【一年分】

～事務所～

P「滅入るぜ」ﾊｧ…

有香「おはようございます、今日も雨ですねぇ」


ぷちなかの「かさをさす」ﾊﾞｻｯ

有香「部屋では大丈夫だよ…」ﾄｼﾞｯ

P「なぁ、ちょっと困った話を聞いてくれ」

有香「はい？」

P「ここんとこ雨続きだろ、家にある朧昆布が湿気でドッロドロなんだよ」

有香「家にある朧昆布」

P「だいぶ前にあったろ、ぷちしゅーがちょろまかして周子のツテで大量に送られてきた…」

有香「ああ、はい、あのお煎餅の」ﾎﾟﾝｯ

P「当然と言えば当然だが、湿気に弱いんだよ」

有香「えーと…スマホで……あった。冷凍庫に保存するといいみたいです」

P「一年分の朧昆布を？」

有香「一年分の朧昆布」

ぷちなかの「けいおす…」

※流石に食べ切るのは現実的ではない。

【売上貢献】

～5月、とある祭り会場～

んご「ﾀﾍﾞﾝｺﾞｰ」

巴「ウチのシノギにわざわざ人手寄越して貰うとは、すまんのぉ」


P「シノギて……まぁお宅とは今後もいい付き合いができたらと思ってるしな」

ぶちともえ「ﾅﾒﾄﾝｶｧ ｵﾄﾞﾘｬｰ!」

んご「ｸｴﾝｺﾞｰ ﾀﾍﾞﾝｺﾞｰ♪」

P「……だが果たしてコイツらで宣伝になってるか？」

ぷちゴロー「ｱﾏｱﾏﾔｧ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

巴「客がおらんわけでもなかろう」

P「いや、客が思いっきり身内」

巴「リンゴ飴なんぞ、こんな祭りでもないとなかなかお目にかかるもんじゃないけの、張り切って捌いて貰わんとな」

ルンバ「ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ」ｳｨｰﾝ

P「何故来た」

ルンバ「ﾍﾟｯﾍﾟ」

ありさん「「「ｿﾞﾛﾘ」」」

P「いや……ありを連れてこられても金がないだろうしくっついて動けなくなるだろし…」

ルンバ「ﾎﾟｰﾊﾟ…」ｼｭﾝ

※売上に貢献したかったらしい。

【学生たるもの】

未央「あー、この為に生きてますなあ…」


ぷちみお「ｵﾆｸｻﾏｰ ﾌﾗｲﾄﾞﾁｷﾝｰ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

未央「あ、今日はチキンの骨持って帰るのダメだから」

ぷちみお「ﾅﾝﾃﾞｽﾄ」

未央「アイドル未央ちゃんのぷちたるもの、品性が大事だからね品性が」

ぷちみお「ｵﾜｰ ﾋﾝｾｰ」

未央「そう品性…」

ぷちみお「ﾊﾝｾｰ ﾌﾗｲﾄﾞﾁｷﾝ ﾐｵﾐｰﾄ ﾀﾍﾞﾀ」

未央「そこから問われたりはしないしない」

ぷちみお「ｶｲｸﾞｲｼﾀｾﾞﾖ」

未央「…学生たるもの！……義務だよ」

※苦しい。

【温かな一時】

ぷちふみ「………」

ヤカン「ﾎﾟｰﾋｰ♪」

ぷちふみ「……」ｺｸﾝ

ストール「ﾌﾖﾖ」ﾌﾞﾗｻｹﾞ

ぷちふみ「……」ﾊｲｯ

ストール「ﾌﾖｰ」ﾄﾎﾟﾎﾟﾎﾟ

ぷちふみ「……」ﾌｰｯ ﾌｰｯ

文香「ただいま戻りました…あら…」


ぷちふみ「……ﾐｭ」ﾊｲｯ

文香「…ありがとう…」

※何より心が温かい文香でした。

おわれ。