亜利沙「松田亜利沙、国民的アニメ出演に大興奮」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が国民的アニメの声優に大抜擢されたことが明らかになりました」

亜利沙「愛と勇気が友達の、子どもに大人気のアニメということで」

亜利沙「松田亜利沙は大興奮していた模様です」

亜利沙「なお、レギュラーキャラにはならなそうなものの、様々な役を担当したとのことです」

育「すごいですよね！　あのアンなんとかマンに出られるなんて」

亜利沙「自分のことながら、本当に驚きですね。ある意味、小さい子どもにとってのアイドルですからね」

育「しかも、何役もやったんですよね。声をかえたりするの、むずかしくなかったですか？」

亜利沙「何とかできたと思います。また見ていただければ幸いです」

海美「いろいろな役というと、私もクレジットに1ページ、まるまる名前が並んだことがありますね」

育「えっ！　クレジットって、さいごの、この役をやったのはだれ、ってやつですよね？」

海美「はい。六つ子から始まって、どんどん増えて、最終的には20役以上」

育「声の使い分けって、できるのですか？」

海美「さすがに全部は無理だったと思います。でも、心がけはしました」

亜利沙「ズラッと同じ名前が並んでるのは壮観でしたね……続いてのニュースです。高坂さん」

海美「はい」

海美「高坂海美、火の鳥スパイク」

海美「アイドル高坂海美が、バレーボールで火の鳥スパイク」

海美「通称・うみみんアタック☆を披露したことが明らかになりました」

海美「これを聞いたアイドルジュリアが、銃声がしたと勘違いするような」

海美「とんでもない速さと威力だったとのことです」

亜利沙「レシーブするのも命がけですね」

海美「大丈夫ですよ。さよちんが根性レシーブ★で拾えてたので」

育「紗代子さんじゃないと返せなさそうですね」

亜利沙「あと、ジュリアさんが銃声というと、リアル感が増しますね」

海美「ジュリアは詳しいんですか？」

亜利沙「いえ、出身……コホン。続いてのニュースです。中谷さん」

育「はい」

育「中谷育ら、バースデーセッション」

育「先日のアイドル桜守歌織の誕生日に、アイドル中谷育らが」

育「バースデーセッションをしたことが明らかになりました」

育「中谷育はピアノ、クラリネット、三味線にまじり、リコーダーで参加」

育「そっきょうでしたが、うまくいったもようです」

海美「即興とはすごいですね。特に、かなりんのクラリネットは普段吹いてるわけでもないのに、すごかったです」

亜利沙「そうですね。中谷さんには癒されましたよ。綺麗なハーモニーでした」

育「ありがとう。亜利沙さんも、参加すればよかったのに。ヒューマンビートボックスで」

亜利沙「いやいや、流石に場違いと言いますか、あのバランスが一番良いですよ」

育「そうですか」

海美「私の時も、良ければセッションしてください」

亜利沙「わたくしも是非……続いてのニュースです」

亜利沙「最上静香、また被弾」

亜利沙「アイドル最上静香が、アイドル野々原茜の生配信でまたイジられたことが明らかになりました」

亜利沙「どんどん流れるコメントから目についたものをどんどんピックアップして読み上げる際」

亜利沙「そのコメント欄に『ありがサンキュー』が入っていた模様です」

亜利沙「野々原茜は思わず噴き出しながら読んだとのことです」

海美「ありがとうや、最高確認、などの中に紛れてましたよね」

亜利沙「偶然それを読むとは。もし最初から探して読むつもりなら、噴き出さないでしょうし」

育「静香さんは何か言ってましたか？」

亜利沙「変わらず良い反応を示してくれますね。今回に関しては事故要素強かったので、誰に対して怒るべきか、困惑されてましたが」

海美「ありがサンキューは永久に不滅ですね」

育「わたしもしっぱいしないように気をつけます」

亜利沙「ある意味成功……続いてのニュースです」

亜利沙「如月千早、雀士になる？」

亜利沙「アイドル如月千早が、プロ雀士に直接指南を受けたことが明らかになりました」

亜利沙「番組の企画からでしたが、その後も定期的にゲームで遊んだりしているとのことで」

亜利沙「麻雀が趣味のアイドル馬場このみは、いずれアイドル仲間で同卓したいと」

亜利沙「密かに狙っている模様です」

育「千早さんが歌以外にきょうみを持ってるのって、ちょっと意外な気がします」

亜利沙「メインが歌というだけで、最近はいろいろやられてると思いますよ。カメラもアイドルを始めてからの趣味ですし、筋トレもされてますから」

海美「そうなんですね。それなら、今度一緒にトレーニングしたいと思います」

亜利沙「……高坂さんのレベルはトレーニングの枠で収まるか怪しいですよね」

育「そうですね。アスリートみたいです」

海美「そうですか？」

亜利沙「それと、如月千早さんと言えば、新しく天海春香さんとの番組が始まるようで。わたくしたちファン一同、懐かしさと喜びで震えております」

海美「良かったですね」

育「わたしもたのしみです」

亜利沙「もちろん、お二人の掛け合いも楽しみですが、あいパックを超えるような奇跡を期待しています」

育「生っすか！のですね。なつかしいです」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「三浦あずさ、運命の人現る？」

亜利沙「アイドル三浦あずさの運命の人立候補がまた増えたことが明らかになりました」

亜利沙「これは劇場で味噌汁を作った際に言われたもので」

亜利沙「三浦あずさは少し困りながら、まんざらでもなかった模様です」

亜利沙「なお、お相手はアイドル百瀬莉緒だったとのことです」

海美「びっくりした……あっでも、もしかして、あずささんや莉緒ねぇって、そっちの」

亜利沙「そういうわけではないと思いますよ。百瀬莉緒さんのいつもの軽いジョークだと思います」

育「それだけおいしかった、ということですよね」

亜利沙「そうですよね」

海美「なるほど。育りんはすぐにわかったんですか？」

育「もちろんです。大人ですから」

亜利沙「流石です」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

海美「アシスタントの高坂海美と」

育「同じくアシスタントの中谷育でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙海美育「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！　いやあ、改めて素晴らしい演技力ですね！」

海美「そうだよね！　最初に出た時とは全然違うよね！」

亜利沙「はい、それはもう。最初はヒヤヒヤしましたからね」

育「海美さんのえんぎ、本当に別人みたいですごいなぁ」

海美「育りんもばっちりだったよ！」

亜利沙「そうですね。育ちゃんはいつもながら安定感あって、本当に頼りになります」

育「えへへ……けっこう、自信でてきたんだよね。いろんな役をやれたからかな」

亜利沙「間違いなくそれはあると思います。みんな、日々成長できる環境が整ってますよね」

海美「うんうん！」

ｱﾗｱﾗｰ

亜利沙「あずささん、ありがあれえ？」

双海真美「んっふっふ～。モノマネ大成功！」


海美「真美じゃん！　私もだまされたよ～」

育「本当にじょうずだね！」

真美「ありさちんも騙せたら本物っしょ」

亜利沙「くぅっ……不覚です。いつも最後のニュースに取り上げる人は、控え室で見てくれた後に労いに来てくれるんで、間違えちゃいました」

海美「もしかして、ミリ女繋がり？」

亜利沙「そうですよぉ！　せっかくお二人が揃ったので、是非ともこの放送は見て欲しかったんですが」

真美「あずさお姉ちゃんも見てたよ」

亜利沙「えっ、そうなんですか？　それで来てくれないのはちょっと寂しいような」

真美「あっ、再現するね」

亜利沙「え？」

真美『あらあら～、恥ずかしいわね』

真美「あずさお姉ちゃん、呼ばれたから行ってきたら？」

真美『え？　呼ばれたかしら？』

真美「最後のニュースの人は行っておしゃべりするのが、アンコクのリョーカイっしょ。ほら、もうすぐ生放送おわるよ」

真美『そうなのね～。それじゃあ、行ってくるわね』

真美「いってらっしゃーい」

亜利沙「……あれ？」

海美「……おわり？」

育「それなら、こっちに来る……あ」

亜利沙「あ」

真美「んっふっふ～。わかったっぽいよ」

海美「え？　え？　どういうこと？」

真美「うみみん、あずさお姉ちゃんが、真っ直ぐたどり着くとでも？」

海美「あっ、なるほど！」

亜利沙「探しにいきましょうか……」

育「劇場の中だったらいいな……」

おわり