亜利沙「松田亜利沙、甘い歌声復活？」

亜利沙「アイドル松田亜利沙の『DIAMOND DAYS』が懐かしい歌声と一部で話題です」

亜利沙「最近ではやや低めの強い音が評価されていますが」

亜利沙「初期の曲ということで、当時のイメージの甘めの歌声が復活」

亜利沙「いろいろな松田亜利沙を楽しんで欲しい、とのことです」

未来「たしかに、最近、地声もちょっと低くなってる気がします」

亜利沙「これに関しては、そういう歌声を求められたのが一つですね。いつの間にかそちらがデフォになってきました」

未来「なるほど」

亜利沙「もう一つは、自分で言うのもなんですが、アイドルになって興奮して奇声を発する機会が増えたので、そのせいもあるかと思います」

風花「な、なるほど」

未来「この前の『DIAMOND DAYS』は再録ですか？」

亜利沙「そのあたりはご想像にお任せしますが、今もどちらのパターンでも出来る、ということはお伝えしておきます」

風花「これからはどうするんですか？」

亜利沙「歌が上手いと言っていただけるようになったのは、ちょっと低くなってからなので……でも、曲に合わせて調整できたら良いかな、と思ってます」

未来「期待してます！」

亜利沙「ありがとうございます。続いてのニュースです。豊川さん」

風花「はい」

風花「豊川風花、特攻服？」

風花「アイドル豊川風花らが特攻服のような衣装に身を包んだことが明らかになりました」

風花「これは異次元ライブ用で、アイドル百瀬莉緒とのツーショット写真をSNSにアップ」

風花「ノリノリで特攻服と紹介したところ」

風花「公式より、学ランとの指摘を受けた模様です」

亜利沙「わたくしも初見は特攻服に見えましたね。百瀬莉緒さんが漢字で『夜露四苦』と言いかけたのも頷けます」

風花「でも、よく考えたら教育上というか、アイドルには相応しくないですよね。憧れられても困りますし」

亜利沙「たしかにそうですね」

未来「とっこーふく、というのはよくわからないですけど、とにかくライブ楽しかったです！」

風花「……ジェネレーションギャップを感じますね」

亜利沙「そんなことは……続いてのニュースです。春日さん」

未来「はい」

未来「いちぽむ、異世界転生？」

未来「アイドル春日未来、最上静香、伊吹翼が転スラとコラボしました」

未来「原作のファンであるアイドル七尾百合子が珍しく羨ましがった他」

未来「劇場メンバーの反応は上々だったとのことです」

未来「なお、アイドル田中琴葉は、出番がないにも関わらず存在感を出した模様です」

風花「もともとは小説だったんですか？」

未来「そうみたいですね。なろう系と言われるジャンルで、数々のアニメ作品が生まれてるみたいです」

亜利沙「そこに書かれることによって目に止まって、デビューする人も多いみたいですよ」

風花「なるほど。それで、琴葉ちゃんはどういうことですか？」

未来「野球が禁止になりました！」

風花「え？」

亜利沙「その反応は正しいかと……続いてのニュースです」

亜利沙「高坂海美、SASUKE出場か」

亜利沙「アイドル高坂海美の身体能力が限界突破していることが明らかになりました」

亜利沙「アトラクションに果敢に挑んだ姿は」

亜利沙「本家SASUKEにも充分通用する、と関係者にお墨付きを貰ったとのことです」

亜利沙「なお、他のメンバーの身体能力も大概常軌を逸していた模様です」

風花「たしかに、琴葉ちゃんやのり子ちゃんもすごかったですね」

亜利沙「物理法則がゆがむのは萩原雪歩さんや三浦あずささんからの伝統ですから」

未来「いろいろすごいですよね。まつりさんとか麗花さんとか」

亜利沙「あっ、決して事務所全員が超人、ということはないですよ」

風花「そうですよ。普通の人も多いですから」

未来「そうです……か？」

亜利沙「……続いてのニュースです」

亜利沙「大神環、ウンババ歓喜」

亜利沙「アイドル大神環が、『ウンババ』のトレンド入りに歓喜していたことが明らかになりました」

亜利沙「圧倒的なインパクトで会場を盛り上げたことでトレンド入りした模様です」

亜利沙「なお、『ジャングル☆パーティー』の解釈に関しては」

亜利沙「考えるな感じろ、みんな正解、とのことです」

未来「むちゃくちゃ盛り上がりますよね！」

風花「いろいろ歌ってきましたけど、この曲が一番強い反応が来ますね。ハッチポッチで歌った時は驚きました」

亜利沙「そういう意味では最高の曲ですね。わたくしも現地参戦して一緒にコールしたかったです」

未来「歌う側じゃなくて良いんですか？」

亜利沙「迷いますが……この曲に関しては客席でコールをしたい欲が強いです」

風花「そ、そうですか」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「箱崎星梨花のプライズフィギュア爆誕」

亜利沙「アイドル箱崎星梨花のプライズフィギュアがアミューズメント施設に入荷されています」

亜利沙「視察という名目で、アイドル野々原茜らと共にゲームセンターに行ったところ」

亜利沙「ドハマリしているアイドルMを発見」

亜利沙「他のクレブルメンバーはそっと立ち去った模様です」

未来「M……？　あっ、静香ちゃん！　名字のMだったんですね」

亜利沙「ええ……イニシャルの意味はなくなりましたが、まぁ良いですね」

風花「良いんですか……？」

亜利沙「ちなみに、その模様を北沢志保さんが動画で撮ったり、北上麗花さんが全く関係のない景品を取ったり、なかなかフリーダムな空間だったようです」

未来「また後で動画は見せてもらおう……もらいます！」

風花「あと、星梨花ちゃんは主演ドラマも決まりましたよね」

未来「ご飯を食べまくるドラマなんですよね？　いいなー」

亜利沙「一人五役とも聞いてますし、本当に楽しみですね」

風花「放送は深夜みたいですから、録画必須ですね」

亜利沙「最近絶好調の当番組準レギュラーの箱崎星梨花さんを、これからもよろしくお願いします」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

風花「アシスタントの豊川風花と」

未来「同じくアシスタントの春日未来でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙風花未来「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！」

風花「こちらこそ」

未来「亜利沙さん！　質問があります！」

亜利沙「えっ、はい、何でしょう？」

未来「私も、この番組の準レギュラーになれますか？」

亜利沙「えっ、えっと、たくさん出ていただいてありがたいんですが……以前会議した結果、それは不安ということで流れました」

未来「ええっ！　何が不安なんですか？　ちゃんとアシスタント出来てますよね？」

亜利沙「その……真くんと美希ちゃんがアシスタントに来てくれた回に見学しようとして、はしゃぎすぎて出禁になったり」

風花「え？　そんなことがあったの？」

未来「あれは仕方ないですよ！　しかも、琴葉さんに引きずられて生で見学できませんでしたし」

亜利沙「懸命な判断でしたよ……あと、D/Zeal回でもそうでしたが、出演回じゃないのに音声が入っちゃってるんですよね」

未来「あれも仕方ないです！」

風花「……それなら、準レギュラーになれなくても仕方ない気が」

未来「えええ、アシスタントはちゃんとやってるのに」

亜利沙「アシスタントでも、ありさと同じように終わってしまうこともあって……まぁ、またの機会ということで」

風花「ところで、準レギュラーって何か良いことがあるの？」

亜利沙「特にないですね……特番のお手伝いをしてもらったくらいです」

未来「でも、他にもなりたかった人いますよね？」

亜利沙「まぁ、たしかに、某Mちゃんとか」


最上静香「生放送お疲れ様です」

亜利沙「静香ちゃん、ありがとうございますぅ！」

未来「あっ、多分Mちゃん！」

静香「多分？」

亜利沙「正解です」

未来「じゃあ一緒に準レギュラーになれるようにお願いしよ？」

静香「それはもう諦めたから……というか、未来に言いたいことがあるんだけど」

未来「何？」

静香「なんでニュースで私ってバラすのよ！」

未来「え？　でも、私がわかったんだから、聞いてる人全員わかったと思うよ」

静香「そうかもしれないけど、何のためのイニシャルトークなのよ……そもそも、ニュースにした亜利沙さんにも責任がありますからね！」

亜利沙「誠に申し訳ありません」

風花「ごめんね、静香ちゃん」

静香「いっ、いえ、風花さんは何も悪くないですよ」

風花「でも、止められなかったし」

静香「あれは止められないですよ。だから、謝らないでください」

亜利沙「相変わらず風花さんラブですね」

未来「えー、静香ちゃんって私ラブじゃないの？」

亜利沙「お二人はもともと公認夫婦ですから」

未来「なるほど！」

静香「なるほどじゃない！　もう……」

風花「ふふふ」

おわり