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トップページモバマス > 【デレマス】モバP「百面相」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 17:32:08.48 ID:+oJgY96BO

凛「プロデューサーってさ人によって態度ちがうよね」


未央「そーだっけ?そんなことなくない?」


凛「そんなことあるよ」


卯月「なんで凛ちゃんはそう思ったんですか?」





2: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:33:33.62 ID:+oJgY96BO

凛「実は───」


未央「あ、これ回想に入っちゃう感じ?」


卯月「みたいですね」


そう、あれは一昨日の昼下がり。天気はあいにくの雨、私は一日オフでハナコの散歩をしていた。その時偶然、コンビニでお昼を買って帰る途中のプロデューサーを見つけたんだ。
休日に会うなんて運命を感じちゃって、プロデューサーの後を追いかけたんだ。
そしたら曲がった先にプロデューサーが立ち止まってて、下を向いてたんだ。
注意して良く見たら、足元に段ボールがあって、中に白い仔猫が入ってた。
そしてその猫を抱えあげて『ごめんな、留美が猫アレルギーでウチでお前は飼えないんだ。腹……減ってるだろ?』って魚肉ソーセージだしてたべさせてたの!

はっ、プロデューサーの魚肉ソーセージ!?

ん?あ、間違えたこれじゃないこれじゃない。


3: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:34:32.40 ID:+oJgY96BO

未央「えええ!?」


卯月「今までの無駄な回想はなんだったんですか!?」


凛「ごめんごめん間違えたよ、話したかったのは蘭子と話すプロデューサーの事」


卯月「たしかに蘭子ちゃんの言葉で話してますもんね、でもコミュニケーションの手段として以前勉強してましたし」


凛「それは、分かってるけど……」


4: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:35:22.26 ID:+oJgY96BO

未央「とゆーかさっきの話の中で、留美さんとプロデューサーが同棲してそうな所なかった?」


凛「えっ?どこ?」


未央「留美がいるから家で飼えないって」


卯月「でもウチって事務所のことじゃ?」


未央「わかんないよ?家かもだし」


凛「確かめてくるっ!」ダッ


未央「行ってらっしゃ〜い」




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5: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:36:39.01 ID:+oJgY96BO

卯月「行っちゃいましたね」


未央「これでプロデューサートークに巻き込まれなくてすむね」


卯月「私が言うのも何ですけど、プロデューサーの話になると凛ちゃん長いですもんね」


未央「そーそー、もう疲れちゃうよ〜」


卯月「でも不思議とプロデューサーの意外な一面を知れて楽しいんですよね」


未央「んー、一理あるなぁ、渋りんの話すプロデューサーは、アタシのプロデューサーと同一人物とは思えない様な感じの話だもん」


6: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:39:09.39 ID:+oJgY96BO

卯月「凛ちゃんの話すプロデューサーって、落ち着いてて口数少なくて、たまに居眠りしちゃうカワイイ一面もある人って感じですよね」


未央「アタシそんなプロデューサー見たことなーい」


卯月「そうなるとさっき凛ちゃんが言ってた、人によって態度がちがうっていうのも、そうなのかもしれませんね」


未央「そうだ!しまむーの中でプロデューサーって普段どんな感じなの?」


卯月「えっ?私ですか?えーっと、いつも笑ってて、お仕事が上手くいったら褒めてくれて、誠実を絵に書いたような人です」


未央「へぇ〜そうなんだ!プロデューサーがねぇ」


7: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:40:26.52 ID:+oJgY96BO

卯月「その言い方だと未央ちゃんのときはまた違う感じなんですか?」


未央「まぁね、アタシの中でのプロデューサーってのは、時間には厳しいけどわりとフランクで、軽口や冗談なんかを言い合える、お兄ちゃんみたいな人だもん」


卯月「わぁー、同じ人物でここまで違うってすごいですね!」


未央「んーここまで違うと他の人達はどんな感じなのか気にならない?」


卯月「島村卯月、気になります!」


未央「よっし、じゃあちゃんみお調査隊出発〜!」


卯月「おーっ!」


8: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:41:37.09 ID:+oJgY96BO

未央「よーし、まずはレッスン場にいこうか!」


卯月「?事務所じゃなくて?」


未央「だって事務所のライブイベントでもない限り、その日にレッスンの子たちがいるからね!スタートからいないなんていう出鼻をくじかれることもないし、事務所だと調査対象のプロデューサーがいるからね!」


卯月「そっか、意外としっかり考えてたんですね!」


未央「おっ?それはどうゆうことかな?」


9: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:42:41.43 ID:+oJgY96BO

卯月「あっ、中で142sの子たちが休憩してます!」


未央「失礼しまーす!ちゃんみお調査隊でーす」


卯月「皆さんの中でプロデューサーがどんな感じか教えてもらえませんか?」


幸子「おはようございます、カワイイボクの話じゃなくてプロデューサーの話でいいんですか?」


未央「おはようさっちゃん。うん、3人のプロデューサー人物像を教えてちょっ!」


輝子「し、親友の事をきいて、ど、どうするんだ?」


卯月「実は、私たちニュージェネレーションの中でも、プロデューサーの人物像が全然違ったので、皆さんはどうなのかなって、聞きに来たんです!」


小梅「要は、興味、本意?」


卯月「えへへっ、そうなります!」


10: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:44:34.11 ID:+oJgY96BO

小梅「ち、ちなみに、卯月さんたちの、ぷ、プロデューサー人物像って、どんな感じ、なんですか?」


卯月「未央ちゃんが──で、私が──、凛ちゃんは──って感じみたいです!」


輝子「おおっ、見事に、ばらばら、だな」フヒヒ


幸子「にわかには信じられないんですが、特に卯月さんのプロデューサーって本当にあのプロデューサーですか?」


未央「おや!さっちゃんはまた全然違う感じっぽいね!kwsk!」


幸子「ええ、ボクの中でのプロデューサーさんは、意地悪でボクの言うこと成すこと全部口を出してきて、その上、上手くいったのを報告にいっても、褒めてくれないどころか『慢心するな』ってデコピンしてくるし……」


11: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:46:26.61 ID:+oJgY96BO

幸子「カワイイボクにバラエティの芸人さんがするようなお仕事ばっかり回してくるし……」


卯月(あれ?もしかしてこれって愚痴ですか?)


幸子「でも、ボクが辛いときとか失敗したときとかには、傍に居て励まさして支えてくれて。……ライブの後だけは普段意地悪なプロデューサーさんが抱きしめて目一杯褒めてくれるんです。つまり、ボクにとってのプロデューサーさんはデリカシーのない最低なプロデューサーってことです!」ニコッ


未央「なんかよくわかなんないけど感動した!」


卯月「幸子ちゃん、プロデューサーさんのこと大好きなんですね!」


幸子「ふ、ふんっ!そんなわけないじゃないですか!あんな最低な人!ボクだって……ライブの後は汗の臭いとか気になるんですからね……」


小梅(カワイイ)


輝子(カワイイ)


12: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:54:50.00 ID:+oJgY96BO

卯月「じゃあ次は、小梅ちゃんお願いしますね」


小梅「えっ?わ、私?」


小梅「ぷ、プロデューサーは、その、怖がりでとっても、可愛い、かな?」


未央「え?でもプロデューサー、私とスプラッタとか見ても笑ってて全然平気っぽかったよ?」



小梅「ううん、実はね、プロデューサー、血とか痛いの、に、苦手らしいの。私がプロデューサーと映画見るとき、プロデューサーの膝の上で見るんだけどね、そうゆうシーンのとき、表情が一瞬引き攣って、手をギュってしてくるの」


小梅「怖いの?って、き、聞いたら、『情けないけど得意じゃない』って、苦笑い、してた、から」


13: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:56:01.69 ID:+oJgY96BO

卯月「なんだか羨ましいです!」


小梅「それに、……『小梅がいると、頼れるから安心する』って言ってくれて……///と、とにかくプロデューサーは可愛いよ」


幸子「誰ですかソレ!?とゆうか惚気ですか!?」


輝子「す、凄いな、さっちゃんの親友像とも、全然ち、違う」


未央「ホントに全部プロデューサー?双子とか三つ子なんじゃないかな!?」


輝子「プ、プロデューサーは、実はキノコで、エノキみたいに根本が別れてできてたりして……フヒヒ」


14: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:57:53.85 ID:+oJgY96BO

卯月「ええっ、それはちょっと……、ところで輝子ちゃんのプロデューサー像ってどんな感じですか?」


輝子「親友は、その……親友だ///」テレテレ


卯月「……輝子ちゃん」


輝子「な、なんだ?」


卯月「真面目に答えて(真顔)」


未央「!?」・


輝子「う、うぅぅぅ……ヒャッハー!こうなりゃヤケだぜ!私の親友のこと!全部てめぇらに教えてやるぜー!」


15: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 17:59:36.55 ID:+oJgY96BO

幸子「ちょっ、隣の隣ボイスレッスンですよ!」


小梅「大丈夫だよ、防音、しっかりしてるし」


未央「豹変には突っ込まないの!?」


卯月「流石ユニット、慣れてますねぇ」


未央「なんでしまむーは余裕綽綽なのさ!?」


卯月「……」ニコッ


未央「!?」ゾワッ


16: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:00:57.95 ID:+oJgY96BO

輝子「あ、あの……話しても、いいか?」


未央「あ、うん、なんかゴメン」


輝子「えっと、親友は、こ、こんなコミュ障な私とも、向き合って、励まし続けてくれる、根気強くて優しい奴だ……。それに、私の趣味に合わせて、キノコ料理とか、つ、作ってくれたり、パーティとかで私をニガテな人から遠ざけてくれたり、気遣いもできる。よ、要するに、親友は、私がアイドルでいる上で、ぜ、絶対必要な存在、だと思う……ぞ///////」


未央「絶対必要な存在かぁ〜、くぅー!憎いねぇ!」


卯月「そこだけだと凛ちゃんが睨みそうですね!」


小梅「輝子ちゃんの、プロデューサーも、素敵なんだね」


幸子「ちょっと待ってください!なんで同じユニットなのにボクだけ扱い違うんですか!?ボクも2人みたいなプロデューサーがいいです!」


未央「えー?さっちゃんの話しも良かった気がするけどなぁ〜」


17: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:03:48.13 ID:+oJgY96BO

幸子「でも2人の方が優しくて頼りになる感じでずるいです!どうですか、ボクのプロデューサーと交換しませんか!?」


輝子「私の親友は、親友だけだ」


小梅「さっちゃんのプロデューサーだと、一緒にホラー映画見れなさそうだから、いい」


幸子「むぅ、そこをなんとか!」


卯月「3人ともプロデューサーはもともと1人ですよ!」


未央「そうだったね、違いすぎて忘れかけてたよ!」


卯月「じゃあ次行きましょうか、3人とも、ありがとうございました!」


未央「レッスン頑張ってね〜!」


18: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:05:35.83 ID:+oJgY96BO

未央「さてさてお次は隣のレッスン場〜」


未央「おっ、こっちも丁度休憩に入った感じだねー!」


卯月「ご都合主義ですね!」


未央「メタ発言はやめたまえワトソン君!」


卯月「失礼しまむらー、ちゃんみお調査隊でーす」


比奈「ん?なんスか?」


未央「おー、ブルーナポレオンのメンバーだね!」


未央「ちょっと聞きたいんだけど、プロデューサーってどんな人?」


19: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:07:14.38 ID:+oJgY96BO

千枝「プロデューサーさんですか?未央さんたちも知ってると思いますけど」


卯月「そうなんですけど。実はプロデューサー、人によって態度とかが、全然違うんです!」


比奈「なんスかそれ、是非聞きたいっス」


春菜「いいネタになりそうですね!」


卯月「カクカクシカジカ」


比奈「へぇ、ホントにいろんな顔持ってるんスねプロデューサー」


千枝「かっこいいなぁ」


沙理奈「それで、アタシ達からみたプロデューサーがどんな感じなのか興味があると」


卯月「そうです!ぶい!」ダブルピース


未央「じゃあ今回は年齢順に行こうかな!まずは千枝ちゃん!お願いします!」


千枝「えっと、千枝のプロデューサーさんは、周りのことをよくみてて落ち着いててすごく大人って感じの人です」


未央「憧れの大人ってわけだ!」


千枝「そうですね、千枝もいつか隣にたっても恥ずかしくない様な大人の女性になれたら……」ポー


20: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:09:21.13 ID:+oJgY96BO

卯月「次は春菜さんですね!」


春菜「私のプロデューサーは、どんな眼鏡も似合う眼鏡男です!」


未央「おおっ、流石『眼鏡大明神』。プロデューサーですら眼鏡とは……」


卯月「あれ?でもプロデューサーさん普段は眼鏡掛けてませんよね?」


春菜「勿論伊達です、残念ながらプロデューサーは目がいいですから」


未央「あ、やっぱり?」


春菜「でも私が例のごとく眼鏡を勧めると必ず掛けてくれるんです。1度ふざけてアラレちゃん眼鏡を勧めたんですけど、きっちり掛けこなしてて驚きました」


未央「あのメガネのプロデューサー?想像できなーい」


21: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:12:50.47 ID:+oJgY96BO

卯月「次は合法口リの1人、荒木比奈先生お願いします!」


比奈「ちょっ、アタシの説明だけなんでそんな感じなんスか」アセアセ


比奈「えーっと、アタシのプロデューサーは……、コミケの仲間?いや、戦友っス」


卯月「コミケの戦友?」


比奈「アタシの執筆が締切に間に合いそうになくって、手伝って貰ったことがあるっス。その時プロデューサーのありがたみを感じたっス……」シミジミ


卯月「つまり、わりとどうでもいい感じなんですか?」


比奈「とゆうより、必要なことだけ連絡があって、後は放置っスね。皆同じようなモンだと思ってたんで、前二人含め驚かされたっス」


未央「えー意外!プロデューサーがアイドルを放置とか!」


ガチャ


瑞樹「ごめんなさい、前の仕事が長引いちゃって」


P「今は休憩中か?ん?未央、卯月どうしてお前らがここにいるんだ?」


22: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:15:03.78 ID:+oJgY96BO

卯月「あっ、プロデューサーさん!」


未央「比奈さん!ここはどうして放置なのか聞いた方がいいよ!」コソコソ


比奈「そうっスね、何か自分だけ放置って腹立つっス」ムッ


P「おい、何をコソコソと」


比奈「やい、プロデューサー!」


P「ん?なんだ比奈?」


比奈「どうしてアタシの扱いだけ何かテキトーなんスか!」


P「なんの話だ?」


比奈「他の人達に比べてアタシの事を放置してるって事っス!」


23: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:18:40.06 ID:+oJgY96BO

P「俺の接し方の問題か?別に放置はしてないぞ、現につい先日お前の原稿を手伝っただろう」


比奈「そ、そうっスけど、そうじゃなくて!アタシだけアシしてもらってるだけで、会話とかスキンシップとか励ましとか無いじゃないっスか!」


P「そうか、てっきり比奈は過干渉やお節介を好まないタイプだと思ってたから……不満だったのか、すまん」


比奈「あ、いや今までのが別に不満だったわけでは……今日他の人の話を聞いて羨ましく感じただけっスし」


卯月「プロデューサーさん、比奈さんの事を考えた上でそうゆう態度だったんですね!」


未央「じゃあさ、放置してたのに他に何か理由はあるの?」


P「ん?比奈は休日以外の日は外でなら、わりとしっかりした奴だからな、俺がスケジュール管理しなくてもキチンと仕事をこなしてくれる。同じ20歳の友紀とは比べ物にならんよ」


卯月「比奈さんベタ褒めですね!」


比奈「ううぅ、何か恥ずかしいっス/////」


P「もう俺は行くぞ?幸子たち連れて帰らなきゃ」


24: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:22:07.83 ID:+oJgY96BO

P「あ、そうだ未央、卯月。凛が俺に変なこと聞いてきたんだが……なにかあったか?」



未央「さぁ?知らないよ?ね、しまむー」


卯月「島村卯月、知りません!」


P「ん、そうか。じゃあ俺は行く。お前ら午後にある仕事忘れるなよー」


バタン


瑞樹「えっと、何かいろいろ分からないのだけど……」


未央「それはカクカクシカジカ」


卯月「それでマルマルウマウマって訳です」


瑞樹「なるほど、それなら比奈ちゃんが荒れてた理由もわかるわ」


比奈「あはは」


25: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:26:25.33 ID:+oJgY96BO

卯月「とゆうわけで次は松本沙理奈さんお願いします!」


沙里奈「ワタシにとってのプロデューサーね、……そうね、頼りになる弟って感じかしら」


千枝「プロデューサーさんが、弟?お兄さんじゃなくてですか?」


沙里奈「そ、弟。確かに歳はアタシより上だけど、あの人案外ウブなのよ」


春菜「意外です!眼鏡が似合うのにウブだなんて!」


瑞樹(眼鏡とウブの関係性、わからないわ)


千枝(あんなに大人っぽいのに心は千枝と同じなんだ)


沙里奈「ワタシが後ろから抱きつくと顔真っ赤にして固まっちゃうのよ」


瑞樹「あらあらプロデューサーさんもオトコのコね」


26: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:27:38.45 ID:+oJgY96BO

比奈(アタシよくレッスン後とかおんぶされるんスけどね、色気が足りないんスかねぇ?)


卯月「流石『武器はおっ○い』と言うだけあって、普段から色仕掛けなんですね!」


未央「プロデューサー赤面させるとかやる〜♪」


千枝「これが、大人の女性……」


沙里奈「え、ええ!そうでしょ!」


沙里奈(実は互いにお酒入ってないとアタシから抱き着くことも、赤面も無いなんて言えない!!)


27: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:28:52.58 ID:+oJgY96BO

卯月「では最後に、わかるわさん!お願いします!」


瑞樹「か わ し ま み ず き !ファン内での呼び方はやめて!」


瑞樹「そうね〜、プロデューサーは良きビジネスパートナーって感じねっ」


卯月「えっ、そうなんですか!?」


春菜「婚約者とか」


千枝「運命の人とか」


未央「白馬の王子様とかじゃなくていいんですか!?」


瑞樹「な、なんでそうなるのよ!」


未央「なんでって、ねぇ?」


千枝「はい、川島さんだから、としか」


春菜「うんうん」


瑞樹「あなた達の中で私ってどんなキャラなのよ!」


未央「婚活がち勢」


春菜「書類に婚姻届を混ぜる人」


千枝「わかるわさん」


卯月「28歳短パンノースリーブ」


瑞樹「全部おかしいけど、特に後半が変よ!」


瑞樹「結局わかるわさんってなんなの!?わからないわ!」


瑞樹「卯月ちゃんに至ってはそれは衣装よ、衣装!」


28: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:31:45.33 ID:+oJgY96BO

沙里奈「流石大阪人、ツッコミがするどいわ」


比奈「これ、なんの話でしたっけ?」


ワーワーギャーギャー


沙里奈「プロデューサーの、年齢?」


比奈「ウ〜ン?」


──────────────────────


幸子「ちょっとプロデューサーさん!」


P「なんだ幸子?」


幸子「どうしてボクだけ扱いが酷いんですか!」


29: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:32:35.97 ID:+oJgY96BO

P「なんだ?今日はやけに接し方についていわれるな」


小梅「じ、実は今日、卯月さんたちとお話したの」


P「へぇ、どんな?」


輝子「し、親友が人それぞれ、た、態度が違うって話」


P「ふーん?」


幸子「そんなわけで、ボクに対する酷い行いを改めてください!それか、ボ、ボクの前でだけ『本当の性格』を見せてくれてもいいんですよ…?/////」


輝子「親友!トモダチに隠し事はナシだ!」


小梅「え?見てて、くれるの?わかった、頼むね?」


あの子「」コクリ


P「馬鹿言ってないで、ほら、着いたぞ。俺は次にいかんといかんから、さっさと降りろ」


30: ◆6V8mSlZQhU 2015/07/04(土) 18:34:16.45 ID:+oJgY96BO

──────────────────────────

未央「それにしても、今日はプロデューサーの色んな顔知れたね〜」


卯月「はい!あの後聞いたあやめちゃんからは忍者のようなミステリアスな人、肇ちゃんからは不言実行の体現、茜ちゃんからは元気でパワフルボンバーな人、千秋さんからは未熟だけど一緒に成長できる人」


未央「加蓮ねぇからは心配性、奈緒ねぇからはアニオタ、杏ちゃんからは鬼畜な社畜、楓さんからはギャグを聞いてくれる人、他にもいろいろあったね!」


卯月「別に会話が面倒でまとめあげただけじゃないですよ!」


未央「断じて!そんなことはないよ!」


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 18:35:18.51 ID:+oJgY96BO

───────────────────────


P「ふぅ、今日はえらい目にあった」


P「行くとこ行くとこ似た様な質問」


P「『誰に見せてる顔がホンモノのアナタ?』か……」


P「……」


P「……ぷっ、くくくっ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


P「本当の俺なんていないよ、だって」


P「全部ホンモノなんだから」


P「お前らは俺の顔を思い浮かべられるか?」ククク


そう言って嗤いながら、『顔のない』その男は夜の闇へと溶けていった。








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