亜利沙「松田亜利沙、文字でもうるさい」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が先日、誕生日を迎えました」

亜利沙「劇場でお祝いして貰うなど、充実した1日を送ったとのことですが」

亜利沙「SNS上では、誕生日おめでとうというメッセージに対し、！を乱用して返事」

亜利沙「文字なのにうるさかった模様です」

真美「おめでとう！に対して、ありがとう！！！！！くらいのテンションでしたね」

莉緒「亜利沙ちゃんらしいですね」

亜利沙「本当は、関係者以外にも返事したかったのですが、ありがたいことにキリがなくて。この場でお礼申し上げます……皆様、音量にはご注意ください」

亜利沙「いいですか？……お祝い、ありがとうございました！！！！！！！！！！！！！」

真美「なつかしいビックリマークの数な気がします」

亜利沙「感動が甦る……続いてのニュースです。双海真美さん」

真美「はい」

真美「双海真美、真壁ゼミ」

真美「アイドル双海真美が楽しく宿題をしてしまったことが明らかになりました」

真美「アイドル真壁瑞希による、○んけんゼミならぬ真壁ゼミがバッチリはまり」

真美「いつも以上のスピードでクリアしたとのことです」

亜利沙「羨ましいですね……わたくしにもそのゼミ、教えていただけませんか？」

真美「いいですよ。これをやるだけで、勉強だけでなく、部活も恋も全部うまくいきます！」

亜利沙「なんと！　おいくらですか？」

真美「今ならみずきんの気分次第で、なんと最大100％オフです！　無料です！」

亜利沙「なんと！　それはお得を通り越してもはや申し訳ないレベルです！　むしろ払わせてください！」

莉緒「……2人とも、いつ打ち合わせしたの？」

真美「アドリブですよ」

亜利沙「そうですね」

莉緒「すごい……流石ですね」

亜利沙「ちなみに、恋がうまくいくのは、アイドルとしてあまり喜ばしい状況ではないですので、そこは訂正しておきましょうか」

真美「たしかに。ノリノリでテキトーになっちゃいました」

亜利沙「続いてのニュースです。百瀬さん」

莉緒「はい」

莉緒「百瀬莉緒、デ・ー・ト♪」

莉緒「アイドル百瀬莉緒がデートをしていたことが明らかになりました」

莉緒「お相手はアイドル白石紬で、誕生日ホワイトボードで約束」

莉緒「当日は行けなかったため先延ばしになっていましたが、先日遂に実現」

莉緒「アパレルショッピングをしたとのことです」

亜利沙「こちらも羨ましいですね」

莉緒「亜利沙ちゃんも行く？　誕生日も最近だし、いくつか買ってあげますよ」

亜利沙「いやっ、そこまでは申し訳ないですよ。既にプレゼントもいただいて、更にって言うのは……来年、是非お願いします！」

莉緒「遠慮しなくていいのに」

真美「なるほど、来年、せくちーな服を着たありさちんが見られると」

亜利沙「え？」

莉緒「もう、真美ちゃん。そういう服を押しつけたりはしないですよ。この前も紬ちゃんでしたし」

亜利沙「そうですよね。露出は控えめですよね」

莉緒「あ、もちろん、薦めはしましたよ。もっと大胆にしたら？って」

真美「なるほど。そして来年、断りきれなかったありさちんがヘロモンムンムンの服を着てると」

亜利沙「ああ……想像できちゃいますね……そうすると着ずに家に飾ってそうです」

莉緒「え？」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「如月千早、捻挫」

亜利沙「アイドル如月千早が、小さな段差に気付かず、捻挫してしまったことが明らかになりました」

亜利沙「幸いにもすぐ対処したため大事には至らず、直後も何とか歩けた模様です」

亜利沙「これに対しアイドル天海春香は、なぜその程度で怪我をするのかと」

亜利沙「不思議に思ったとのことです」

莉緒「春香ちゃんはよく転んでますもんね」

真美「しかも、すごい音ですよね。いつも、どんがらがっしゃーん、って聞こえてきます」

亜利沙「それで基本的に無傷というのがすごいですよね……ちなみに、如月千早さんは大分回復したようです」

莉緒「それは良かったですね」

亜利沙「はい。続いてのニュースです」

亜利沙「福田のり子、弱肉強食？」

亜利沙「アイドル福田のり子が、アイドル星井美希に負けたことが明らかになりました」

亜利沙「これはヒョウの衣装の尻尾の付き方が気になった星井美希がガッチリ掴んで調査したからで」

亜利沙「掴まれた福田のり子は肉食獣なのに、ウサギに負ける形になったとのことです」

亜利沙「これを見たアイドル七尾百合子は、良からぬ妄想をした模様です」

莉緒「良からぬ妄想？」

亜利沙「これに関しては星井美希さんがスカートの中を見ようとしたのが原因かと」

真美「ゆーりらしいですね」

莉緒「えっと……良からぬ……」

真美「ぴゅあぴゅあなりおっちには難しいようですな」

莉緒「いや、わ、わかりますよ」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「田中琴葉、女子力ポーズ習得？」

亜利沙「アイドル田中琴葉が、アイドル高坂海美考案の女子力ポーズを習得しました」

亜利沙「まるで難易度高めのヨガのような、常人離れしたポーズでしたが」

亜利沙「アイドル百瀬莉緒にバッサリ『それは女子力ポーズではない』と言われ」

亜利沙「正気に戻った模様です」

莉緒「ああ、あれね。どのあたりが女子力かわかりませんでした」

亜利沙「わかる人はいないと思われます……横山奈緒さんがツッコミを放棄したことを申し訳なく思ってるようです」

真美「うみみんもツミな女ですなー」

莉緒「それで、代わりに私が思う女子力ポーズを教えました。またどこかで披露してくれることと思います」

真美「それはそれでズレてそうな予感がします」

亜利沙「概ねその通りかと」

莉緒「え？」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

真美「アシスタントの双海真美と」

莉緒「同じくアシスタントの百瀬莉緒でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙真美莉緒「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございま」

真美「あっ、しまった！」

亜利沙「ど、どうかしましたか？」

真美「ミリク口リバーンの宣伝忘れてた！　ちょうど真美とりおっちだったのに！」

莉緒「そうね。今回のアシスタントもそれで選ばれたの？」

亜利沙「偶然ですよ。Dさんの先見の明と言いますか……こちらが決まってから、ミリクロの発表でしたからね」

莉緒「すごいわね」

真美「せっかくのせくちー放送回だったのに……こんなことなら、はじけろー！回にすれば良かった」

亜利沙「そ、それは番組的にちょっと遠慮していただけると、助かります」


琴葉「生放送お疲れ様です」

亜利沙「琴葉ちゃん、ありがとうございますぅ！」

真美「はじけろー！」

琴葉「ま、まだ夏には早いかな……それより、その、女子力ポーズの件なんだけど」

莉緒「どう？　出来るようになった？」

琴葉「はい……でも、だ、大丈夫なんですか？　ちゃんとそういうポーズなんですか？」

莉緒「もちろん♪」

真美「真美は見てから決めるね」

亜利沙「……そうですね」

莉緒「ほら、琴葉ちゃん、やっちゃって！」

琴葉「はい、えっとこうやって……」

莉緒「そうそう、バッチリ！」

真美「……ほう」

亜利沙「……なるほど」

琴葉「えっと、その反応は、どういう？」

真美「まぁまぁ、うん。琴葉お姉ちゃんがいいならいいんじゃない？」

亜利沙「そうですね」

琴葉「ええっ、それは不安……」

莉緒「もう、大丈夫よ」

真美「じゃーさ、兄ちゃんに見てもらったら？　それなら大丈夫っしょ」

琴葉「それは……もうちょっと後にするね。ちゃんと自分の物にしてから……」

亜利沙「新たなオフショットに期待ですね」

おわり