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トップページその他SS > 喜多ちゃん「おはよう、ひとりちゃんっ!」ぼっち「お、おはようございます、喜多さん」

1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/12/30(金) 23:19:39.650 ID:wg/JUZ2j0.net

学校の廊下

喜多「…」

喜多「…、うん、おはよう、ひとりちゃん」

ぼっち「は、はい…」

ぼっち「(あれ…、いま一瞬空気が冷えたような)」

喜多「…そういえば、この間のライブ、すごく盛り上がって
よかったね、ひとりちゃんのソロすごくかっこよかったもの、ね、ひとりちゃん?」

ぼっち「へ、へへ…そんな…、あ、あのあの時は喜多さんもすごく上手にフォロー」
してくれて」

喜多「……」

喜多「そう?ありがと、ひとりちゃん」

ぼっち「(あ、あれ…なんか…空気が冷えたような…)」






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2: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/12/30(金) 23:20:26.762 ID:wg/JUZ2j0.net

ぼっち「そんなこんなで、最近喜多さんが心なしか機嫌悪いような気がして」

リョウ「はあ…、ぼっちは郁代の気持ちがまるでわかってないね」

ぼっち「え、そ、それはどういう…」

リョウ「文化祭のライブ後、郁代はぼっちのこと、『後藤さん』呼びから
『ひとりちゃん』呼びに変えて明らかに歩みよろうとしてるよね?
それなのに、ぼっちときたら、いまだに『喜多さん』呼びのまま」

リョウ「それで、郁代の機嫌が悪くなってきてるんだ。ぼっちも
ちゃんと、郁代のこと、下の名前で呼んで歩み寄らないと」

ぼっち「え、そ、そうですかね、き、喜多さんに限ってそんなことで
機嫌悪くなるなんて…、むしろ私みたいなのに馴れ馴れしい呼ばれ方
するの抵抗があるかとおもって控えてたんですけど…」

リョウ「ええい、何をウジウジとっ、つべこべ言わないで、今日から
下の名前で呼ぶんだ、ぼっち」

ぼっち「は、はい」

虹夏「ごめーん、遅れちゃってー、あれ、2人で楽しそうに何話してたの?」

リョウ「別に」


3: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/12/30(金) 23:21:12.794 ID:wg/JUZ2j0.net

練習中

喜多「い、いまのところ、どうでしたか?うまく合わせられなくて」

ぼっち「い、いい、今のギター、す、すごくよかったと思いますっ、喜多…
い、郁代ちゃんっ」

喜多「!?」

ぼっち「テンポも以前よりずれてないし、お、音程も、よ、よよかったです、
い、郁代ちゃんっ」

喜多「!?、!?」

リョウ「(ぷぷ…これはいい。ぼっちからの下の名前呼びで
前の打ち上げみたく、弱った新鮮な郁代をまた見ることが…)あれ?」

喜多「…/////」プルプル


4: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/12/30(金) 23:21:32.024 ID:wg/JUZ2j0.net

リョウ「(郁代…顔真っ赤だ、私の時と反応違う…なんで?」

喜多「ご、後藤さんっ…、ご、ごめんっ…、い、今はまだっ…郁代呼びじゃなくてっ、
せめて『喜多ちゃん』呼びでお願いできるかしらっ!」

ぼっち「は、はひっ…(あ、歩み寄ろうとしたら、きょ、距離とられたっ)」グニャア…

リョウ「あ、あー、ぼっちが溶けちゃった…」

虹夏「ええ、何々何事!?」

喜多「ご、ごごめんなさいっ、わ、わたしちょっとトイレっ行ってきますねっ////」




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