1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:51:48.36 ID:U6B4gLQ2o
Project Krone のお話
タイトルとは直接関係なし、Pが複数出るので嫌いな人は注意
タイトルとは直接関係なし、Pが複数出るので嫌いな人は注意
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:52:32.18 ID:U6B4gLQ2o
『宮本ォ!走れえええ!!』
『橘!!rest(休憩)は3分と言っているだろうが!!』
『ケツを使え!ケツだ!!』
怒号が飛ぶ。怒号の主はマスタートレーナー。
『橘!!rest(休憩)は3分と言っているだろうが!!』
『ケツを使え!ケツだ!!』
怒号が飛ぶ。怒号の主はマスタートレーナー。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:53:40.19 ID:U6B4gLQ2o
―――
塩見「はぁはぁ……あ゙~~えらい」
モバP「偉い?」
塩見「しんどいって意味や……」
モバP「サボりとは感心しないな」
塩見「異議ありー!レッスンは、完了したよ」
モバP「冗談だよーお疲れ様。ドーナツを冷やしてあるよ」
塩見「気が効くね、モバPさん。ああ…愛しのドーナツ、君は何故…そんなにも美味しいんだい?」
モバP「炭水化物と脂質のおかげではないかな」
塩見「夢のないことは、言わんといて……さて!いただきます」
塩見「はぁはぁ……あ゙~~えらい」
モバP「偉い?」
塩見「しんどいって意味や……」
モバP「サボりとは感心しないな」
塩見「異議ありー!レッスンは、完了したよ」
モバP「冗談だよーお疲れ様。ドーナツを冷やしてあるよ」
塩見「気が効くね、モバPさん。ああ…愛しのドーナツ、君は何故…そんなにも美味しいんだい?」
モバP「炭水化物と脂質のおかげではないかな」
塩見「夢のないことは、言わんといて……さて!いただきます」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:54:29.83 ID:U6B4gLQ2o
塩見周子はドーナツにかぶりついた。塩見周子は運動後の体に、甘い物が沁み渡り
心が貴い何かで満たされるのを感じた。
塩見「チョコレート・スプリンクル…美味しい!!」
モバP「それは良かった」
塩見「いやー疲れたときは、甘い物に限るね~」
モバP「無脂肪Greek Yogurt、低脂肪カテージチーズもあるので、一緒に食べてね」
塩見「はいはーい、そっちも食べますよ」
宮本「ハーイ」
ドアを開けた主は、宮本フレデリカ。彼女は、マスタートレーナーのレッスンを終えたばかりであった。
心が貴い何かで満たされるのを感じた。
塩見「チョコレート・スプリンクル…美味しい!!」
モバP「それは良かった」
塩見「いやー疲れたときは、甘い物に限るね~」
モバP「無脂肪Greek Yogurt、低脂肪カテージチーズもあるので、一緒に食べてね」
塩見「はいはーい、そっちも食べますよ」
宮本「ハーイ」
ドアを開けた主は、宮本フレデリカ。彼女は、マスタートレーナーのレッスンを終えたばかりであった。
スポンサーリンク
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:56:21.04 ID:U6B4gLQ2o
宮本「パリは燃えているか?ハードな運動して、アタシの体は燃えている」
塩見「パリに行ったことないやんか」
モバP「お疲れサマンサタバサ。宇治金時のアイスを用意してあるよ」
宮本「Samantha Thavasa?宇治抹茶を口にすれば~~パリジェンヌも大和撫子」
塩見「あの会社、外資かと思ったら日本の……って、和菓子を食べたら大和撫子かい」
モバP「和菓子屋の娘は皆、大和撫子」
塩見「タコス屋の娘なら、メキシカン?洋菓子屋の娘ならヨーロッパ人?」
宮本「ん~っ、美味しい。チョコレートもいいけど、小豆もベリーグッド☆」
モバP「グッドラック」
塩見「フランスじゃあなくてアメリカンかい!」
塩見「パリに行ったことないやんか」
モバP「お疲れサマンサタバサ。宇治金時のアイスを用意してあるよ」
宮本「Samantha Thavasa?宇治抹茶を口にすれば~~パリジェンヌも大和撫子」
塩見「あの会社、外資かと思ったら日本の……って、和菓子を食べたら大和撫子かい」
モバP「和菓子屋の娘は皆、大和撫子」
塩見「タコス屋の娘なら、メキシカン?洋菓子屋の娘ならヨーロッパ人?」
宮本「ん~っ、美味しい。チョコレートもいいけど、小豆もベリーグッド☆」
モバP「グッドラック」
塩見「フランスじゃあなくてアメリカンかい!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:57:27.13 ID:U6B4gLQ2o
宮本「それよりさーアタシの横のコレ、フレデリカに変えてくれる?」
塩見「はぁ?横?」
宮本「そうそう!左の、コレね。この表記だと、ただの宮本でしょー?それじゃ面白くないもんね」
モバP「あ、はい。チェーンジ」
フレデリカ「よし、おっけー☆」
塩見「何が違うんや。一緒やないかい」
フレデリカ「何が違うかって?アタシもわかんなーいアハハハ」
モバP「ハハハハ」
フレデリカ「アハハハ☆あ、ボイルしたロブスター美味しい♪常務さんも食べるー?」
閉まっていたドアが開く。そこに現れたのは、346プロの常務。
この346の城主といっても、過言ではない存在である。
塩見「はぁ?横?」
宮本「そうそう!左の、コレね。この表記だと、ただの宮本でしょー?それじゃ面白くないもんね」
モバP「あ、はい。チェーンジ」
フレデリカ「よし、おっけー☆」
塩見「何が違うんや。一緒やないかい」
フレデリカ「何が違うかって?アタシもわかんなーいアハハハ」
モバP「ハハハハ」
フレデリカ「アハハハ☆あ、ボイルしたロブスター美味しい♪常務さんも食べるー?」
閉まっていたドアが開く。そこに現れたのは、346プロの常務。
この346の城主といっても、過言ではない存在である。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:58:22.50 ID:U6B4gLQ2o
常務「私は遠慮する。貴女が食べなさい」
モバP「常務……!」
フレデリカ「あ、常務は役職だから敬称『さん』はいらないんだっけ?」
塩見「そういうところは日本人かい」
ありす「やれやれ、高強度トレーニング後なのに……元気ですね」
橘ありすは、常務に軽く挨拶をすませると、彼女はモバPに詰め寄った。
モバP「常務……!」
フレデリカ「あ、常務は役職だから敬称『さん』はいらないんだっけ?」
塩見「そういうところは日本人かい」
ありす「やれやれ、高強度トレーニング後なのに……元気ですね」
橘ありすは、常務に軽く挨拶をすませると、彼女はモバPに詰め寄った。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 10:59:27.29 ID:U6B4gLQ2o
モバP「お疲れ様。ありすちゃん」
ありす「橘です。横のコレ、訂正してください」
モバP「失礼、橘氏」
ありすちゃん「結構です。さぁ、苺大福を下さい」
フレデリカ「ストロべリー☆ ベリー美味しい~ラズベリー!ストロベリーマルガリ~タ美味しいよね?飲んだことないけど」
常務「………」
ありすちゃん「甘酸っぱい苺と和菓子のコンビを!さぁ、早く早く早く、早急にお願いします!!」
塩見「苺大好き橘さーん、ラーメン大好き小池さ~ん♪」
ありすちゃん「もぐもぐ……小池さん?」
モバP「気にせず、食べなよ。古い話だからさ」
ありす「橘です。横のコレ、訂正してください」
モバP「失礼、橘氏」
ありすちゃん「結構です。さぁ、苺大福を下さい」
フレデリカ「ストロべリー☆ ベリー美味しい~ラズベリー!ストロベリーマルガリ~タ美味しいよね?飲んだことないけど」
常務「………」
ありすちゃん「甘酸っぱい苺と和菓子のコンビを!さぁ、早く早く早く、早急にお願いします!!」
塩見「苺大好き橘さーん、ラーメン大好き小池さ~ん♪」
ありすちゃん「もぐもぐ……小池さん?」
モバP「気にせず、食べなよ。古い話だからさ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:01:07.69 ID:U6B4gLQ2o
――――
常務「彼女達は、万事あのような感じか」
モバP「はい。大槻唯と鷺沢文香、速水奏、以外の者は、大体があのような感じです」
常務「Project Krone は上手くいくのだろうな」
モバP「彼女らは個性が強く、自由奔放。しかし、メンバー全員がさらなる飛躍を望んでおります。Krone は上手くいくでしょう」
モバPはProject Krone を肯定するしか選択肢はなかった。
常務「ならばいい。ところで、君は帰宅が早いそうだな。仕事は嫌いかね?」
モバP「アイドルに気を配っておりますので……。仕事は早く切り上げる、コレにつきます」
常務「クライアントにも気を配れ、もうよろしい。下がれ」
常務「彼女達は、万事あのような感じか」
モバP「はい。大槻唯と鷺沢文香、速水奏、以外の者は、大体があのような感じです」
常務「Project Krone は上手くいくのだろうな」
モバP「彼女らは個性が強く、自由奔放。しかし、メンバー全員がさらなる飛躍を望んでおります。Krone は上手くいくでしょう」
モバPはProject Krone を肯定するしか選択肢はなかった。
常務「ならばいい。ところで、君は帰宅が早いそうだな。仕事は嫌いかね?」
モバP「アイドルに気を配っておりますので……。仕事は早く切り上げる、コレにつきます」
常務「クライアントにも気を配れ、もうよろしい。下がれ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:02:29.73 ID:U6B4gLQ2o
―――――
17時を知らせる鐘がなると、モバPは手早くデスクの書類を片づけ、部屋を出た。
事務所内の廊下では、すれ違う者に帰りの挨拶を言うが、それに答える者もなく
また、とくにモバPに眼をとめる者も、居なかった。
モバPの帰りが早いことは、皆にとってはいつものことであった。
事務所を出ると、モバPは一定した足の運びで駐輪場に向かい、ママチャリに跨り、移動した。
17時を知らせる鐘がなると、モバPは手早くデスクの書類を片づけ、部屋を出た。
事務所内の廊下では、すれ違う者に帰りの挨拶を言うが、それに答える者もなく
また、とくにモバPに眼をとめる者も、居なかった。
モバPの帰りが早いことは、皆にとってはいつものことであった。
事務所を出ると、モバPは一定した足の運びで駐輪場に向かい、ママチャリに跨り、移動した。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:03:51.12 ID:U6B4gLQ2o
モバPは、その足でトレーニングジムに向かい、慣れた様子でダイナミックストレッチを行い
関節を温めトレーニングをはじめる。トレーニングジム内では、誰かの視線を感じたが無視した。
―――――
モバP「……ふぅ。帰ろう」
水分補給をすませ、帰宅する。トレーニングジムを出て、男が自転車に跨ると
『今、貴方の後ろにいるの…』
背後で声がした。
モバP「マスコミの関係者……?」
『いいえ』
声の主は、モバPが担当しているアイドルだった。
関節を温めトレーニングをはじめる。トレーニングジム内では、誰かの視線を感じたが無視した。
―――――
モバP「……ふぅ。帰ろう」
水分補給をすませ、帰宅する。トレーニングジムを出て、男が自転車に跨ると
『今、貴方の後ろにいるの…』
背後で声がした。
モバP「マスコミの関係者……?」
『いいえ』
声の主は、モバPが担当しているアイドルだった。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:04:58.63 ID:U6B4gLQ2o
モバP「奏ちゃん…何故、ここに」
速水「モバPさんを驚かそうと思って」
モバP「冗談はよしてくれよ、早く帰りたいんで……。火急の用事?」
速水「あなたが帰宅後、常務に声をかけられてね。お仕事のソレについて相談よ」
モバP「……ああ、Project Croissant……」
速水「違うわ。しっかりして、CroissantではなくKrone よ」
モバP「クロワ……」
モバPは、自分で口にした「Croissant」の言葉に、内臓が反応するのを感じた。
食べ物の名を耳にすると、本能が「空腹」を訴えるのがわかった。
速水「モバPさんを驚かそうと思って」
モバP「冗談はよしてくれよ、早く帰りたいんで……。火急の用事?」
速水「あなたが帰宅後、常務に声をかけられてね。お仕事のソレについて相談よ」
モバP「……ああ、Project Croissant……」
速水「違うわ。しっかりして、CroissantではなくKrone よ」
モバP「クロワ……」
モバPは、自分で口にした「Croissant」の言葉に、内臓が反応するのを感じた。
食べ物の名を耳にすると、本能が「空腹」を訴えるのがわかった。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:05:24.13 ID:U6B4gLQ2o
モバP「ハ……速水」
速水「 ?」
モバ「速水、空腹…だ。俺は空腹なんだ。明日にして……明日だ」
速水「……じ、じゃあ、ファミレスにでも……」
モバP「ダメだ。絶対にダメだ、拒否する!!」
速水「え」
モバP「迅速に帰宅し、自宅でチキン500gとジャガイモ500g」
速水「えっ!?一体、何事…?」
モバP「食べねば、ならない。絶対にな、食べるぜ、食べるんだよォッマグ口ぉおおおお……さぁ退け」
モバP「もちもちな大福、プロテインサプリメントッ!!アイスクリームをななァNANANAAAAAAA」
速水「た…食べ過ぎじゃないかしら」
モバP「話なら、自宅でするってドケ除けぇ!退ケェ!!ドDOKeeeよおぉぉお」
速水「それは、まずくないかしら……」
速水「 ?」
モバ「速水、空腹…だ。俺は空腹なんだ。明日にして……明日だ」
速水「……じ、じゃあ、ファミレスにでも……」
モバP「ダメだ。絶対にダメだ、拒否する!!」
速水「え」
モバP「迅速に帰宅し、自宅でチキン500gとジャガイモ500g」
速水「えっ!?一体、何事…?」
モバP「食べねば、ならない。絶対にな、食べるぜ、食べるんだよォッマグ口ぉおおおお……さぁ退け」
モバP「もちもちな大福、プロテインサプリメントッ!!アイスクリームをななァNANANAAAAAAA」
速水「た…食べ過ぎじゃないかしら」
モバP「話なら、自宅でするってドケ除けぇ!退ケェ!!ドDOKeeeよおぉぉお」
速水「それは、まずくないかしら……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:05:54.55 ID:U6B4gLQ2o
モバPの眼の焦点は定まらず、あっていない。空腹のあまり殺気立っている。
速水奏は、彼の精神状態は平常ではないと判断した。
モバP「急がない用事なら、明日だァァアアAAAAAAAAAAAアアアアアアアアッt!!」
速水「ヒッ!」
モバP「どけぇっ!!俺は空腹なんだよォオ……俺を飢えさせるつもりかァッ!?」
食欲は三大欲求の一つである。食欲を妨げる者は、排除される。空腹で殺気立ったモバPは、速水奏の腕を食いちぎらんとばかりだ。
仮に、速水奏の腕をモバPが食べたところで「赤身が少ない。タンパク質が足りない、もっとだ」と言い
「もっとだ、腹が減った。脚もよこせ、速ヤミぃぃいいいいいいいい」と叫ぶに違いなかった。
速水「ううっ…わかった、わかったから落ちついて……」
モバP「………」
速水奏は、彼の精神状態は平常ではないと判断した。
モバP「急がない用事なら、明日だァァアアAAAAAAAAAAAアアアアアアアアッt!!」
速水「ヒッ!」
モバP「どけぇっ!!俺は空腹なんだよォオ……俺を飢えさせるつもりかァッ!?」
食欲は三大欲求の一つである。食欲を妨げる者は、排除される。空腹で殺気立ったモバPは、速水奏の腕を食いちぎらんとばかりだ。
仮に、速水奏の腕をモバPが食べたところで「赤身が少ない。タンパク質が足りない、もっとだ」と言い
「もっとだ、腹が減った。脚もよこせ、速ヤミぃぃいいいいいいいい」と叫ぶに違いなかった。
速水「ううっ…わかった、わかったから落ちついて……」
モバP「………」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:06:38.94 ID:U6B4gLQ2o
―――――
速水「本当に、鶏肉500g食べてるのね」
もぐもぐ もぐもぐ
モバPの食事にはマナーも礼節もなかった。それは食事というよりは、栄養補給という行為であった。
速水「まるで、ありとあらゆる物を、一切合切を飲み込んでしまうブラックホールのようね」
モバP「はふっはふ……むしゃむしゃ……速水…むぐむぐっ……運動後にな」
速水「はい。よく噛んで食べて頂戴」
モバP「むしゃむしゃ……むぐむぐっ……ばりばり」
速水「キャベツなどの野菜も、しっかり食べていて、感心ね」
もぐもぐ もごもごっ
モバP「ばりばり…むぐむぐっ……運動した日は、1日に必要な栄養素をなァ……ばりばり」
速水「もう、1時間も食べっぱなし……」
速水「本当に、鶏肉500g食べてるのね」
もぐもぐ もぐもぐ
モバPの食事にはマナーも礼節もなかった。それは食事というよりは、栄養補給という行為であった。
速水「まるで、ありとあらゆる物を、一切合切を飲み込んでしまうブラックホールのようね」
モバP「はふっはふ……むしゃむしゃ……速水…むぐむぐっ……運動後にな」
速水「はい。よく噛んで食べて頂戴」
モバP「むしゃむしゃ……むぐむぐっ……ばりばり」
速水「キャベツなどの野菜も、しっかり食べていて、感心ね」
もぐもぐ もごもごっ
モバP「ばりばり…むぐむぐっ……運動した日は、1日に必要な栄養素をなァ……ばりばり」
速水「もう、1時間も食べっぱなし……」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:07:47.81 ID:U6B4gLQ2o
がつがつ がつがつ
速水「凄い食欲ね。全て食べる心算ね」
モバP「むしゃむしゃ…運動後にナぁ…はぐはぐ……1日に必要な栄養素の…多くを食べるスタイルなんだ」
速水「……」
モバP「あア…悪いなァ、もぐもぐ」
速水「………」
―――――
モバP「ふぅ……ごちそうさま」
速水「かれこれ、2時間も食べっぱなし」
モバP「……あ、あれ?何で…奏ちゃんがこの家に?」
速水「え?」
モバP「どこから湧いてきたんだい?何故、ここに…!」
速水「 」
モバP「以前、君は『今……あなたのすぐ後ろに居るの…振り返って』と」
モバP「脅かしてきたけど……本物のゴースト?小梅ちゃんに悪魔払いを…」
―――――
速水「凄い食欲ね。全て食べる心算ね」
モバP「むしゃむしゃ…運動後にナぁ…はぐはぐ……1日に必要な栄養素の…多くを食べるスタイルなんだ」
速水「……」
モバP「あア…悪いなァ、もぐもぐ」
速水「………」
―――――
モバP「ふぅ……ごちそうさま」
速水「かれこれ、2時間も食べっぱなし」
モバP「……あ、あれ?何で…奏ちゃんがこの家に?」
速水「え?」
モバP「どこから湧いてきたんだい?何故、ここに…!」
速水「 」
モバP「以前、君は『今……あなたのすぐ後ろに居るの…振り返って』と」
モバP「脅かしてきたけど……本物のゴースト?小梅ちゃんに悪魔払いを…」
―――――
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:08:40.45 ID:U6B4gLQ2o
モバP「ああ、仕事の話だったんだねー、思い出したよハハハ」
速水「思い出してくれたかしら……ハァ」
モバP「常務なら悪いようにしないと思う。Project Krone 素晴らしい 」
モバP「君の方向性と、常務の方向性は、相性イイ感じがするしさー」
速水「そういうものかしら。やることを縛られるのは不自由ではなくて?」
モバP「Project Krone は、豪華な甲冑と壮健な馬のようなもの」
速水「馬ですって?」
モバP「そうとも。美しい城の”城主”である常務が、甲冑と馬を用意してくれる」
速水「甲冑と馬…ね」
モバP「他の者は歩兵……君は立派な騎馬だよ、一体何人のアイドルが”騎乗”できる立場だろう」
速水「……それほど、多くはないわね」
アイドルの中には、副業をしながらアイドルをやっている者も少なくない。
親類から仕送りや援助を貰う者もいる。
速水「思い出してくれたかしら……ハァ」
モバP「常務なら悪いようにしないと思う。Project Krone 素晴らしい 」
モバP「君の方向性と、常務の方向性は、相性イイ感じがするしさー」
速水「そういうものかしら。やることを縛られるのは不自由ではなくて?」
モバP「Project Krone は、豪華な甲冑と壮健な馬のようなもの」
速水「馬ですって?」
モバP「そうとも。美しい城の”城主”である常務が、甲冑と馬を用意してくれる」
速水「甲冑と馬…ね」
モバP「他の者は歩兵……君は立派な騎馬だよ、一体何人のアイドルが”騎乗”できる立場だろう」
速水「……それほど、多くはないわね」
アイドルの中には、副業をしながらアイドルをやっている者も少なくない。
親類から仕送りや援助を貰う者もいる。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:09:29.96 ID:U6B4gLQ2o
モバP「城主の考えは何であれ、用意してくれたソレを、君は好きなだけ使えばいい」
速水「常務から与えられた機会を、利用しろと言うのね」
モバP「甲冑を纏い騎乗し、歩兵を蹂躙すればいい。その後は、騎乗したまま凱旋パレートだね」
速水奏の脳裏に浮かぶのは、豪華絢爛なステージと喧騒と熱気に飲み込まれるファン達。
圧倒的な観客動員数、売上、成功すればアイドルの域ではなく、間違いなくアーティストの域であった。
モバP「城主がくれた Project Krone ……豪華な甲冑と壮健な馬を、使えるだけ使って」
速水「常務から与えられた機会を、利用しろと言うのね」
モバP「甲冑を纏い騎乗し、歩兵を蹂躙すればいい。その後は、騎乗したまま凱旋パレートだね」
速水奏の脳裏に浮かぶのは、豪華絢爛なステージと喧騒と熱気に飲み込まれるファン達。
圧倒的な観客動員数、売上、成功すればアイドルの域ではなく、間違いなくアーティストの域であった。
モバP「城主がくれた Project Krone ……豪華な甲冑と壮健な馬を、使えるだけ使って」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:10:15.27 ID:U6B4gLQ2o
モバP「君自身の名声を高める道具にすればいい。城主すらも踏み台にして、さらに飛躍してもいい」
速水「踏み…台、ね」
モバP「いずれは城主になることも、夢ではない」
十代の若い者は、功名心と野心に満ち溢れていた。
速水「フフッ……おもしろい話ね」
速水「踏み…台、ね」
モバP「いずれは城主になることも、夢ではない」
十代の若い者は、功名心と野心に満ち溢れていた。
速水「フフッ……おもしろい話ね」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:10:48.35 ID:U6B4gLQ2o
モバP「まぁ、バラエティの仕事がやりたいってなら……そういう仕事もあるよ」
モバP「奏ちゃんは、映画好きってことで『ポップコーン2時間耐久大食い選手権』とか」
速水「考えただけで、口内の水分を全て奪われる企画ね」
モバP「他には、『シャンデリア・ガールズ・プロジェクト!60分ぶら下がれますか?』…とかあるけど」
モバP「君は、常務の仕事よりそっちがいい?」
速水「遠慮しておくわ。腕が千切れそうだもの」
モバP「奏ちゃんは、映画好きってことで『ポップコーン2時間耐久大食い選手権』とか」
速水「考えただけで、口内の水分を全て奪われる企画ね」
モバP「他には、『シャンデリア・ガールズ・プロジェクト!60分ぶら下がれますか?』…とかあるけど」
モバP「君は、常務の仕事よりそっちがいい?」
速水「遠慮しておくわ。腕が千切れそうだもの」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 11:11:17.41 ID:U6B4gLQ2o
モバP「そう言うと思った。だから、この企画は武内君に譲っておいた」
速水「はぁ……有能なんだか無能なんだか…」
モバP「ハハハ!……あ、そうだ」
速水「?」
モバP「そろそろ帰って。お腹一杯だし、眠たいんだーおやすみ」
速水「はぁ……有能なんだか無能なんだか…」
モバP「ハハハ!……あ、そうだ」
速水「?」
モバP「そろそろ帰って。お腹一杯だし、眠たいんだーおやすみ」
コメント