2: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:26:48 ID:WHyo
3: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:27:29 ID:WHyo
ジュージュー
ガチャ
福田のり子「いい音……って煙たい!」

志希「のりちゃん、やっほー」
のり子「志希? 来てたんだ。屋上でバーベキューしてるの?」
志希「そそ。実験してみたくなったんだよねー」
のり子「実験?」
4: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:28:14 ID:WHyo
海美「あっ、のりさん! のりさんも食べてく?」
のり子「焼いてるの海美だったんだ。煙でよくわからなかったけど」
海美「うん! なんだかね、すっごく煙が出ちゃうの!」
のり子「何作ってるの?」
海美「女子力焼きそばSR!」
のり子「……へえ」
5: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:29:22 ID:WHyo
海美「志希にゃんが食べたいって言うから、作ってるの!」
のり子「ええっ! 志希、大丈夫?」
志希「何が?」
のり子「いや、体調とか、胃とか、幻覚とか」
志希「そういうことなら大丈夫じゃないなー」
のり子「ええっ! それなら一旦医務室かせめて仮眠室に行こう!」
志希「仮眠室にいったらピンクのユニコーンが見られるの?」
のり子「……へ?」
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6: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:29:56 ID:WHyo
のり子「何? 見たいの?」
志希「もちろん! そういう噂を聞きつけたから、海美ちゃんに作ってくれるようにお願いしたんだよ」
のり子「いや、え? 本当に見たいの?」
志希「うん。だって、怪しいクスリでもないのに、のりちゃんを一撃ノックダウン! 幻覚までって、すごくない?」
のり子「幻覚じゃ……まぁでも、そうかもね」
7: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:30:42 ID:WHyo
志希「それで自分なりにいろいろ調べて、女子力ソースは作ったんだけどねー。料理しても、飲んでもダメだった」
のり子「倒れなくて良かった……って、飲んだの!?」
志希「うん。で、何か作る工程に秘密があるのかなーって思って、海美ちゃんに作ってもらってるんだよねー」
海美「お待ちどうさま! 第3弾、できたよ!」
志希「おおー、これは期待できそう。今までで一番ピンク♪」
のり子「大丈夫かなぁ……」
8: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:31:13 ID:WHyo
志希「いただきまーす」チュルチュル
志希「……」モグモグ
海美「どう? どう?」
志希「うん、刺激的♪ でも、何も見えないし、一撃ノックダウンもされないねー」
海美「そっかー……のりさん、どうすれば良いと思う?」
のり子「いや、普通に食べられるのなら、それが正解じゃないの?」
9: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:31:57 ID:WHyo
志希「あっ、そうだ。のりちゃんが食べて、その時の味になるようにアドバイスしてくれたらいいんじゃない?」
海美「たしかに!」
のり子「えええ?」
海美「それじゃ、はい! のりさん、どうぞ」
のり子「いや、アタシ、細かい味の違いとかわかんないから」
志希「大丈夫。傾向だけでもわかれば対策もできるから」
のり子「……まぁ、いいけど、期待しないでよ」
海美「めしあがれ!」
10: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:32:33 ID:WHyo
のり子「いただきまーす」チュルチュル
のり子「……」モグモグ
海美「どう? どう?」
のり子「キュー」バタン
志希「おー! んん?」
11: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:33:02 ID:WHyo
志希「一撃ノックダウンということは、これが当時と同じやつなの?」
海美「あまり覚えてないけど、その時よりピンクは濃いと思う」
志希「うーん」チュルチュル
志希「……」モグモグ
海美「どう?」
志希「何ともない……つまり!」
12: 名無しさん@おーぷん 23/02/04(土) 21:33:29 ID:WHyo
志希「のりちゃんの唾液か胃液と反応してる可能性が!」
海美「おお! なるほど!」
志希「よし、そうと決まれば、採取しちゃおう。試験管はっと……」
のり子「なんで……へいき……なの……」ガクッ
おわり
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