1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 18:51:18.11 ID:5hvrFQQCo
千川ちひろ「し尺倒壊に怒られそうなタイトルですね」

P「気にしたら負けです」
ちひろ「しかしなんでまた北海道に?」
P「ちょっと自分探しをしてみたくなりまして」
ちひろ「うわぁ……」
P「なんですか! なんですかその反応!?」
ちひろ「ま、まあいいです。ここのところ働き詰めでしたから、たまにはリフレッシュしに行って、どうぞ」
P「でもどこへ行けばいいのか皆目見当がつかないんですよね」
ちひろ「じゃあなんで北海道いこうとか言い出したんですか!!??」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 19:44:54.07 ID:5hvrFQQCo
P「――そんなわけで諸君にホイホイ集まってもらったのだ」
相川千夏「なるほど、だからこのメンバーがここにいるのね……」

アナスタシア「Доброе утро……役に立てるかわかりませんが……」

梅木音葉「私でよければ……お手伝いします」

黒川千秋「でもPさん、こういうのって逆に地元民はあまりわからないものよ?」

柳瀬美由紀「みゆき、地理苦手だから……参考になるかわからないよ?」

双葉杏「まったく、そんなわけわかんない理由で呼ばないでよ。これなら無視して寝てればよかった」

P「まあまあ杏、飴やるから少し手助けしてくれ」
杏「んー……仕方ないなぁ……」
P(ちょろい)
杏「なに、プロデューサー」
P「なんでもない」
相川千夏「なるほど、だからこのメンバーがここにいるのね……」

アナスタシア「Доброе утро……役に立てるかわかりませんが……」

梅木音葉「私でよければ……お手伝いします」

黒川千秋「でもPさん、こういうのって逆に地元民はあまりわからないものよ?」

柳瀬美由紀「みゆき、地理苦手だから……参考になるかわからないよ?」

双葉杏「まったく、そんなわけわかんない理由で呼ばないでよ。これなら無視して寝てればよかった」

P「まあまあ杏、飴やるから少し手助けしてくれ」
杏「んー……仕方ないなぁ……」
P(ちょろい)
杏「なに、プロデューサー」
P「なんでもない」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:00:17.67 ID:5hvrFQQCo
――函館出身、相川千夏の場合
千夏「さて、おすすめとは云っても……Pさんの好みがわからないことにはね」
P「温泉」
千夏「……即答ね」
P「そりゃあ日本人ならおちゃづ――温泉やろが!」
千夏「なら喜びなさいな、函館の周辺は温泉がたくさんあるわ」
千夏「Pさんなら……水無海浜温泉なんていいんじゃないかしら」
千夏「海の中にある温泉よ。満潮時はもちろん干潮時でも入れないから、時間のチェックはきっちりとね」
千夏「さて、おすすめとは云っても……Pさんの好みがわからないことにはね」
P「温泉」
千夏「……即答ね」
P「そりゃあ日本人ならおちゃづ――温泉やろが!」
千夏「なら喜びなさいな、函館の周辺は温泉がたくさんあるわ」
千夏「Pさんなら……水無海浜温泉なんていいんじゃないかしら」
千夏「海の中にある温泉よ。満潮時はもちろん干潮時でも入れないから、時間のチェックはきっちりとね」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:02:39.04 ID:5hvrFQQCo
千夏「あとは、ラッピ……函館のご当地バーガーなんてどう」
千夏「ラッキーピエ口って云う、ほぼ函館にしかないハンバーガーチェーンなんだけど、ランキング一位になったことがあるの」
加蓮「なにそれ! 食べてみたい!」ガバッ

P「うおっ! どこから湧いた!?」
加蓮「ちょっと、人を虫みたいに言わないでよね! Pさん、函館連れてって!」
P「おいおいおいなんだその表参道連れてって的なノリは」
千夏「ラッキーピエ口って云う、ほぼ函館にしかないハンバーガーチェーンなんだけど、ランキング一位になったことがあるの」
加蓮「なにそれ! 食べてみたい!」ガバッ

P「うおっ! どこから湧いた!?」
加蓮「ちょっと、人を虫みたいに言わないでよね! Pさん、函館連れてって!」
P「おいおいおいなんだその表参道連れてって的なノリは」
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10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:04:18.25 ID:5hvrFQQCo
加蓮「それにアタシ北海道行ったことないし! 行ってみたい!」
P「俺のプライベートな旅に国民のアイドルを連れ回せるわけないだろう。ファンに殺されちまう」
加蓮「ちぇ、残念……」シュン
P(こんど加蓮に道南の仕事とってくるか……)
P(いやホントは連れ回したいんだけどね、だけどね、奈緒はともかく凛に絶対怒られるもん)
凛「ねえ、プロデューサー。いま何か聞こえた気がするんだけど?」
P「ファッ!? ききき気のせいだろ?」
P「俺のプライベートな旅に国民のアイドルを連れ回せるわけないだろう。ファンに殺されちまう」
加蓮「ちぇ、残念……」シュン
P(こんど加蓮に道南の仕事とってくるか……)
P(いやホントは連れ回したいんだけどね、だけどね、奈緒はともかく凛に絶対怒られるもん)
凛「ねえ、プロデューサー。いま何か聞こえた気がするんだけど?」
P「ファッ!? ききき気のせいだろ?」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:08:58.67 ID:5hvrFQQCo
――稚内出身、アナスタシアの場合
P「エータ クニーガ」
アーニャ「Что?」
P「いや、俺が知ってるロシア語これしかなくて」
アーニャ「くす……そうですか」
P「稚内だと何がおすすめ?」
アーニャ「見所、とかは……よく、わかりませんが……稚内は、本場のロシア料理、食べられるお店、たくさん、あります」
P「へえ、本場のロシア料理か。ロシアの人が作ってくれるんだ?」
アーニャ「Да、懐かしい、味です」
P「エータ クニーガ」
アーニャ「Что?」
P「いや、俺が知ってるロシア語これしかなくて」
アーニャ「くす……そうですか」
P「稚内だと何がおすすめ?」
アーニャ「見所、とかは……よく、わかりませんが……稚内は、本場のロシア料理、食べられるお店、たくさん、あります」
P「へえ、本場のロシア料理か。ロシアの人が作ってくれるんだ?」
アーニャ「Да、懐かしい、味です」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:10:13.05 ID:5hvrFQQCo
アーニャ「あとは……晴れた日のサロベツの海岸は、Звезда……星を見るのに、最高の、場所です」
P「そうか、是非ともアーニャと一緒に、サロベツで星空を鑑賞したいものだな」
アーニャ「Я、楽しみに、してます」
P(プァーフェクトカミュニケイシャン!)
P「そうか、是非ともアーニャと一緒に、サロベツで星空を鑑賞したいものだな」
アーニャ「Я、楽しみに、してます」
P(プァーフェクトカミュニケイシャン!)
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:13:17.06 ID:5hvrFQQCo
――登別出身、梅木音葉の場合
P「の! ぼ! り! べ! つ! (Ah!) といえば!」
音葉「く! ま! ぼ! く! じょ!」
クマボックッジョッ!
P「……」
音葉「…………ハッ」
音葉「見なかったことに……してちょうだい……」
P(かわいい)
P「の! ぼ! り! べ! つ! (Ah!) といえば!」
音葉「く! ま! ぼ! く! じょ!」
クマボックッジョッ!
P「……」
音葉「…………ハッ」
音葉「見なかったことに……してちょうだい……」
P(かわいい)
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:19:25.67 ID:5hvrFQQCo
音葉「登別すなわち温泉……これは言うまでもないけれど」
音葉「大湯沼から溢れ出る温泉の……天然足湯は……森林浴もできて好き……」
音葉「あとは……倶多楽湖の湖畔で……ゆっくりするのも……悪くないわ……」
音葉「大湯沼から溢れ出る温泉の……天然足湯は……森林浴もできて好き……」
音葉「あとは……倶多楽湖の湖畔で……ゆっくりするのも……悪くないわ……」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:20:05.50 ID:5hvrFQQCo
――旭川出身、黒川千秋の場合
千秋「Pさんでは、旭山動物園は合わないわね」
P「っていうか旭川で思いつくものナンバーワンすぎて捻りがないよねそれ」
千秋「うるさいわね!」
千秋「なによ、変化球でも投げれば良いの? ……近くに比布っていう町があるわ」
P「エレキバン?」
千秋「言うと思った。アナタ、単純ね」
P「振ったのそっちだろォ!?」
千秋「まあそんなことは置いときましょ」
P「置いとかれちゃったよ」
千秋「Pさんでは、旭山動物園は合わないわね」
P「っていうか旭川で思いつくものナンバーワンすぎて捻りがないよねそれ」
千秋「うるさいわね!」
千秋「なによ、変化球でも投げれば良いの? ……近くに比布っていう町があるわ」
P「エレキバン?」
千秋「言うと思った。アナタ、単純ね」
P「振ったのそっちだろォ!?」
千秋「まあそんなことは置いときましょ」
P「置いとかれちゃったよ」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:23:17.38 ID:5hvrFQQCo
千秋「旭川という街は、綺麗で落ち着くところよ。特にあてどもなく歩くのも悪くないわ」
千秋「夜には、旭川グランドホテルのバーでアルコールを傾けるのがいいわね」
千秋「旭川の夜景を眺めながら、落ち着いて呑めるわ」
千秋「旭川は、札幌ほど煩くなく、僻地ほど不便でもない、バランスのいい街よ」
千秋「夜には、旭川グランドホテルのバーでアルコールを傾けるのがいいわね」
千秋「旭川の夜景を眺めながら、落ち着いて呑めるわ」
千秋「旭川は、札幌ほど煩くなく、僻地ほど不便でもない、バランスのいい街よ」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:24:38.19 ID:5hvrFQQCo
――津別出身、柳瀬美由紀の場合
P「んー美由紀は津別だったな」
杏「……津別ってどこ?」
P「お前北海道出身だろ!」
杏「ふっふっふ、ニートをなめないでほしいね」
P「胸張って言うことじゃねえよな!?」
P「んー美由紀は津別だったな」
杏「……津別ってどこ?」
P「お前北海道出身だろ!」
杏「ふっふっふ、ニートをなめないでほしいね」
P「胸張って言うことじゃねえよな!?」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:25:19.00 ID:5hvrFQQCo
美由紀「えっとねー、津別はね、東のほう!」
杏「うーん、わかんない。地図見よう。へえ……屈斜路湖の西岸なんだ。どんなところ?」
美由紀「みゆきの家の周りは、なんにもないけど自然はいっぱいだよ!」
P(美由紀の両親へ挨拶に行ったときチラっと調べたけど林業が主産業だもんな)
美由紀「んーと、んーと、津別峠?っていうところがなんか景色いいらしいけど」
美由紀「あとはチミケップっていうきれいな湖があるよ!」
美由紀「隣町の陸別ってところは、なんでも日本一寒い町らしいよ!」
杏「うーん、わかんない。地図見よう。へえ……屈斜路湖の西岸なんだ。どんなところ?」
美由紀「みゆきの家の周りは、なんにもないけど自然はいっぱいだよ!」
P(美由紀の両親へ挨拶に行ったときチラっと調べたけど林業が主産業だもんな)
美由紀「んーと、んーと、津別峠?っていうところがなんか景色いいらしいけど」
美由紀「あとはチミケップっていうきれいな湖があるよ!」
美由紀「隣町の陸別ってところは、なんでも日本一寒い町らしいよ!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:27:49.15 ID:5hvrFQQCo
――札幌出身、双葉杏の場合
P「で、最後は杏だ」
杏「えーもう他の子からたくさん聞いたからいいでしょ」
P「俺と話をすればそれだけ仕事に行く時間が遅くなるというのに」
杏「よしプロデューサー、たっぷり話をしようじゃないか!」
P(ちょろい)
P「杏は札幌だったな」
杏「そうだね、札幌の新琴似ってとこ」
杏「あらかじめ言っておくけどなんにもないよ」
杏「そりゃ麻生から地下鉄乗って都心へ出れば話は別だけどね」
杏「あそうじゃないよ、あざぶでもないよ。あさぶだよ」
P「ジモティーと他所者を区別するリトマス試験紙になるなそれ」
P「で、最後は杏だ」
杏「えーもう他の子からたくさん聞いたからいいでしょ」
P「俺と話をすればそれだけ仕事に行く時間が遅くなるというのに」
杏「よしプロデューサー、たっぷり話をしようじゃないか!」
P(ちょろい)
P「杏は札幌だったな」
杏「そうだね、札幌の新琴似ってとこ」
杏「あらかじめ言っておくけどなんにもないよ」
杏「そりゃ麻生から地下鉄乗って都心へ出れば話は別だけどね」
杏「あそうじゃないよ、あざぶでもないよ。あさぶだよ」
P「ジモティーと他所者を区別するリトマス試験紙になるなそれ」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:31:14.33 ID:5hvrFQQCo
杏「札幌は自家焙煎のコーヒー屋さんの激戦区だよ。杏はよくわからないけどね」
杏「スープカレーは札幌名物として根付いたけど、ブームに乗ろうとして出てきた店は地雷のことが多いから、少なくとも15年以上の歴史があるお店を選んだ方がいいよ」
杏「あとはてきとーにガイドブックでも読めばいいんじゃない?」
P「まあ……札幌はな……」
杏「両親の実家は浜中ってところだけど」
P「モンキーパンチと知り合いの可能性が微レ存!?」
杏「さすがにそれはないんじゃないかな」
杏「スープカレーは札幌名物として根付いたけど、ブームに乗ろうとして出てきた店は地雷のことが多いから、少なくとも15年以上の歴史があるお店を選んだ方がいいよ」
杏「あとはてきとーにガイドブックでも読めばいいんじゃない?」
P「まあ……札幌はな……」
杏「両親の実家は浜中ってところだけど」
P「モンキーパンチと知り合いの可能性が微レ存!?」
杏「さすがにそれはないんじゃないかな」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:32:15.59 ID:5hvrFQQCo
杏「霧多布湿原とかなぎさのドライブウェーとかあるけど、杏的にはキョーミなし」
杏「うまいもん市では花咲ガニの釜茹でがすっごい安く食べられるよ」
P「おっ、いいねえカニ」
杏(まあ地元民にはタダみたいなものなんだけどねアレ)
杏「隣の厚岸は牡蠣が名産だからよく食べたなあ」
P「お? 杏は牡蠣好きだったの?」
杏「ううん、一度当たって以降は全く食べなくなった」
P「Oh……」
杏「うまいもん市では花咲ガニの釜茹でがすっごい安く食べられるよ」
P「おっ、いいねえカニ」
杏(まあ地元民にはタダみたいなものなんだけどねアレ)
杏「隣の厚岸は牡蠣が名産だからよく食べたなあ」
P「お? 杏は牡蠣好きだったの?」
杏「ううん、一度当たって以降は全く食べなくなった」
P「Oh……」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:33:11.45 ID:5hvrFQQCo
P「――よし諸君! 助言ご苦労! これで有意義な自分探しの旅になりそうだ!」
――そう言ってプロデューサーさんは意気揚々と北海道へ出かけていきました―― ナレーション:大天使ちひろ
――そう言ってプロデューサーさんは意気揚々と北海道へ出かけていきました―― ナレーション:大天使ちひろ
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 20:37:16.30 ID:5hvrFQQCo
その後――
凛「ねえ、ちひろさん。プロデューサー、昨日東京へ帰ってきてるはずなのにまだ出社してこないね」

ちひろ「そうねえ。プロデューサーさん、考えてることは正直アレだけど仕事をさぼったりはしないから、少し気になるわね」
prrr…… prrr……
ガチャ
ちひろ「はい、CGプロです」
ちひろ「はい、たしかにPは我が社の者ですが……」
ちひろ「……えっ!? 札幌はカワイイ娘が多いから手当たり次第スカウトしまくってたら通報されて留置所入れられた!?」
ちひろ「なにしとんじゃあいつはああああああ!!!」
おわり
凛「ねえ、ちひろさん。プロデューサー、昨日東京へ帰ってきてるはずなのにまだ出社してこないね」

ちひろ「そうねえ。プロデューサーさん、考えてることは正直アレだけど仕事をさぼったりはしないから、少し気になるわね」
prrr…… prrr……
ガチャ
ちひろ「はい、CGプロです」
ちひろ「はい、たしかにPは我が社の者ですが……」
ちひろ「……えっ!? 札幌はカワイイ娘が多いから手当たり次第スカウトしまくってたら通報されて留置所入れられた!?」
ちひろ「なにしとんじゃあいつはああああああ!!!」
おわり
転載元:モバP「そうだ、北海道いこう」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376733077/
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