇場近くのカフェでパフェを食べていたところ」

亜利沙「縦に縦に食べる様を『断層を掘る』と表現したとのことです」

亜利沙「これを聞いたアイドル二階堂千鶴は、理解できなかった模様です」

ジュリア「掘る、はわからなくもないですが、断層という表現は出てこないですね」

亜利沙「わたくしもデザートは好きなのですが、この発想はなかったですね」

紬「流石、スコップの扱いに長けている、ということでしょうか」

ジュリア「そうですね。普段の穴掘りも、そういうことを考えてるんですかね？」

亜利沙「土だけじゃなく、床もお構いなしですからね……いつの間にか直ってるのも不思議なことですが」

紬「それは触れて良いことなのですか？」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「横山奈緒、ソースホットケーキ」

亜利沙「アイドル横山奈緒がやらかしました」

亜利沙「これは、プリティーウェイトレスの衣装に身を包んだ際に、ホットケーキを焼き」

亜利沙「仕上げにチョコソースをかけようとしたら、とんかつソースだった模様です」

亜利沙「なお、食べられなくはない、とのことです」

ジュリア「……誰の感想ですか？」

亜利沙「大部分は責任を持って食べられましたので、本人の感想です。あと、その場にいた周防桃子さんと中谷育さんも少し食べられたようです」

紬「大丈夫だったんですか？」

亜利沙「そのようですね。なお、お二人は『これが好きな人もいそう』『こういう料理と言われたら納得しそう』と、大人の対応を見せたとのことです」

紬「すごいですね。コメントが小学生とは思えません」

ジュリア「そうだな。多分あたしより上手いな」

亜利沙「2人への食レポの仕事、お待ちしております」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

紬「アシスタントの白石紬と」

ジュリア「同じくアシスタントのジュリアでした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙紬ジュリア「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！　今回はリクエストだったんですが、紬さんがジュリアさんをペアに指名されたんですよね」

ジュリア「へえ、そうなのか？」

紬「はい。以前のお礼に」

ジュリア「ああ、あれか。ムギが電車の降りるドアを間違えたのを慰めたことか」

紬「なっ！　違います！」

亜利沙「その話詳しく」

紬「やめてください！」

紬「以前、『Justice OR Voice』をライブで歌唱する際に、私をセンターに推してくださったので」

ジュリア「それか。最初はあたしがセンターだったんだけど、流石に変だよな？って思っただけだよ」

亜利沙「紬ちゃんと歌織さんメインの曲ですからね」

紬「はい。だから悔しくて……まだ私が至らない点が多い、と一度は自分を納得させたのですが……推してくださって嬉しかったです」

ジュリア「その後、裏の写真撮影も端にいるから、茜が紬を真ん中にしたんだよな」

亜利沙「ああ！　そうでしたね、それもエモエモでした」

紬「本当、感謝です。次回は野々原さんと一緒にアシスタントを」

ジュリア「いや別にいいんだろうけど、この番組のアシスタントで感謝を伝えるって、多分間違ってるからな」

紬「え？　松田さん、そうなんですか？」

亜利沙「……まぁ、合ってるとは言えないでしょうね」


横山奈緒「お疲れさん！」

亜利沙「奈緒ちゃん、ありがとうございますぅ！」

ジュリア「お、ホットケーキじゃん。サンキュー……なんかいろいろあるけど、例のソースホットケーキもあるのか？」

奈緒「せやで。ちゃんとしたチョコソースもあるけど、他にもいろいろかかってるから」

紬「ロシアンルーレットでしょうか？」

奈緒「そんな感じやな。一個大外れがあるから、気ぃつけてな」

亜利沙「き、緊張しますね」

奈緒「それじゃあ、まずは紬から行ってみよか。私は反応せえへんように後ろ向いとくから、食べたら教えてな」

紬「わ、わかりました」

ジュリア「カラフルで迷うな」

奈緒「あ、あと、匂いかぐのはナシやで。直感で決めてな」

紬「はい……では、こちらを」

亜利沙「……ぁ、それって」

紬「では、いただきます」ﾊﾟｸｯ

亜利沙「あ」

奈緒「何にしたん？……あ」

ジュリア「え？」

紬「……」

紬「ｷｭｰ」ﾊﾞﾀﾝ

ジュリア「は？　え？　ムギ、大丈夫か？」

亜利沙「……女子力ソースですか？」

奈緒「怪しいピンク色してるから気づくと思ったんやけど……まさか一発目で引くとは」

おわり

改良後は食べられるらしいですが遠慮したいですね、女子力ソースは……

アシスタントリクエスト常時募集中。次回は貴音と星梨花を迎えてお送りします。

完結報告してきます。