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トップページ765プロ > P「アイドルとこたつ」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:21:43.56 ID:64PpAqOC0


千早「……」

真「……コタツがあるね」

響「おお~、ホンモノ初めて見たぞ!」ウキウキ

貴音「おはようございます」ヌクヌク

伊織「……おはよう」ヌクヌク

千早「それ、どうしたんですか」

貴音「こたつです」

真「そんなこと僕も千早も分かってるよ!」




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:23:29.44 ID:64PpAqOC0


貴音「寒いでしょうし、とりあえずお入り下さい」

真「いいのかな……」ウーン

千早「まあ、勝手に置いたということはないでしょうし」

響「1人ずつだと入りきらないから自分、貴音の隣でもいい?」

貴音「勿論です」

真「悪いね響、貴音」ヨイショ


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:24:52.09 ID:64PpAqOC0


千早「それで、何があったのかしら?」ヌクヌク

伊織「そんな尋問みたいにしなくてもいいでしょ? 悪い事してる訳じゃないんだし」

千早「べ、別にそんなつもりは」

貴音「コタツは真、良きものですよ」ヌクヌク

真「あれ、呼んだ?」

伊織「違うに決まってるでしょ馬鹿」

真「バカって言うな!」



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4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:27:00.54 ID:64PpAqOC0


伊織「今朝、プロデューサーと小鳥が話してたのよ。最近寒くなったって」

伊織「それで、プロデューサーが『事務所にコタツがあったらいいですね』って言ったわけ」

伊織「そしたらコタツを出す事になったの、以上」

響「なんか今、話がすごい飛んだ気がするぞ」

貴音「小鳥嬢が事務所にこたつがあるのを見つけていたのです」

伊織「珍しく物置を整理した時にね」

伊織「それで小鳥が『じゃあ出しますか』って」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:28:23.52 ID:64PpAqOC0


真「小鳥さんの勢いがスゴイね」

伊織「冗談を真面目に返されてプロデューサーも動きが止まってたわ」

伊織「私もホント、何言いだしてるのかと思ったわよ」

真「でもコタツのこと結構気に入ってるね、伊織」

伊織「……うるさい」ヌクヌク

千早「社長はコタツ出して良いなんて言ったの?」

伊織「ノリノリだったわよ」

千早「……大丈夫なのかしら、この事務所」

伊織「……さあ?」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:30:25.16 ID:64PpAqOC0


千早「この下に敷いてる畳も事務所にあったの?」

貴音「それは私の家から持ってきました」

真「コタツの上と、あそこにダンボールで置いてあるミカンは?」

貴音「私の家から持ってきました」

千早「……四条さんもコタツが好きなのね」

貴音「やはり、日本の冬にこたつは欠かせません」パクパク

響「ちょっと貴音、ミカン食べすぎだぞ」

貴音「私が食べる分、響の分を減らせばよいのです」パクパク

響「ちょっと!」ガナハッ!


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:31:32.25 ID:64PpAqOC0


真「でも事務所にコタツがあるなんて、なんだか嬉しいな~」

千早「真の家にもあるの?」

真「いや、おばあちゃんの家にあるから、なんだか懐かしくて」

千早「そうなの。私はコタツに入るの初めてだわ」

響「自分も初めてだぞ。沖縄はコタツいらなかったし」

伊織「私も初めて」

真「まあ、あの広い家にコタツじゃ足りないだろうしね」

貴音「勿体ない事です」パクパク

響「貴音、ミカン食べ過ぎると病気になるんだぞ」パクパク

貴音「わ、私はそのような嘘には騙されません!」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:33:00.98 ID:64PpAqOC0


伊織「アンタ達はこんなに小さい暖房でいいの?」

真「この狭さが逆にいいんだよ」

伊織「ま、まあなんていうか、その……たしかに落ち着く感じはあるわね」

響「あ、伊織がデレた」

伊織「うるさい!」

貴音「他の者を近くに感じられるのも、こたつの良い所です」ギュウ

響「~♪」ギュウ

千早「ふふっ」



ガチャ

P「お、千早、真、響おはよう」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:35:06.11 ID:64PpAqOC0


千早「おはようございます」

真「おはようございますプロデューサー!」

響「はいさいプロデューサー!」

P「早速コタツに入ってるな」

千早「まあ、せっかくありますし」

真「暖かくて、コタツはやっぱりいいですね」

響「自分、コタツって初めてだから凄い新鮮な感じだぞ!」

P「そうかそうか。いや~、でも本当寒くなってきたよな~」



伊織「……アンタは入らないの?」

P「え?」

千早真「!」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:37:11.77 ID:64PpAqOC0


P「いや、一応まだ仕事中だしさ」

響「えー、プロデューサーも一緒に入ろうよ!」

真「そ、そうですよ!みんな忙しくなって、プロデューサーとゆっくり話す時間も無かったですし!」

P「良いのかな……」

千早「外に出ていたんですし、少し休んだ方がいいですよ」

P「まあ、みんながそんなに言うならちょっとお邪魔しようかな」

P「で、俺どこ入るの?」

伊織「あ……」

千早「えっと、その……」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:38:21.14 ID:64PpAqOC0


貴音「あなた様も、私と響のように入られてはどうですか?」

響「あ、そうだな。誰かと一緒に入ったら?」

真「えっ!」カアァ

P「いや、さすがにそれは……」

千早「……」ソワソワ

伊織「じゃ、じゃあ私の……」



真「ぼ、僕が伊織のところに移るよ!」バッ


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:39:36.62 ID:64PpAqOC0


P「おー、わざわざ悪いな」

伊織(ちょ、ちょっと何で来るのよ!)ヒソヒソ

真(みんなの前でプロデューサーと密着なんて恥ずかしくて出来ないって!)ヒソヒソ

真(……それに、目の前で他の人に密着される位なら共倒れだよ)フフッ

伊織(う~……ヘタレ)ボソッ

真(う、うるさい!)ヒソヒソ

P(何を小声で話してるんだろ?)ヨイショト

千早(くっ……)


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:42:34.85 ID:64PpAqOC0


真(というか……)

千早(四条さん、イタズラ好きなのかしら……)

伊織(……人の気を知ってか知らないけど)フン!

貴音「ふふっ……」パクパク

P「それが終わったら今日はもうミカン食べたら駄目だからな」

貴音「そ、そんな! まだ10個しか食べておりません!」シジョーン!

P「10個も食べちゃいけません」

伊織(因果応報ね)パクパク


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:45:10.44 ID:64PpAqOC0


P「それにしても、伊織もコタツに馴染んでるな」

伊織「何よ急に」

P「いや、伊織も一般庶民の感性に近づいたかなと」

伊織「何よ、まるで私が高飛車だったみたいな言い方は」

真「あれ、違うの?」ニヤニヤ

伊織「そういう事言うのね」ギュッ

真「イタタタタ! つねるのは駄目だって!」バタバタ

伊織「この伊織ちゃんに楯突こうとした罰よ」ニヒヒ


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:47:09.51 ID:64PpAqOC0


P「勿論、良い意味でだよ。伊織は凄いと思ってさ」

伊織「だから何なのよさっきから……」

P「俺たちとは住む世界が違かったのに、自分の意思でこっちに来て」

P「アイドルとしても順調に進んでる」

P「事務所の皆とも仲良く接しているし」

P「自分から目線を下げて、良い意味で庶民になってくれたなと思ってさ」

伊織「う、うぅ……」カアァ


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:49:48.23 ID:64PpAqOC0


響「お、伊織が照れてるぞ」アハハ

千早「人前で褒められて恥ずかしいのね」フフッ

貴音「恥ずべき事ではありませんよ。ただ、それでこそ水瀬伊織です」ウフフ

真「ね、ツンデレ伊織?」ハハッ

伊織「う、う……」





伊織「うるさーーい!!」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:53:38.02 ID:64PpAqOC0


~その2~



美希「……」グデー

美希「あふぅ……」

美希「……」

美希「……zzz」



ガチャ

春香「おはようございまーす!」

雪歩「おはようございます」

やよい「おはようございますっ!」ウッウー!


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:54:51.00 ID:64PpAqOC0


小鳥「おはよう春香ちゃん、雪歩ちゃん、やよいちゃん」カタカタ

春香「ホントもう、外は寒くてしょうがないですよー」コタツコタツー

小鳥「お仕事の時間もまだだし、ゆっくりしてていいわよ」ウフフ

雪歩「あ、美希ちゃんおはよう」

美希「うー……春香雪歩やよい、おはよー」ヌクヌク

春香「おはよう美希。そんなコタツに体全部入れちゃって、もう」

やよい「コタツから出られなくなっちゃいますよ?」

美希「ミキはコタツから出る気はないの!」エヘン


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:56:35.16 ID:64PpAqOC0


春香「ずっとそのまま、かたつむりみたいに……いや、『こたつむり』だね」アハハ

雪歩「でも、美希ちゃんの気持ちも分かるかも」ヌクヌク

やよい「そうですね、コタツ暖かいですもんね!」ヌクヌク

美希「……」ヌクヌク

春香「……」ヌクヌク

雪歩「……」ヌクヌク

やよい「……」ヌクヌク





雪歩「あ、春香ちゃん美希ちゃんやよいちゃん、お茶淹れてくる?」

春香「お願いしてもいい?」

美希「ミキもー」

やよい「じゃあ、私お手伝いします!」


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:57:43.08 ID:64PpAqOC0


雪歩「じゃあ淹れてこよっか、やよいちゃん」スッ

やよい「はい!」スッ



春香「……」

美希「……」

春香「さすが雪歩とやよいだね」

美希「うん」

春香「相当な精神力が無いと、あんなにすんなりとコタツから出られないよ」グデー

美希「コタツに捕らわれないとは、雪歩とやよいはなかなかやるの」グター

小鳥(……なんていうか、何の会話なのかしら)カタカタ


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:58:32.31 ID:64PpAqOC0


やよい「おまたせしましたー!」

雪歩「はいどうぞ、2人とも」コトッ

春香「ありがとう雪歩、やよい」

美希「ありがとー、雪歩やよい……」ハッ

雪歩「どうしたの、美希ちゃん?」



美希「……お茶飲むのに体を出さないといけないの」

春香「そこまで悩むことかなぁ」

美希「うーん……」





美希「……ストローってあるかな」

やよい「さ、探してみますっ」タッ


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 19:59:23.85 ID:64PpAqOC0


やよい「美希さん、ストローありましたっ!」

美希「ありがとうやよい!」

春香(湯呑みにストローさしてる……写真撮っとこ)パシャ

美希「いただきまーす」チュー

小鳥(湯呑みに入ったお茶をストローで飲むって中々シュールね)カタカタ





美希「熱いの!」ゴホゴホ

やよい「はわっ!」

春香「美希、そんな一気に飲んだら熱いに決まってるでしょ」アハハ

雪歩「み、美希ちゃん大丈夫?」


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 20:00:30.12 ID:64PpAqOC0


美希「やっぱり普通に飲むの」

小鳥(美希ちゃんも、結構すんなり体をコタツから出したわね)カタカタ

春香「……」ズズッ

やよい「……」ズズッ

雪歩「……」ズズッ

美希「……」ズズッ



春香「お茶、おいしいね」フー

やよい「そうですねー」ハワー

雪歩「コタツも暖かいね」ヌクヌク

美希「なんだか、時間がゆっくりに感じるの」グデー

小鳥(これ、アイドルの会話なのかしら……)


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 20:02:01.21 ID:64PpAqOC0


――

―――

――――



ガチャ

P「ただいま戻りました」

小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん、もう少し静かにお願いします」コソコソ

P「どうしたんですか?」

小鳥「コタツのほう、見て下さい」

P「?」チラッ


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 20:03:16.18 ID:64PpAqOC0


春香「スースー……」

雪歩「スゥ……」

美希「スピー……」

やよい「クー……」



小鳥「お仕事までまだ時間ありますよね?」

P「それまで寝かせといてあげますか」

小鳥「はい」ウフフ


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:39:56.64 ID:64PpAqOC0


~その3~



真美「律っちゃん、一緒にコタツ入らない?」ヌクヌク

律子「いいえ」カタカタ

亜美「え~っ! いいじゃん、一緒に入ろうYO!」ヌクヌク

律子「よくない」カタカタ

真美「いいかげん、真美たちも暇だって~!」バタバタ

あずさ「テキーラ」ヌクヌク

亜美「っ……ラジオまでまだあるのに~」


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:42:58.56 ID:64PpAqOC0


真美「人間、暇があるのはいいことなのだ亜美君よ」ウンウン

亜美「良くないでしょ、アイドルとしては」

律子「働きなさい」カタカタ

真美「いいじゃん律っちゃん、まだ時間あるんだしー」

あずさ「焼酎」ウフッ

亜美「ウルガモス」

真美「ストップストップ! 亜美までそっち行っちゃ駄目!」

亜美「メンドイ」グター

真美「言っちゃ駄目だよそれは!」


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:44:04.79 ID:64PpAqOC0


あずさ「ハイボール」ウフフ

真美「ルールちゃんと教えたよね、あずさお姉ちゃんにも」ヒソヒソ

亜美「モチのロンに決まってるっしょ!」

律子「……酔ってます?」

真美「好きなお酒も、さすがに仕事前には飲まないって~」アハハ

あずさ「~♪」ニコニコ

亜美「でも、なんだかだんだん酔ってるように見えてきた……」

真美「だ、大丈夫っしょ! あずさお姉ちゃんだし!」


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:46:02.17 ID:64PpAqOC0


あずさ「シルビア」ウフ

亜美「あずさお姉ちゃん、それって誰かの名前か何か?」

律子「……カクテルの名前」

亜美「え~っ、またお酒ぇ~!? やっぱあずさお姉ちゃん酔ってるんじゃない?」

真美「いくらお酒が好きでも、もうちょっと真面目にやってよ、もう!」ブー

あずさ「うふふ、ごめんなさい」

亜美「いやまあ、そのマイペースさこそがあずさお姉ちゃんだけどね」アハハ

律子「……」カタカタ

あずさ「……」

真美「……」

亜美「……」





真美亜美(……『ね』!?)


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:46:59.76 ID:64PpAqOC0


亜美(自分で言っといてあれだけど、思いつかない!)

真美(もう、何してんの亜美~っ!)ジロー

亜美(うあうあ~! 真美がちょ→見てくる!)

亜美(ヘルプミー、あずさお姉ちゃーん!)チラッ



あずさ(お酒にあったかしら……)ウーン

亜美(なんだかダメっぽい! それじゃあ……)チラッ



律子「……」カタカタ

亜美(律っちゃん!)ジー


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:48:34.92 ID:64PpAqOC0


律子「……」カタカタ

亜美(律っちゃぁぁん!)ジトー

律子「……」チラッ

亜美(うぅぅ……)ウルウル

律子「……」ハァ…





律子「値下がり」

亜美「!」パアァ
真美「!」

あずさ(うふふ……)


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:50:46.83 ID:64PpAqOC0


真美「律っちゃん、サイコー!」

亜美「このご恩は忘れませぬーっ!」ハハー

亜美「……あ」

真美「……」ジロー

亜美「……」チラッ



律子「ヌクレイン」

亜美(さすが律っちゃ……)





亜美「……え?」

真美「あれ?」

あずさ「あらあら~」


39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:51:30.34 ID:64PpAqOC0


律子「はい、終わり!」

亜美「あぁ! ちょっと待ってよ、律っちゃん!」

真美「終わらせないでよ~」

律子「時計見なさい、もう仕事の時間よ!」ビシッ

あずさ「あら、ほんとですね~」

亜美「もうそんな時間なの~?」グテー

律子「ほら、早くコタツから出て」グイグイ

亜美「で、でもまだいおりんが!」


40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:52:47.14 ID:64PpAqOC0


律子「伊織はもう下に来て待ってるみたいよ」

あずさ「それじゃあ、早く行かないといけませんね」

亜美「うえぇ……しょうがないな~」シブシブ

律子「じゃあ、行きましょうか」

あずさ「それじゃあ真美ちゃん、行ってくるわね」

真美「いってらっしゃ~い」ヌクヌク

亜美「見せつけるようにコタツに入るなー!」ウガー

真美「あ~、温かいな~」ンッフッフー

律子「真美、少ししたら小鳥さん帰ってくると思うから、それまで留守番頼んだわよ」

真美「ラジャーッ!」グッ


41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 21:56:47.09 ID:64PpAqOC0


あずさ「それじゃあね、真美ちゃん」

亜美「後で覚えてろー!」ズルズル

律子「はいはい、行くわよ」グイグイ

バタン

真美「……」





真美「んっふっふ~! なんだかんだしりとりやってくれた律っちゃ『ん』!」

真美「これでホントにお~わり!」アハハ!

真美「さ~て、亜美たちが帰ってきたら何しようかな~?」ンッフッフ~!


42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:02:57.02 ID:64PpAqOC0


これで765プロは終わりです。コタツに入る千早が見たいです。

次はオマケのつもりで作ったものですが、上の話よりも長くなってしまいました。
あくまでオマケです(短いとは言ってない)


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:04:30.62 ID:64PpAqOC0


~ とある事務所 ~



楓「~♪」ヌクヌク

モバP(以下P)「……」カタカタ

P「楓さん、ホントにコタツ好きですね」

楓「はい」ヌクヌク

P「毎日入ってるんじゃないですか?」

楓「おコタに入るのは怠りませんから」ドヤッ

P「……」カタカタ

楓「少しくらい反応してほしいです」シュン

P(可愛い)


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:07:41.78 ID:64PpAqOC0


ガチャ

凛「おはようございます」

加蓮「おはよう~」

奈緒「おはよ~」

P「三人ともおはよう」

楓「おはよう」フリフリ

凛「おはようプロデューサー、楓さん」

凛(小さく手振ってる……)

加蓮「楓さんおはよう」

加蓮(綺麗でカワイイってズルいなぁ……)


45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:10:33.74 ID:64PpAqOC0


奈緒「あー、寒い! 今年の冬は寒いな~」ゴソゴソ

加蓮「その分、コタツが大好きになるね」ヌクヌク

凛「楓さんも、杏と同じ位コタツに居ますよね」ヌクヌク

楓「おコタに入るのは怠らないので」ドヤッ

P(また言ってる……)カタカタ

奈緒「え……あ、あはは」

加蓮「ま、また楓さんは~」アハハ

加蓮(反応に困る……でも)


46: そういえば凛の性格がちょっと違うのを言い忘れてた 2015/01/09(金) 22:15:19.99 ID:64PpAqOC0


凛「フフッ……」プルプル

加蓮(凛には大ウケなんだよね)

奈緒(異常に笑いの沸点が低いんだよな)

楓「~♪」

P(いったいどこら辺を笑ってるんだろ)カタカタ



楓「加蓮ちゃん」

加蓮「はい?」

楓「加蓮ちゃんは今日も可憐ね」ドヤァ

加蓮「えっ」


47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:18:08.28 ID:64PpAqOC0


凛「フフッ……」プルプル

加蓮(凛には大ウケなんだよね)

奈緒(異常に笑いの沸点が低いんだよな)

楓「~♪」

P(いったいどこら辺を笑ってるんだろ)カタカタ



楓「加蓮ちゃん」

加蓮「はい?」

楓「加蓮ちゃんは今日も可憐ね」ドヤァ

加蓮「えっ」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:19:26.51 ID:64PpAqOC0


すいませんミスです




加蓮「あ、あはは……」

奈緒(凛が笑ってるから勢いづいた!)

P(ダジャレと言っていいのかそれは……)カタカタ

凛「くふっ……」プルプル

加蓮(凛、そんな面白くないって!)



楓「……」ジー

奈緒(こ、こっち見てる!)

P(矛先が変わったか、頑張れ奈緒)

凛(私にもダジャレ来るかな)ワクワク


49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:21:00.61 ID:64PpAqOC0


楓「……素直な奈緒ちゃん」

凛加蓮「楓さん嘘はいけないよ」

奈緒「どうゆう意味だよ!」

P「そうですよ楓さん、奈緒はツンデレ属性なんですから」

奈緒「なっ、ツンデレとか言うなってプロデューサー!」

楓「そうでしたね、ごめんなさい」クス





奈緒「なんだよ、そうやってみんなしてアタシで遊んで……」ゴソゴソ

楓「……こたつむりですね」

P「それ、今日一番上手いんじゃないですか?」

加蓮(たしかに)

楓「がーん……」シュン


50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:22:09.99 ID:64PpAqOC0


凛「奈緒が拗ねちゃったよ。加蓮やりすぎだってば」

加蓮「凛だって乗り気だったでしょ」

凛「まあ、私もやりすぎちゃったかもね」ブチブチ

加蓮「奈緒、謝るから起きてよ。ね?」ムキムキ

奈緒「だったらミカン剥くのやめろ!」ガバッ

P「お、案外簡単に起きた」

凛「ごめんね奈緒。ミカンあげるから許してよ」







奈緒「……そんな雑な剥き方のミカンはやだ」

凛「」


51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:25:00.70 ID:64PpAqOC0


加蓮「ごめんね奈緒~、はいミカン」スッ

奈緒「……加蓮は許す」パクパク

凛「そんなのズルいって! 加蓮も何か言ってよ!」

加蓮「私は許してもらったもん」フフッ

奈緒「あはは! まあ、凛は色々不器用だもんな」チラッ

P「?」

凛「な、奈緒にだけは言われたくないっ」

奈緒「凛の方が不器用だって!」

凛「ミカンを剥くのが不器用でも、他は奈緒の方が不器用だって!」

P(えらくピンポイントな不器用だな)カタカタ


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:27:35.79 ID:64PpAqOC0


楓「うふふ、やっぱり3人とも仲が良いわね」

加蓮(あ、楓さん立ち直った)

奈緒「加蓮、楓さん、アタシより凛の方が不器用だよね!?」

凛「奈緒が不器用じゃなかったら、みんな器用だよ」

楓「じゃあ、試してみる?」

加蓮「?」





楓「プロデューサーもこっちに来ませんか?」

P「え?」

凛加蓮奈緒「!」


53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:28:34.26 ID:64PpAqOC0


凛「そうだよプロデューサー、こっち来なよ」

加蓮(お、凛が動いた)

P「でも、まだ仕事中だし」

凛「担当アイドルとコミュニケーションとるのも立派な仕事だと思うよ」

P「でも、それなりには話して……」

凛「プロデューサーは私たちの事は大事じゃないの?」

P「いやその」

楓(凛ちゃん……)

加蓮(空回ってるというか、ある意味いつもの凛じゃないというか……)

加蓮「ほら、こうやってゆっくり話す機会も少なくなってきてるしさ?」

楓「プロデューサーも、一息入れませんか?」

P「ま、まあそれもそうだな」アハハ…


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:29:34.30 ID:64PpAqOC0


楓(加蓮ちゃん、ナイスフォロー)

加蓮(凛、ちょっと慌てすぎでしょ)

凛(落ち着け、落ち着け私……)

楓(奈緒ちゃんは……)チラッ

奈緒「……」シーン

加蓮(……固まってる)




P「で、俺は何処に入れば?」

楓「ご自由に選んで下さい」

P「ええっ!」

奈緒「なぁっ!」

加蓮(あ、奈緒動いた)


55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:31:18.91 ID:64PpAqOC0


凛(さすがに密着するのは恥ずかしいけど……)

楓「私の隣でもいいですよ?」ウフフ

加蓮「私も良いよ?」クス

P「おいおい……」

凛「私も、プロデューサーと一緒に入りたいかな」

P「り、凛?」

加蓮(凛、直球すぎない?)

奈緒「わ、私は別に何処でも……」カアァ

加蓮(奈緒からはメチャクチャ緊張してるのが伝わってくる)

楓(……多分、3人の中で加蓮ちゃんが1番器用なんじゃないかしら)


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:32:10.46 ID:64PpAqOC0


凛「それで、誰を選ぶの?」

奈緒「は、早くしろよ!」

P「やっぱり選ばないといけないのか……」

加蓮「どうするの、プロデューサー?」クス

楓「誰にしますか?」ウフフ

P(この2人は……)





P(さて、どうするか……)ウーン

P「……」

P「……」ゴソゴソ


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:33:41.65 ID:64PpAqOC0


奈緒「……」

加蓮「ふーん……」

凛「プロデューサーは楓さんを選ぶんだね」

P「変な言い方はやめなさい」

楓「どうして私を選んだんですか?」

P「いや、この4人の中で決めるとして、女子高生を選ぶのはマズいじゃないですか」

奈緒「へー」ジー

加蓮「まあ、妥当だね」ツーン

凛「……」ムスー


58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:35:05.15 ID:64PpAqOC0


楓「ふふっ」トサッ

P「ちょっと楓さん、くっつかないで下さいよ。近いですって」

楓「こうした方が温かいですよ」ウフフ

P「いやいや、でも……」チラッ

凛奈緒加蓮「……」ジトー

P(めちゃくちゃ見られてる)

奈緒(なんでアタシはこんな鈍感を……)ジロー

加蓮(選んだ理由はまともだけど、なんか悔しいな)ムゥ

凛(あんなにデレデレして)ムスー

P(いったい、どうすれば正解だったんだ……)


59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:37:24.78 ID:64PpAqOC0


凛「……」ゴソゴソ

P「どうした、凛?」

凛「そろそろ仕事に行こうよ」

P「え? ちょっとまだ早くないか?」

加蓮「奇遇だね、私もちょっと早く行きたい気分だったんだ」ゴソゴソ

奈緒「じゃあ、アタシ達は先に車のところで待ってるからな」

P「ちょ、ちょっと待てって!」

奈緒「……バーカ」

加蓮「鈍感」

凛「スケコマシ」

P「なんだよ急に!」

楓「行ってらっしゃい」フリフリ


60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:39:26.79 ID:64PpAqOC0


ガチャ バタンッ!

P「どうしたんだアイツらは?」

楓「もっと乙女心を知らないとダメですよ」

P「……頑張ってみます」



ジャンケンポイ! アイコデショ! アイコデショッ!

P(……ジャンケンしてる?)



ヨシ! ア、アタシハベツニキニシテナイシ… ヨシヨシ、クヤシガラナイデナオ オイ、カレン!

P「?」

楓(今日は凛ちゃんが助手席なのかしら)ウフフ


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/09(金) 22:40:58.20 ID:64PpAqOC0


P「じゃあ、俺も行ってきますね」

楓「はい」

P「……スーツ掴んでる手を放して下さいよ」

楓「もう少しだけですから」ギュ

P「……しょうがないですね」ハァ

楓「ありがとうございます」ウフフ

P(いやまあ、嫌な気はしないけど)

楓「~♪」スリスリ

P(……いいのか、これは)

楓(ちょっと3人には意地悪し過ぎちゃったかしら)

楓(……でも、たまにはこういうのも良いかも)フフッ





転載元:P「アイドルとこたつ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420798893/



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