モバP「残念だが藍子、問題は水着だけじゃないんだ」

モバP「次にこの写真を見てもらいたい」

未央「あ、前にみんなで歌ったCDのジャケットだ」

モバP「そうだ、よく見てもらいたい」

モバP「この衣装は属性ごとに色分けし着るアイドルに合わせ細部を変えている」

モバP「夏に発売するCDということもあり基本的に露出が多めの衣装になっている」

早苗「たしかに、ちょっと過激よね」

モバP「普段おとなしい文香や智絵里ですらお腹の出た衣装を着ている」

モバP「しかしこのジャケットでも藍子と菜々さんはお腹を隠していた」

モバP「隣の楓さん(25)がおへそを見せているというのに藍子(74)は肩すら見せない鉄壁のガードだ」

藍子「ちょっとPさん、数字がおかしくないですか!」

モバP「なんでだ、25と74じゃ約3倍も違うぞ」

藍子「3倍って比べる物が違うじゃないですかぁ」

モバP「いいじゃないか、3倍違うんだからへそくらい見せたって。減るもんじゃないんだ!」

櫻井桃華「あの、Pちゃま？3倍ってもしかしてわたくしに関わりがあることでして？」


モバP「あ、いや違うんだ」

櫻井桃華「そうですの、わたくし最近怪しい人に結び付けられているような気がして…」

モバP「あー、まあ桃華は最近注目されているからな」

モバP「ほらCDデビューも決まったんだから、今日はもう帰ってゆっくり休みなさい」

モバP「まあ、つまりだ。菜々さんと藍子はガードの固いアイドルとして有名だったわけだ」

未央「ふんふん」

モバP「そのうちの一人菜々さんがついに水着姿を披露した。しかもビキニだ」

友紀「ねえねえ」

早苗「ん、何？」

友紀「ウサミン星にも海ってあるのかな？」

早苗「そうねえ、この前宅飲みしたらイワシの角煮が出てきたわね」

モバP「そこ、関係ない話しない」

友紀「ハーイ」

笑美「つまりウサミンが脱いだから藍子ちゃんも脱がそう言うんか。やらしいなあ」


モバP「それだけじゃないぞ、状況はさらに複雑だ」

笑美「なんや、もったいぶって」

モバP「夕美や歌鈴といた藍子と組むことの多いアイドルが最近注目されている」

夕美「うん、私も藍子ちゃんとラジオが出来てとっても楽しかったよ!」


モバP「またポジパで統一コンセプトの衣装を用意して未央と茜はすでに発表している」

茜「ソフトクリーム美味しかったですね」


モバP「さらに藍子は最近大きな仕事してなかったからファンの期待と注目が集まっている」

藍子「確かに、去年のクリスマスからはラジオとかのお仕事が多かったですね」

モバP「つまり、ハードルが上がりに上がっているところにとどめのウサミン水着だ」

藍子「うう、そう言われると…」

モバP「まあ藍子のファンは優しいからどんな姿でもがっかりすることはないだろう」

モバP「だがアイドルである以上は応援してくれているファンに応えるために最大限努力すべきじゃないか」

藍子「それはそうですけど…。でも…、でも…」

藍子「私その…かわいい水着とか持ってませんし…」

藍子「それにその…あんまりスタイルに自信が無くて…」

ポン

未央「何言ってるのあーちゃん、水着だったら私と一緒に選びに行けばいいじゃない」

藍子「未央ちゃん…」

未央「領収書はちひろさんに回せばちゃんと処理してくれるしね」

ちひろ「もう未央ちゃん、調子にのって自分のも経費で落とそうとしたらダメですからね」

海「サイズやデザイン直したかったらウチのところにに持ってきな。藍子ちゃんに似合うように仕立ててあげるから」


美紗希「かわいく魅せるポーズだったらぁ、あたしが教えてあげるよ」


久美子「女の子はね、見られると綺麗になるの。自信が無いなら見せつけていかなきゃね」

洋子「撮影までまだ日はあるんでしょ？今から体鍛えてプロポーション磨こうよ」


茜「うおおぉぉぉ!!いいですね、藍子ちゃん一緒に走りましょう!!」

智香「アタシも応援しますよ、フレー、フレー、藍子ちゃん!!」


櫂「泳ぐんだったらあたしが付き合うよ、プールも紹介してあげるしさ」


藍子「皆さん…」

藍子「そうですよね、私にはこうして助けてくれる事務所の仲間がいて」

藍子「応援してくれるファンや支えてくれるプロデューサーもいるんですよね」

未央「そうだよあーちゃん、困ったときはみんなの力を借りないと」

藍子「うん、そうだね」

藍子「分かりましたプロデューサーさん、水着はやっぱり恥ずかしいけれど私頑張ってみます」

モバP「おお、そうか。それは良かった。それで、これが企画書なんだけどな」

～アイドル in 海の家～

注目のアイドルたちが海の家で料理を出してファンと交流。
その後は浜辺で水着のグラビア撮影。

出演アイドル(予定)

・十時愛梨(86)
・及川雫(105)
・大沼くるみ(おっきい)
・藤居朋(78)
(他にも現在調整中)

サポートメンバー
・向井拓海(95)

藍子「………」

モバP「いやー、いい企画だろ。藍子もファンとの交流がしたいって言ってたもんな」

藍子「プロデューサーさんのばかー!!」


その後海の家へは急きょ桐生つかさに(嫌味を言われながら)出演を依頼してイベントは成功に終わった。

ザッザッザッ…

モバP「いやー８月も半分過ぎたってのに相変わらず暑いなー」

茜「あ、プロデューサーさん。浜辺が見えてきましたよ!!」

モバP「おーい、いきなり走り出すなー」

藍子「うふふ、茜ちゃんはどこにいても元気ですね」

未央「ほーら、二人とものんびりしてないで早く行こうよ」

モバP「よいしょっと、この辺でいいかな」

茜「あ、私もパラソル広げるの手伝います」

未央「それにしても悪いねプロデューサー、あーちゃんの撮影なのに私たちまで連れてきてもらって」

モバP「いいってことさ。俺もちょうどこの日程に合わせて休暇取ったからな」

藍子「それにしてもいいんでしょうか？撮影は明日からなのに」

モバP「まあ藍子も撮影する前に水着に慣れておいた方がいいだろう」

未央「さっすがプロデューサー、今日は私たちいっぱい遊ぶよ」

茜「でも、その前に…」

藍子「きゃあ」

茜「藍子ちゃん、いつまで上着着てるんですか」

藍子「ちょっと、まだ心の準備が…あ、待って」

未央「ほらほら無駄な抵抗はやめて早く脱いじゃおうね」

藍子「うぅ、脱ぎます、脱ぎますから～っ」

茜「ほら、プロデューサーさんにも見てもらいましょう!」

藍子「うぅ…恥ずかしいです…」

茜「おお、藍子ちゃんよく似合ってますね」

藍子「ええ…そうかな…似合ってるかな？」

未央「うんうん、昨日夜遅くまで悩んだかいがあったよね」

藍子「み、未央ちゃん。それは言っちゃダメ」

茜「それじゃあ早速泳ぎましょう、うおおおおおお!!」

未央「茜ちん、待ってよ」

モバP「おおさすがに茜は早いな、もうあんなところまで泳いでいる」

藍子「あ、あの…プロデューサーさん…どうですか私の水着。その、おかしくないでしょうか？」

モバP「大丈夫だよ、藍子によく似合ってる。とっても可愛いよ」

藍子「ほんとですか、よかったぁ…、ふふっ。私たちも海に入りましょうか」

モバP「そうだな、未央たちのところへ行こうか」

藍子「ハイ、夏の思い出いっぱい作りましょうねプロデューサーさん♪」



終わり