亜利沙「松田亜利沙、怪しいモノではありません」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が衣装の採寸の手伝いをしたことが明らかになりました」

亜利沙「これはプライベートデータベースを更新したいから、というやましいことは決してなく」

亜利沙「あくまでも善意での手伝いだということです」

亜利沙「そのついでにあわよくば、ということもない模様です」

桃子「何も聞いてないのにペラペラ話し出すのは犯人の特徴ですね」

亜利沙「あっ、いやっ、その……決して流出させませんので、何卒勘弁いただきたく思います」

あずさ「誰か、サイズが変わってた人はいましたか？」

亜利沙「そうですね。あk」

桃子「亜利沙さん！　誘導尋問にもなってないのに、早速流出させないでください」

亜利沙「……失礼しました。続いてのニュースです。三浦さん」

あずさ「はい」

あずさ「三浦あずさ、スイーツプレゼント」

あずさ「アイドル三浦あずさが、アイドル徳川まつり誕生日に」

あずさ「お気に入りのスイーツをプレゼントしたことが明らかになりました」

あずさ「パーティー用にたくさん購入したため、徳川まつりの大好物のマシュマロは」

あずさ「他を食べ過ぎておなかいっぱいになってしまったということで、持ち帰ったとのことです」

桃子「誕生日だから新しい発見をしたい、と言ってましたね」

あずさ「そうですね。いろいろ買っておいて良かったです」

亜利沙「マシュマロもちょっと上等そうでしたよね。ギモーフ、でしたっけ？」

あずさ「はい。まつりちゃんもよくお家で食べているみたいですね」

桃子「……そういえば、まつりさんが劇場でマシュマロを食べてるところ、見たことがない気がします」

亜利沙「そんなことは……よく持って来られてますし……あれ？　しかし、他の人にあげてばかりな気もしてきました」

あずさ「そうかもしれませんね。でも、自分の好きなものを、他の人に分けたい気持ちもわかります」

亜利沙「いつもいただいてばかりなのは申し訳ないですね。今度は差し入れで、マシュマロを持っていきたいと思います」

桃子「そうしましょう」

亜利沙「続いてのニュースです。周防さん」

桃子「はい」

桃子「周防桃子、4連覇に向け視界良好」

桃子「アイドル周防桃子が投票企画4連覇に向けて絶好調です」

桃子「アイドルである以前に女優であるというプライドもあり」

桃子「これまでも全て圧倒的な票数を稼いで役を獲得してきましたが」

桃子「今回もぶっちぎっている模様です」

桃子「そろそろ他の人に譲って……みたいな考えはないです。いつ人気がなくなるかわからない世界なので、常に全力です」

亜利沙「周防さんの人気がなくなることはないと思いますが、素晴らしい姿勢だと思います」

あずさ「私たちも見習わないといけませんね。今回も大変ですけど」

亜利沙「わたくしはどなたになっても妄想が捗りますから……もちろん、自分が選ばれたら精一杯務めます」

桃子「今後も応援、よろしくお願いします」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「所恵美、制作陣に苦言」

亜利沙「アイドル所恵美がご立腹です」

亜利沙「これはアイドル箱崎星梨花が『きまぐれユモレスク』を歌唱したことに対し」

亜利沙「星梨花にあんなことをさせるなんて、と」

亜利沙「3周くらい回って憤りを感じた、とのことです」

亜利沙「そのライブでのMVPでしたね。多くの人に多大な影響を与えたと思います」

桃子「言いたいことは何となくわかりますが……恵美さんは保護者ですか？」

あずさ「うふふ。たしかに、全体を見ましたけど、一番印象に残ってますね」

亜利沙「わたくしは10周くらい回って、『存在が優勝』という結論になりました。どのような作品も、アイドルちゃんが関わってるだけで全て最高です」

桃子「……『誰ソ彼ノ淵』も？」

亜利沙「……最高ですが繰り返しては見られませんね……続いてのニュースです」

亜利沙「伊吹翼、爆モテ」

亜利沙「アイドル伊吹翼が最高にモテていたことが明らかになりました」

亜利沙「これは私服を誉められたということで満足したからで」

亜利沙「その後の爆モテ番組をスルーしたことで、アイドル春日未来を驚かせた模様です」

桃子「……たしかに、普段着はトロピカルですからね」

あずさ「あらあら。あれはあれで、かわいいと思いますよ」

亜利沙「お下がりなのか、お土産なのかはわかりませんが、たしかにトロピカルシャツはよく着ているイメージですね。わたくしもかわいいに一票です」

桃子「……そうですか。あと、そもそも爆モテ番組って、あれですか？」

亜利沙「……どうでしょう。また調査してご報告させていただきます。続いてのニュースです」

亜利沙「4Luxury、ボウリングで決起会」

亜利沙「4Luxuryのメンバーが合同ライブの決起会として、ボウリングをしていたことが明らかになりました」

亜利沙「アイドル豊川風花がサードコーチャー並みに手を回すなど大いに盛り上がったとのことです」

亜利沙「結果はアイドル馬場このみ、北上麗花ペアが快勝」

亜利沙「なお、一番かわいかったのはアイドル桜守歌織だった模様です」

亜利沙「スコアはハンディもありつつ100に乗ったようで、一般女性としてはかなりすごいことかと」

あずさ「すごいですね～」

桃子「ガーターにならない棒もなしですよね？」

亜利沙「そうですね。北上麗花さんは1フレーム目ストライク、2フレーム目ガーターだったみたいですし」

桃子「麗花さんらしいですね」

亜利沙「周防さんは合同ライブにご出演ということで、わたくしはいちファンとして非常に期待しております」

桃子「ありがとうございます。頑張ります」

あずさ「765プロからは出演が一番多いですし、みんなを応援します」

亜利沙「これは本当に765プロ箱推し勢にとってはお得感大きいですよね。知ってる曲が多いのは嬉しいことだと思います。まぁ、わたくしはアイドルちゃん箱推しなので他事務所の曲もバッチリですが」

桃子「……そうですか」

あずさ「うふふ」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

あずさ「アシスタントの三浦あずさと」

桃子「同じくアシスタントの周防桃子でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙あずさ桃子「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！　流石は先輩、抜群の安心感です！」

あずさ「そうかしら？　前回、迷惑かけちゃってたから、少しは返さないと、って思ってたんだけど」

亜利沙「大丈夫ですよ。というか、特別版での迷子はファンからしたらご褒美です！」

桃子「もう亜利沙さん、ダメなものはダメって言わないと。育から聞いてたから、今回は桃子がずっと見張ってたんだからね」

あずさ「桃子ちゃん、ありがとう」

亜利沙「本当に助かります。桃子ちゃんセンパイに任せてたら安心です！」

桃子「もう……ま、まぁ、頼られるのは悪い気はしないけど」


北上麗花「ぱんぱかぱ～ん！　そんないい子の桃子ちゃんには、ピーチ味のプリンをプレゼント！」


桃子「ﾑｸﾞｯ」

亜利沙「麗花ちゃん！」

麗花「生放送お疲れ様～。とってもニュースしてたから、亜利沙ちゃんはイチゴ味！」

亜利沙「ありがとうございますぅ！」

麗花「あずささんはブドウ味！　あっ、イメージカラーのパープル！」

あずさ「あらあら～、ありがとう」

麗花「パープルと言えば……もしかして、ナス味の方が良かったですか？」

あずさ「……ふふっ、もう麗花ちゃんったら。ブドウ味で良かったわよ」

桃子「麗花さん、おいしいけど、いきなり口に入れるのはやめてよね」

麗花「じゃあ、ちゃんと言うね。ほら、桃子ちゃん、あーん」

桃子「やらなくていいから！　スプーン渡して！」

亜利沙「ムフフ」

亜利沙「ちなみに、このプリン、どうしたんですか？　また茜ちゃんが買ってきてくれているものですか？」

麗花「ううん、ボウリングの商品券で買ったんだよ。焼き肉で余った分は麗花ちゃんに、って、このみさんから貰った分！」

亜利沙「なるほど」

麗花「茜ちゃんにもいつものお礼で買ってきたから、ばっちり！　早く渡したいな～」

桃子「ちなみに、茜さんのは何味なの？」

麗花「余ったナス味だよ」

亜利沙桃子「えっ？」

あずさ「ほ、本当にあるのね……」

おわり