1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 06:59:04.37 ID:L+x2juQNi
小鳥「『意中の男性の心と胃を鷲掴み!余り物で作れるお弁当特集』」
小鳥「ふーん…」
小鳥「著者、私より年上なのに未婚だ」
小鳥「当てになるのかしら」
小鳥「ふーん…」
小鳥「著者、私より年上なのに未婚だ」
小鳥「当てになるのかしら」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:04:30.76 ID:L+x2juQNi
小鳥「ものは試しよね」
小鳥「ここはひとつ、騙されたと思って…」
アリアッシター
小鳥「……ふむふむ」ペラ
小鳥「目次と値段以まともな事が書いてない」
小鳥「これを書いた人が独身の理由がわかったわ」
小鳥「ここはひとつ、騙されたと思って…」
アリアッシター
小鳥「……ふむふむ」ペラ
小鳥「目次と値段以まともな事が書いてない」
小鳥「これを書いた人が独身の理由がわかったわ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:09:21.34 ID:L+x2juQNi
小鳥「うーん」
小鳥「でも、思い人の胃を掴むというのは悪くないかも知れない」
小鳥「プロデューサーさん……」
小鳥「よし、やるのよ音無小鳥!」
小鳥「さっそく明日から作りましょう!」
小鳥「でも、思い人の胃を掴むというのは悪くないかも知れない」
小鳥「プロデューサーさん……」
小鳥「よし、やるのよ音無小鳥!」
小鳥「さっそく明日から作りましょう!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:13:01.12 ID:L+x2juQNi
~朝~
小鳥「うー、だるい」
小鳥「いつもより一時間早起きだ…」
小鳥「さ、やりましょー」
小鳥「あー、テンション上がらない」
小鳥「いやいや!」ブンブン
小鳥「プロデューサーさんのため、私はやらなきゃいけないのよ!」
小鳥「おー!」
小鳥「うー、だるい」
小鳥「いつもより一時間早起きだ…」
小鳥「さ、やりましょー」
小鳥「あー、テンション上がらない」
小鳥「いやいや!」ブンブン
小鳥「プロデューサーさんのため、私はやらなきゃいけないのよ!」
小鳥「おー!」
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10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:20:12.17 ID:L+x2juQNi
小鳥「~♪」トントン
小鳥「いたっ」
小鳥「うぅ、指切った……」
小鳥「絆創膏を…」
小鳥「ああっ、お肉が焦げた!」
小鳥「 ひゃあ!お鍋が吹きこぼれてる!」
ピヨー!!
小鳥「いたっ」
小鳥「うぅ、指切った……」
小鳥「絆創膏を…」
小鳥「ああっ、お肉が焦げた!」
小鳥「 ひゃあ!お鍋が吹きこぼれてる!」
ピヨー!!
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:27:19.62 ID:L+x2juQNi
小鳥「……できた!」ゼェゼェ
小鳥「まともな部分をかき集めたら一人分しかなかったけど」
小鳥「ま、私はコンビニでもいいか」
小鳥「食べてくれるかなぁ……」
小鳥「ヤバッ、そろそろ行かなきゃ」
小鳥「行ってきます!」
小鳥「まともな部分をかき集めたら一人分しかなかったけど」
小鳥「ま、私はコンビニでもいいか」
小鳥「食べてくれるかなぁ……」
小鳥「ヤバッ、そろそろ行かなきゃ」
小鳥「行ってきます!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:33:14.84 ID:L+x2juQNi
~事務所~
小鳥「…予定より早く着いちゃった」
小鳥「ま、早めに仕事でもしておきますか」
カタカタ
小鳥「いつもより、頭が冴えてる気が…」
小鳥「恐るべし早起きパワー」
ガチャ
千早「おはようございます」
小鳥「あら、千早ちゃんおはよう」
小鳥「…予定より早く着いちゃった」
小鳥「ま、早めに仕事でもしておきますか」
カタカタ
小鳥「いつもより、頭が冴えてる気が…」
小鳥「恐るべし早起きパワー」
ガチャ
千早「おはようございます」
小鳥「あら、千早ちゃんおはよう」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:40:10.43 ID:L+x2juQNi
千早「…?」
千早「音無さん…指、怪我したんですか?」
小鳥「ぎくっ」
小鳥「ええ、ちょっと料理中に……ね?」
千早「……」
小鳥「でも大丈夫!仕事には差し支えないわ!」
千早「……」
小鳥(そそるけど!そのジト目はやめて!)
千早「音無さん…指、怪我したんですか?」
小鳥「ぎくっ」
小鳥「ええ、ちょっと料理中に……ね?」
千早「……」
小鳥「でも大丈夫!仕事には差し支えないわ!」
千早「……」
小鳥(そそるけど!そのジト目はやめて!)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:44:38.15 ID:L+x2juQNi
千早「……音無さん」
小鳥「はひっ?」
千早「頑張って下さいね、応援していますから」
小鳥「へ?」
千早「え?プロデューサーに作って来たんじゃないですか?」
小鳥「あの、その、ええと…」
千早「やっぱり」
小鳥「はひっ?」
千早「頑張って下さいね、応援していますから」
小鳥「へ?」
千早「え?プロデューサーに作って来たんじゃないですか?」
小鳥「あの、その、ええと…」
千早「やっぱり」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:50:16.20 ID:L+x2juQNi
千早「今日はプロデューサーは私の営業に同行すると言っていたので」
千早「もう少しで事務所に来ますよ」
小鳥「そ、そう……」
小鳥(なんか意外…もう少し食いつくかと思ったのに)チラ
千早(他のアイドル達なら嫉妬したかもしれないけど)
千早(音無さんなら仕方が無いわよね…)チラ
千早「もう少しで事務所に来ますよ」
小鳥「そ、そう……」
小鳥(なんか意外…もう少し食いつくかと思ったのに)チラ
千早(他のアイドル達なら嫉妬したかもしれないけど)
千早(音無さんなら仕方が無いわよね…)チラ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 07:55:59.23 ID:L+x2juQNi
ガチャ
P「おはようございます」
小鳥「!!」ビクッ
千早「おはようございます」
P「音無さん?どうしたんですか?」
小鳥「いえいえ何でもないです!はい!」
小鳥「おはようございます!」
P「はは、朝から元気ですね」
小鳥(どうやって渡そうかな……)
P「おはようございます」
小鳥「!!」ビクッ
千早「おはようございます」
P「音無さん?どうしたんですか?」
小鳥「いえいえ何でもないです!はい!」
小鳥「おはようございます!」
P「はは、朝から元気ですね」
小鳥(どうやって渡そうかな……)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:04:41.78 ID:L+x2juQNi
P「早速だけど、千早」
千早「はい」
P「余裕を持って現地に着きたいから、そろそろ」
千早「そうですね」
千早「その前に、音無さんが渡したい物があるそうです」チラ
小鳥「っ!!」
P「…?そうか、じゃあ先に車に乗っててくれ」
千早「わかりました」
バタン
千早「はい」
P「余裕を持って現地に着きたいから、そろそろ」
千早「そうですね」
千早「その前に、音無さんが渡したい物があるそうです」チラ
小鳥「っ!!」
P「…?そうか、じゃあ先に車に乗っててくれ」
千早「わかりました」
バタン
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:10:18.88 ID:L+x2juQNi
小鳥(緊張してきた……)
小鳥(なんて言えばいいんだろう)
P「音無さん?」
小鳥「は、はい!?」
P「大丈夫ですか?」
小鳥「そ、そりゃもう!」
P「それは良かった」
P(ん?指に絆創膏してる)
小鳥「あの、プロデューサーさん」
P「はい」
小鳥(なんて言えばいいんだろう)
P「音無さん?」
小鳥「は、はい!?」
P「大丈夫ですか?」
小鳥「そ、そりゃもう!」
P「それは良かった」
P(ん?指に絆創膏してる)
小鳥「あの、プロデューサーさん」
P「はい」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:14:56.20 ID:L+x2juQNi
小鳥「今日の、お昼ご飯はどうするんですか?」
P「今日は自分で弁当を作ったんですよ」
小鳥「っ…」
P「たまには早起きするもんですね」
小鳥「そう、でしたか……そうですね」
小鳥(そんなに何もかも都合よく行く訳ないか…)
P「……」
P「今日は自分で弁当を作ったんですよ」
小鳥「っ…」
P「たまには早起きするもんですね」
小鳥「そう、でしたか……そうですね」
小鳥(そんなに何もかも都合よく行く訳ないか…)
P「……」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:20:42.81 ID:L+x2juQNi
P「あ、しまったなぁ」
小鳥「へ?」
P「せっかく作った弁当、家に忘れてきたみたいだ」
小鳥「そう、なんですか?」
P「仕方が無い、コンビニで適当に買うしかないな」
小鳥「…あの!」
ゴソゴソ
小鳥「これ!受けとって下さい!」
P「お弁当、ですか?」
小鳥「へ?」
P「せっかく作った弁当、家に忘れてきたみたいだ」
小鳥「そう、なんですか?」
P「仕方が無い、コンビニで適当に買うしかないな」
小鳥「…あの!」
ゴソゴソ
小鳥「これ!受けとって下さい!」
P「お弁当、ですか?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:26:52.25 ID:L+x2juQNi
小鳥「プロデューサーさんのために作りました」
小鳥「見栄えも良くないですし、美味しくないかもしれません」
小鳥「でも、私なりに精一杯頑張って作ったつもりです」
P「音無さん…ありがたく頂きます」
小鳥「はいっ!」
小鳥「後日感想を聞かせて下さいね?」
P「ええ、では行って来ます」
小鳥「行ってらっしゃい」
バタン
小鳥「……」
小鳥「はぁ、緊張した...」
小鳥「見栄えも良くないですし、美味しくないかもしれません」
小鳥「でも、私なりに精一杯頑張って作ったつもりです」
P「音無さん…ありがたく頂きます」
小鳥「はいっ!」
小鳥「後日感想を聞かせて下さいね?」
P「ええ、では行って来ます」
小鳥「行ってらっしゃい」
バタン
小鳥「……」
小鳥「はぁ、緊張した...」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:30:00.51 ID:L+x2juQNi
~車内~
P「お待たせ」
千早「いえ」
千早「……」
P「あぁ、これか?音無さんが作って来てくれたんだ」
千早「そうなんですか」
千早(ちゃんと渡せたんですね、音無さん......)
P「しかし、俺の弁当どうしようか」
P「お待たせ」
千早「いえ」
千早「……」
P「あぁ、これか?音無さんが作って来てくれたんだ」
千早「そうなんですか」
千早(ちゃんと渡せたんですね、音無さん......)
P「しかし、俺の弁当どうしようか」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:36:29.60 ID:L+x2juQNi
千早「私が貰っておきます」
P「ん、そうか」
P「自分用に作ったから雑だぞ?」
千早「構いませんよ」
千早(プロデューサーの手料理…最初で最後だろうなぁ)
千早(私の作ってきた弁当、後でバレないように捨てておかなきゃ)
P「ん、そうか」
P「自分用に作ったから雑だぞ?」
千早「構いませんよ」
千早(プロデューサーの手料理…最初で最後だろうなぁ)
千早(私の作ってきた弁当、後でバレないように捨てておかなきゃ)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:42:33.66 ID:L+x2juQNi
千早「プロデューサー」
P「うん?」
千早「しばらくの間、こっちを見ないで下さい」
P「……わかった」
P(カーステレオの音量、上げとこう)
~♪
千早「……っ…」ポロポロ
千早(絶対に、幸せになって下さい…音無さん)
P「うん?」
千早「しばらくの間、こっちを見ないで下さい」
P「……わかった」
P(カーステレオの音量、上げとこう)
~♪
千早「……っ…」ポロポロ
千早(絶対に、幸せになって下さい…音無さん)
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:50:47.98 ID:L+x2juQNi
~事務所~
小鳥「……はぁ」
小鳥(仕事が手に付かない)
カタカタ
小鳥「食べてくれたかなぁ……」
小鳥「……」
小鳥「お腹すいてきたな……」
小鳥「……はぁ」
小鳥(仕事が手に付かない)
カタカタ
小鳥「食べてくれたかなぁ……」
小鳥「……」
小鳥「お腹すいてきたな……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:53:20.16 ID:L+x2juQNi
小鳥(きっと、千早ちゃんも)
小鳥「うーん…そうよね、きっと」
小鳥「……よし、決めた!」
小鳥「プロデューサーさんにメールしておこう」
小鳥「これで良し!」
小鳥「さ、お昼ご飯食べに行こう」
小鳥「うーん…そうよね、きっと」
小鳥「……よし、決めた!」
小鳥「プロデューサーさんにメールしておこう」
小鳥「これで良し!」
小鳥「さ、お昼ご飯食べに行こう」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:57:05.34 ID:L+x2juQNi
~営業先~
P「さ、昼ご飯食べようか」
千早「…はい」
P「っと、ちょっと待った」
P「音無さんからメール?」
千早「…」
P「……マジか」
千早「どうしました?」
P「こんなメールが来てた」
P「さ、昼ご飯食べようか」
千早「…はい」
P「っと、ちょっと待った」
P「音無さんからメール?」
千早「…」
P「……マジか」
千早「どうしました?」
P「こんなメールが来てた」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:01:26.18 ID:L+x2juQNi
From:音無さん
ごめんなさい
さっき渡したお弁当、賞味期限がかなり過ぎてる物があるので
食べずに捨てちゃって下さい
ps
千早ちゃんがお弁当を持ってるので
良ければそっちを貰ってね?
P「……って」
千早「なっ……」
千早(何してるんですか!音無さん!)
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:06:36.32 ID:L+x2juQNi
千早「ん?私にもメール?」
From:音無さん
幸せになるのよ!
お姉さんは千早ちゃんを応援してるからね!!
千早「音無さん……」
千早「ほんと、お人よしなんだから…」
From:音無さん
幸せになるのよ!
お姉さんは千早ちゃんを応援してるからね!!
千早「音無さん……」
千早「ほんと、お人よしなんだから…」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:10:59.80 ID:L+x2juQNi
千早「プロデューサー」
P「うん?」
千早「音無さんのメール、嘘だと思いますよ」
P「そうだろうなぁ」
P「でも、千早も弁当作って来てくれたって言うのは本当だろう?」
千早「……はい」
P「じゃあ、それも貰うよ」
P「腹減ってるんだ、ひとつじゃちょっと足りないから」
P「うん?」
千早「音無さんのメール、嘘だと思いますよ」
P「そうだろうなぁ」
P「でも、千早も弁当作って来てくれたって言うのは本当だろう?」
千早「……はい」
P「じゃあ、それも貰うよ」
P「腹減ってるんだ、ひとつじゃちょっと足りないから」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:18:40.66 ID:L+x2juQNi
千早「はい…あまり出来は良くないですけど」
P「ん、ありがとう」
千早「では」
P「いただきます」
千早「いただきます」
P(まず千早のからだな…)
P「うん、美味しいよ」
千早「そう、ですか…よかったです」
P「ん、ありがとう」
千早「では」
P「いただきます」
千早「いただきます」
P(まず千早のからだな…)
P「うん、美味しいよ」
千早「そう、ですか…よかったです」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:28:50.92 ID:L+x2juQNi
P(次は音無さんの)
P(うん、これも美味い)
P(後でお礼しておかないと)
千早「プロデューサーのお弁当、お肉ばっかりですね」
P「うっ…」
千早「栄養が偏っちゃいますよ」
P「ついつい自分の好きなものばっかり入れちゃうんだよなぁ」
P(うん、これも美味い)
P(後でお礼しておかないと)
千早「プロデューサーのお弁当、お肉ばっかりですね」
P「うっ…」
千早「栄養が偏っちゃいますよ」
P「ついつい自分の好きなものばっかり入れちゃうんだよなぁ」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:34:47.60 ID:L+x2juQNi
千早「だったら……」
P「うん」
P「これから、出来れば毎日俺に弁当を作って来てくれないか?」
千早「おと…え?」
P「駄目か?」
P「うん」
P「これから、出来れば毎日俺に弁当を作って来てくれないか?」
千早「おと…え?」
P「駄目か?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:38:47.78 ID:L+x2juQNi
千早「何で私なんですか?」
千早「音無さんだって……」
P「好きだから」
P「他の誰でもなく、千早の事が好きなんだ」
千早「…!!」
P「毎日、千早の手料理が食べたい」
P「それだけだよ」
千早「ズルい…ですよっ!」
千早「音無さんだって……」
P「好きだから」
P「他の誰でもなく、千早の事が好きなんだ」
千早「…!!」
P「毎日、千早の手料理が食べたい」
P「それだけだよ」
千早「ズルい…ですよっ!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:43:54.13 ID:L+x2juQNi
P「そうかもしれないな」
千早「…っく…うぅ…」
P「千早の気持ちを、教えてくれないか?」
千早「はい…」
ぎゅっ
千早「……好きです」
P「うん」
千早「ずっと、ずっと好きでした」
P「うん」
千早「…っく…うぅ…」
P「千早の気持ちを、教えてくれないか?」
千早「はい…」
ぎゅっ
千早「……好きです」
P「うん」
千早「ずっと、ずっと好きでした」
P「うん」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:48:40.69 ID:L+x2juQNi
~夕方、事務所~
ガチャ
P「ただいま戻りました」
千早「戻りました」
小鳥「…!」
小鳥「ふふっ、お帰りなさい」
小鳥「……手を繋いで、お似合いのカップルですね?」
P「はは、まぁ……な?」
千早「…うぅ、恥ずかしい」
ガチャ
P「ただいま戻りました」
千早「戻りました」
小鳥「…!」
小鳥「ふふっ、お帰りなさい」
小鳥「……手を繋いで、お似合いのカップルですね?」
P「はは、まぁ……な?」
千早「…うぅ、恥ずかしい」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:57:00.31 ID:L+x2juQNi
P「そうだ、弁当美味しかったですよ」
小鳥「へ?メール見ませんでしたか?」
P「それが、食べ終わった後に見まして……」
小鳥「お腹壊しませんでしたか?」
P「いいえ、ちっとも」
P「本当に美味しかったです、ありがとうございました」
小鳥「ふふ、プロデューサーさんのお墨付きを貰ったのなら大丈夫ですね」
小鳥「これで、いつ好きな人が出来ても作ってあげられます!」
千早「……」
小鳥「へ?メール見ませんでしたか?」
P「それが、食べ終わった後に見まして……」
小鳥「お腹壊しませんでしたか?」
P「いいえ、ちっとも」
P「本当に美味しかったです、ありがとうございました」
小鳥「ふふ、プロデューサーさんのお墨付きを貰ったのなら大丈夫ですね」
小鳥「これで、いつ好きな人が出来ても作ってあげられます!」
千早「……」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:05:23.31 ID:L+x2juQNi
P「……少し席を外しますね」
バタン
千早「音無さん……」
小鳥「どうしたの、千早ちゃん?」
千早「ごめんなさい」
千早「そして…ありがとうございます」
小鳥「…!」
千早「私なんかの為に…」
バタン
千早「音無さん……」
小鳥「どうしたの、千早ちゃん?」
千早「ごめんなさい」
千早「そして…ありがとうございます」
小鳥「…!」
千早「私なんかの為に…」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:10:42.25 ID:L+x2juQNi
千早「私なんかより、ずっと!」
小鳥「……ていっ」
ビシッ
千早「いたっ!」
小鳥「甘いわね~千早ちゃん?」
千早「…?」
小鳥「他の誰でもない、千早ちゃん"だからこそ"私は応援したのよ?」
千早「音無さん…」
小鳥「……ていっ」
ビシッ
千早「いたっ!」
小鳥「甘いわね~千早ちゃん?」
千早「…?」
小鳥「他の誰でもない、千早ちゃん"だからこそ"私は応援したのよ?」
千早「音無さん…」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:18:53.48 ID:L+x2juQNi
小鳥「千早ちゃんにはプロデューサーが」
小鳥「プロデューサーには千早ちゃんが必要なの」
小鳥「だからっ、これは…運命なんだからっ……」
千早「音無、さん…」
小鳥「うぅ……笑顔で、見送るしかっ…」
小鳥「ごめん、なさいね」
小鳥「泣くつもりじゃ、なかったんだけど」
小鳥「プロデューサーには千早ちゃんが必要なの」
小鳥「だからっ、これは…運命なんだからっ……」
千早「音無、さん…」
小鳥「うぅ……笑顔で、見送るしかっ…」
小鳥「ごめん、なさいね」
小鳥「泣くつもりじゃ、なかったんだけど」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:24:30.62 ID:L+x2juQNi
千早「音無さんっ……うぅっ」
ギュッ
小鳥「ほらほら、千早ちゃんも泣かないの」
千早「はいっ…」
小鳥「さ、もうすぐプロデューサーさんも帰って来るし」
小鳥「だから、ね?」
千早「……」コクッ
小鳥「ん、よろしい」
ギュッ
小鳥「ほらほら、千早ちゃんも泣かないの」
千早「はいっ…」
小鳥「さ、もうすぐプロデューサーさんも帰って来るし」
小鳥「だから、ね?」
千早「……」コクッ
小鳥「ん、よろしい」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:32:40.92 ID:L+x2juQNi
千早「音無さん」
小鳥「はい?」
千早「絶対に、幸せになりますから」
小鳥「きっとなれるわ、あなたたちなら」
千早「はい」
小鳥「さ、あの人が外で待ってる筈だから、家まで送ってもらいなさい?」
千早「はい、ではまた明日」
小鳥「ええ、また明日」
小鳥「はい?」
千早「絶対に、幸せになりますから」
小鳥「きっとなれるわ、あなたたちなら」
千早「はい」
小鳥「さ、あの人が外で待ってる筈だから、家まで送ってもらいなさい?」
千早「はい、ではまた明日」
小鳥「ええ、また明日」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:38:39.80 ID:L+x2juQNi
バタン
小鳥「さて、と」
prrrr
小鳥「あ、もしもしあずささん?」
小鳥「今日ちょっと飲みに行きませんか?」
小鳥「…やった!律子さんも!?」
小鳥「いいですねぇー!」
小鳥「じゃあすぐに仕事終わらせますよ!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:42:29.55 ID:L+x2juQNi
小鳥「"何があった"って?」
小鳥「ふっふっふ、なんと幸せカップルのプロデュースを!」
小鳥「私プロデュースの才能アリですかね?」
小鳥「……えっ、ない?」
小鳥「ちぇっ」
小鳥「いいですよーだ!これからたっぷり愚痴を聞いてもらいますから!」
fin
小鳥「ふっふっふ、なんと幸せカップルのプロデュースを!」
小鳥「私プロデュースの才能アリですかね?」
小鳥「……えっ、ない?」
小鳥「ちぇっ」
小鳥「いいですよーだ!これからたっぷり愚痴を聞いてもらいますから!」
fin
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:59:58.05 ID:L+x2juQNi
蛇足とは思いつつ
>>63
あたりから分岐
千早「だったら、音無さんに頼めば作って貰えますよ」
千早「今日のお弁当だって、頑張って作ったみたいですし」
P「指、怪我してたもんな」
千早「気付いてましたか」
P「そりゃあ、な」
千早「だったら尚更です」
千早「そんな甲斐甲斐しい人は、そう居ませんよ」
>>63
あたりから分岐
千早「だったら、音無さんに頼めば作って貰えますよ」
千早「今日のお弁当だって、頑張って作ったみたいですし」
P「指、怪我してたもんな」
千早「気付いてましたか」
P「そりゃあ、な」
千早「だったら尚更です」
千早「そんな甲斐甲斐しい人は、そう居ませんよ」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:06:35.01 ID:L+x2juQNi
P「それを言うなら千早もだろう」
千早「…私は自分用に作っただけですよ」
P「…そうか」
千早「そうです」
千早「さ、後は私一人で大丈夫ですから」
千早「行ってあげて下さい」
P「え?」
千早「お弁当の感想ですよ!」
千早「善は急げです」
千早「…私は自分用に作っただけですよ」
P「…そうか」
千早「そうです」
千早「さ、後は私一人で大丈夫ですから」
千早「行ってあげて下さい」
P「え?」
千早「お弁当の感想ですよ!」
千早「善は急げです」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:11:34.38 ID:L+x2juQNi
千早「音無さん程のいい女性が、いつまでも独り身だと思わない事です」
P「そうだな」
千早「それに、女性を待たせるのは男性として良くないです」
P「ああ」
P「じゃあ、俺は行くよ」
千早「はい、後の事は心配しないで下さい」
P「大丈夫、信じてるから」
タタタ
千早「大好きでした、プロデューサー」ボソッ
千早(さよなら、私の初恋)
P「そうだな」
千早「それに、女性を待たせるのは男性として良くないです」
P「ああ」
P「じゃあ、俺は行くよ」
千早「はい、後の事は心配しないで下さい」
P「大丈夫、信じてるから」
タタタ
千早「大好きでした、プロデューサー」ボソッ
千早(さよなら、私の初恋)
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:14:50.54 ID:L+x2juQNi
~事務所~
小鳥「……もう夕方になるわね」
小鳥「手を繋いで帰って来たりして」
小鳥「そうなったら、笑顔で迎えられるかなぁ…」
バタン
P「音無さん!」
小鳥「ひゃあ!?」
小鳥「びびびっくりした!」
小鳥「……もう夕方になるわね」
小鳥「手を繋いで帰って来たりして」
小鳥「そうなったら、笑顔で迎えられるかなぁ…」
バタン
P「音無さん!」
小鳥「ひゃあ!?」
小鳥「びびびっくりした!」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:19:21.82 ID:L+x2juQNi
小鳥「あれ、千早ちゃんは?」キョロキョロ
P「千早は現場に残ってます」
小鳥「へ?」
小鳥「何で置いて来たんですか!」
P「いや」
小鳥「担当アイドルを現場に置き去りとは!」
P「千早に背中を押されたんですよ」
P「早く言ってこいって」
小鳥「何を、ですか?」
P「千早は現場に残ってます」
小鳥「へ?」
小鳥「何で置いて来たんですか!」
P「いや」
小鳥「担当アイドルを現場に置き去りとは!」
P「千早に背中を押されたんですよ」
P「早く言ってこいって」
小鳥「何を、ですか?」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:24:24.31 ID:L+x2juQNi
P「今日一日で言いたいことが山ほどできましたよ」
小鳥「え…」
P「弁当、とても美味しかったです」
P「これからも毎日、俺にあなたの手料理を食べさせてくれますか?」
小鳥「それって…」
P「好きです、俺で良ければ付き合ってください」
小鳥「え…」
P「弁当、とても美味しかったです」
P「これからも毎日、俺にあなたの手料理を食べさせてくれますか?」
小鳥「それって…」
P「好きです、俺で良ければ付き合ってください」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:28:45.74 ID:L+x2juQNi
P「今すぐ、じゃなくてもいいです」
P「お返事、待ってま……うぉ!?」
ギュッ
小鳥「私も、私もあなたが好きです」
小鳥「ずっと、好きでした」
P「音無さん……」
小鳥「毎日、お弁当作ってきますから」
P「ええ、お願いします」
P「お返事、待ってま……うぉ!?」
ギュッ
小鳥「私も、私もあなたが好きです」
小鳥「ずっと、好きでした」
P「音無さん……」
小鳥「毎日、お弁当作ってきますから」
P「ええ、お願いします」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:32:54.43 ID:L+x2juQNi
~駅~
千早「帰りの電車は、と」
千早「あれ?」
あずさ「~♪」
千早「間違いない、あずささんだ」
あずさ「家はどこだったかしら?」
千早「こっちですよ、あずささん」
あずさ「あら、千早ちゃんも迷子?」
千早「違いますっ!」
千早「帰りの電車は、と」
千早「あれ?」
あずさ「~♪」
千早「間違いない、あずささんだ」
あずさ「家はどこだったかしら?」
千早「こっちですよ、あずささん」
あずさ「あら、千早ちゃんも迷子?」
千早「違いますっ!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:38:35.51 ID:L+x2juQNi
あずさ「助かったわ、千早ちゃんのお陰で」
千早「いえ、それほどでも」
あずさ「ところで、何か悲しい事でもあったの?」
千早「え?」
あずさ「目、赤いわよ?」
千早「……実は」
千早「いえ、それほどでも」
あずさ「ところで、何か悲しい事でもあったの?」
千早「え?」
あずさ「目、赤いわよ?」
千早「……実は」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:44:22.61 ID:L+x2juQNi
あずさ「なるほど…ねぇ」
千早「そうなんです」
ナデナデ
千早「ひゃ!?」
あずさ「よく頑張ったわね?」
あずさ「もう我慢しなくていいのよ?」
千早「あずさ、さんっ…」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:48:39.67 ID:L+x2juQNi
あずさ「落ち着いた?」
千早「はい、だいぶ」
千早「今度こそ、笑って祝福できそうです」
あずさ「ええ、そうね」
あずさ「好きな人の幸せだもの、笑って祝福しなくちゃね」
千早「はいっ」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:57:42.77 ID:L+x2juQNi
~翌日~
P「みんなに報告があります」
小鳥「私たち」
P「付き合い始めました」
春香「」
雪歩「」
真「」
美希「」
伊織「」
亜美「」
真美「」
響「」
貴音「」
やよい「」
律子「」
千早「…みんなフリーズしてる」
あずさ「あらあら♪」
P「みんなに報告があります」
小鳥「私たち」
P「付き合い始めました」
春香「」
雪歩「」
真「」
美希「」
伊織「」
亜美「」
真美「」
響「」
貴音「」
やよい「」
律子「」
千早「…みんなフリーズしてる」
あずさ「あらあら♪」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:00:42.99 ID:L+x2juQNi
あずさ「音無さん」
小鳥「はい?」
千早「お幸せに、ね?」
小鳥「もっちろんです!」
小鳥「ね?」
P「ええ、小鳥さん」
fin
小鳥「はい?」
千早「お幸せに、ね?」
小鳥「もっちろんです!」
小鳥「ね?」
P「ええ、小鳥さん」
fin
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