1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:27:00.975 ID:mv9atsZG0.net
小梅「あの子がPさんのことを気に入ってるみたいで……」

P「ん? あの子……? ああ、ついに俺も幽霊に気に入られるまでにプロデューサーとしての貫禄が出てきたか!」
小梅「え、えっと、その、すごく、興奮してて……このままじゃ……憑いちゃうかも……?」
P「……え?」
小梅「憑いちゃう」
P「誰に?」
小梅「プロデューサーさんに」
P「……え?」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:34:30.718 ID:mv9atsZG0.net
P「いやいやいやいや、え? なんで? え? なんで俺に?」
小梅「が、我慢できないって」
P「いーやーだー! 5tトラックにいきなり轢かれる並みの理不尽じゃないか!」
小梅「ひ、轢かれたら、死んじゃうよ……? あ、でも、あの子はプロデューサーさんに惹かれてるね……え、えへへ」
P「好かれるなら生身の女の子のほうがいい! 無理! ダメ! 怖い!」
小梅「あ、だめ!」
P「ど、どうした!?」
小梅「ほ、ほかの人の体奪おうとしてる……!」
P「うわ、やっぱ、差別とかいけないよね! いいよね、霊体系女子!」
小梅「あ、とまった……」
P(やべぇよ……やべぇよ……)
小梅「が、我慢できないって」
P「いーやーだー! 5tトラックにいきなり轢かれる並みの理不尽じゃないか!」
小梅「ひ、轢かれたら、死んじゃうよ……? あ、でも、あの子はプロデューサーさんに惹かれてるね……え、えへへ」
P「好かれるなら生身の女の子のほうがいい! 無理! ダメ! 怖い!」
小梅「あ、だめ!」
P「ど、どうした!?」
小梅「ほ、ほかの人の体奪おうとしてる……!」
P「うわ、やっぱ、差別とかいけないよね! いいよね、霊体系女子!」
小梅「あ、とまった……」
P(やべぇよ……やべぇよ……)
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8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:40:26.745 ID:mv9atsZG0.net
小梅「あ、あの……プロデューサーさんはどうしたいの? あの子、本当に、プロデューサーさんのこと、そ、その、す、好き! みたい、だから……」
P「い、いやぁ……そうは言われてもな? いきなりで驚いてるし、もうちょっと時間が欲しいというか……」
小梅「え、えっと、あの子、プロデューサーさんの守護霊? の白いおヒゲのおじいさんとケンカしてるから、早くしないと……」
P「じいちゃん!? 俺の守護霊、じいちゃんなの!?」
小梅「う、うん。だんだん元気なくなってきてるけど……」
P「ストップ! ストップ! じいちゃんが! 大好きだったじいちゃんをいじめないで! 二回もじいちゃんをころさないで! まじで、ほんと、お願いします!」
小梅「あ、とまった……」
P(あ、悪霊だ……絶対に悪霊だ……)
P「い、いやぁ……そうは言われてもな? いきなりで驚いてるし、もうちょっと時間が欲しいというか……」
小梅「え、えっと、あの子、プロデューサーさんの守護霊? の白いおヒゲのおじいさんとケンカしてるから、早くしないと……」
P「じいちゃん!? 俺の守護霊、じいちゃんなの!?」
小梅「う、うん。だんだん元気なくなってきてるけど……」
P「ストップ! ストップ! じいちゃんが! 大好きだったじいちゃんをいじめないで! 二回もじいちゃんをころさないで! まじで、ほんと、お願いします!」
小梅「あ、とまった……」
P(あ、悪霊だ……絶対に悪霊だ……)
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:48:19.097 ID:mv9atsZG0.net
P「え、えーと……とりあえず、何も知らないと話が進まないので、少しお話しましょう」
小梅「あ、正座した……あ、足ないけど……え、えへへ」
P「うん、小梅。冗談が重すぎるよ。受け止めきれないよ」
小梅「ご、ごめんなさい」
P「あー……うん、そうだな。まずは年齢……といっても直で聞くのはデリカシーがないな。18歳以上かな?」
小梅「に、23歳、だって」
P「同い年か。というか教えてくれるのか」
小梅「な、なんでも聞いて、だって」
P「そうだな、じゃあ、なんで小梅に憑いて……いや、小梅と一緒にいるんだ?」
小梅「あ、あなたに、あうためっ、だ、だって!」
P(うわー……重いわ。重すぎるわ。絶対違うじゃん。一目惚れじゃん。スイーツじゃん……どうなんのかなー……俺……)
小梅「あ、正座した……あ、足ないけど……え、えへへ」
P「うん、小梅。冗談が重すぎるよ。受け止めきれないよ」
小梅「ご、ごめんなさい」
P「あー……うん、そうだな。まずは年齢……といっても直で聞くのはデリカシーがないな。18歳以上かな?」
小梅「に、23歳、だって」
P「同い年か。というか教えてくれるのか」
小梅「な、なんでも聞いて、だって」
P「そうだな、じゃあ、なんで小梅に憑いて……いや、小梅と一緒にいるんだ?」
小梅「あ、あなたに、あうためっ、だ、だって!」
P(うわー……重いわ。重すぎるわ。絶対違うじゃん。一目惚れじゃん。スイーツじゃん……どうなんのかなー……俺……)
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:55:55.158 ID:mv9atsZG0.net
P「えー……なんで今なのかな? 小梅とずっといたならわかると思うけど、結構長いこと間があったよね?」
小梅「が、我慢できなくなったって……」
P「それはどう言うことかな?」
小梅「え、えっと……ずっと変わらず、誰とも平等に接していて、だけど絶対にそういう雰囲気にはしないプロデューサーとしての超えてはいけない一線もわかっていて……」
P「あ、うん。大丈夫、ありがとう。恥ずかしくて聞いてられない……」
小梅「え、えっと……ま、まだ喋ってる……よ?」
P「あ、うん、終わるまで待とうか」
P(重いわ。すごく重いわ。ただ、よく見てくれてるんだなということも伝わった。うん、なおさらタチが悪いわ)
小梅「が、我慢できなくなったって……」
P「それはどう言うことかな?」
小梅「え、えっと……ずっと変わらず、誰とも平等に接していて、だけど絶対にそういう雰囲気にはしないプロデューサーとしての超えてはいけない一線もわかっていて……」
P「あ、うん。大丈夫、ありがとう。恥ずかしくて聞いてられない……」
小梅「え、えっと……ま、まだ喋ってる……よ?」
P「あ、うん、終わるまで待とうか」
P(重いわ。すごく重いわ。ただ、よく見てくれてるんだなということも伝わった。うん、なおさらタチが悪いわ)
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:03:17.459 ID:mv9atsZG0.net
小梅「え、えっと……で、あなたに憑いてもいいかな……ってあの子が……」
P「あ、確認とってくれるんだ。できれば遠慮したいんだよねー」
小梅「つ、強いよ?」
P「いや、その、霊力的な問題じゃなくてね?」
小梅「う、運も良くなる、よ?」
P「え? どうやってやるの、それ」
小梅「ま、まわりから、吸い取る……」
P「ダメ! 絶対にダメ! やっちゃダメだからね!?」
小梅「あ、あとは……しょ、食費がかからない!」
P「逆にかかったら怖いよ。何食べるのさ」
小梅「……魂?」
P「助けてぇええええええええええ!」
小梅「ゆ、ゆーれい、じょーく……えへへ」
P「ブラックジョークはやめて!」
P(きけばきくほど、悪霊なんだよなぁ……)
P「あ、確認とってくれるんだ。できれば遠慮したいんだよねー」
小梅「つ、強いよ?」
P「いや、その、霊力的な問題じゃなくてね?」
小梅「う、運も良くなる、よ?」
P「え? どうやってやるの、それ」
小梅「ま、まわりから、吸い取る……」
P「ダメ! 絶対にダメ! やっちゃダメだからね!?」
小梅「あ、あとは……しょ、食費がかからない!」
P「逆にかかったら怖いよ。何食べるのさ」
小梅「……魂?」
P「助けてぇええええええええええ!」
小梅「ゆ、ゆーれい、じょーく……えへへ」
P「ブラックジョークはやめて!」
P(きけばきくほど、悪霊なんだよなぁ……)
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:09:30.538 ID:mv9atsZG0.net
小梅「え、えっと……こ、好みの姿になるって、言ってる……」
P「俺から見えないんだよなー……」
小梅「だ、だから、だめ!」
P「あーもう、解っちゃったもん。またほかの人の体乗っ取ろうとしてるんだろ! だめ、絶対ダメ!」
小梅「あ、とまった……」
P「あー……なんか、この感じ、元カノ思い出すよ……」
小梅「……え? プロディーサーさん、かのじょいっひうっ!?」
P「ど、どうした、小梅!」
小梅「な、なんか、あの子が見たこともないほど、こ、興奮して、る?」
P「……んん?」
P「俺から見えないんだよなー……」
小梅「だ、だから、だめ!」
P「あーもう、解っちゃったもん。またほかの人の体乗っ取ろうとしてるんだろ! だめ、絶対ダメ!」
小梅「あ、とまった……」
P「あー……なんか、この感じ、元カノ思い出すよ……」
小梅「……え? プロディーサーさん、かのじょいっひうっ!?」
P「ど、どうした、小梅!」
小梅「な、なんか、あの子が見たこともないほど、こ、興奮して、る?」
P「……んん?」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:16:00.990 ID:mv9atsZG0.net
P「小梅サン……あの子って黒髪ロング?」
小梅「え? う、うん」
P「こう、なんというか、表情は柔らかくて、背は俺の首くらいの高さ?」
小梅「す、すごい! プロデューサーさん、み、みえるの!?」
P「あぁ……まじか、嘘だといって、まじで? まじか……うわぁ……聞きたくねぇ、聞きたくねぇけど……あの子、手首にいっぱい線が入ってたりしない?」
小梅「え、えーっと……す、すごい、すごい、よ。プロデューサーさん! あ、ある、よ?」
P「……ふぅ」
P(それ、俺の元カノだぁあああああああああああああああああああ! え、なんで? いや、それよりもしんでたことに驚きなんだけど。え、なにがあったの?)
小梅「え? う、うん」
P「こう、なんというか、表情は柔らかくて、背は俺の首くらいの高さ?」
小梅「す、すごい! プロデューサーさん、み、みえるの!?」
P「あぁ……まじか、嘘だといって、まじで? まじか……うわぁ……聞きたくねぇ、聞きたくねぇけど……あの子、手首にいっぱい線が入ってたりしない?」
小梅「え、えーっと……す、すごい、すごい、よ。プロデューサーさん! あ、ある、よ?」
P「……ふぅ」
P(それ、俺の元カノだぁあああああああああああああああああああ! え、なんで? いや、それよりもしんでたことに驚きなんだけど。え、なにがあったの?)
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:27:20.002 ID:mv9atsZG0.net
P「え、えーと、その、なんだ、元気だった?」
小梅「わ、私といると、た、楽しいって」
P「そっかー……あれから、どうしてたんだ?」
小梅「? え、えっと、Pくんだけをずっと見守っていた、っていってる」
P「ああ、どおりで別れてから1年間は盗聴器が部屋から見つかってたんだな」
小梅「で、でも、このままじゃいけないと、おもって、離れようとしたんだけど、いつも目で追っちゃってて……?」
P「そうだな、小梅。目で追うってことは近くにいるってことだからな。不思議だよなー」
小梅「え、えっと、Pくんを見てばかりいたら、重要なことに気が付けないってことに気がついたの」
P「ああ、1年か……長かったな気がつくまで」
小梅「よ、横から迫る5tトラックに……」
P「それは気が付けよ! 周り見ろよ! 何してんの!?」
小梅「わ、私といると、た、楽しいって」
P「そっかー……あれから、どうしてたんだ?」
小梅「? え、えっと、Pくんだけをずっと見守っていた、っていってる」
P「ああ、どおりで別れてから1年間は盗聴器が部屋から見つかってたんだな」
小梅「で、でも、このままじゃいけないと、おもって、離れようとしたんだけど、いつも目で追っちゃってて……?」
P「そうだな、小梅。目で追うってことは近くにいるってことだからな。不思議だよなー」
小梅「え、えっと、Pくんを見てばかりいたら、重要なことに気が付けないってことに気がついたの」
P「ああ、1年か……長かったな気がつくまで」
小梅「よ、横から迫る5tトラックに……」
P「それは気が付けよ! 周り見ろよ! 何してんの!?」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:38:30.488 ID:mv9atsZG0.net
小梅「え、えっと……そ、それで、こうなったって」
P「バカナノ?」
小梅「で、でもこの体になったから、もう我慢しなくてもいいよね?」
P「んん?」
小梅「い、いままで、ずっと我慢して、こ、この体になったってことは、ずっと一緒にいていいってことだよ、ね?」
P「ははは、すこし、まて、話をしようじゃないか」
小梅「も、もう、邪魔するものは、なにもない、よ、だって、ぜ、ぜんぶかんけいないんだから……」
P「や、やめ、た、たすけ、い、いやぁあああああああああああああ!」
P「バカナノ?」
小梅「で、でもこの体になったから、もう我慢しなくてもいいよね?」
P「んん?」
小梅「い、いままで、ずっと我慢して、こ、この体になったってことは、ずっと一緒にいていいってことだよ、ね?」
P「ははは、すこし、まて、話をしようじゃないか」
小梅「も、もう、邪魔するものは、なにもない、よ、だって、ぜ、ぜんぶかんけいないんだから……」
P「や、やめ、た、たすけ、い、いやぁあああああああああああああ!」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:45:55.785 ID:mv9atsZG0.net
小梅「って、いうドッキリを、し、したんだけど、Pさん、怖がっちゃって……」
P「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、女性コワイコワイコワイ……」ガクガク
ちひろ「」

小梅「ど、どうしよ、っか?」
ちひろ「いやいやいやいやいや!? 怖すぎますって! なんですか、それ、どっきりってレベルじゃないですよ!? それに、あの子ってなんですか!」
小梅「こ、こわがってるプロデューサーさんを、みて、き、きえちゃ、った」
ちひろ「え、えっと……どっきり、ですよね?」
小梅「そうだ、よ?」
ちひろ「と、とにかく、どうするんですか、これ!」
小梅「ど、どうしよっ、か?」
ちひろ「仕事が山済みなのにーーーーーーー!」
おわり
P「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、女性コワイコワイコワイ……」ガクガク
ちひろ「」

小梅「ど、どうしよ、っか?」
ちひろ「いやいやいやいやいや!? 怖すぎますって! なんですか、それ、どっきりってレベルじゃないですよ!? それに、あの子ってなんですか!」
小梅「こ、こわがってるプロデューサーさんを、みて、き、きえちゃ、った」
ちひろ「え、えっと……どっきり、ですよね?」
小梅「そうだ、よ?」
ちひろ「と、とにかく、どうするんですか、これ!」
小梅「ど、どうしよっ、か?」
ちひろ「仕事が山済みなのにーーーーーーー!」
おわり
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