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トップページ765プロ > 【アイマス】P(…ダルイ)

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/22(土) 22:13:28.04 ID:QexbddIh0

P(…ダルイ…風邪…ではなさそうだ。)

P(二日酔い?…いや、そもそも、飲んでないし…
それに、今日が初出勤日だし)

P(初日から遅刻する訳にはいかないし、起きるか…)

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社長「いや~君ぃ、おはよう!はやいね。」

P「おはようございます!社長!」

社長「うんうん。やる気に満ちてるね。では早速、君に
プロデュースしてもらう娘を紹介するよ。」

社長「入ってきたまえ。」

ガチャ…

社長「天海春香君だ。」

春香「天海春香です!よろしくお願いします!プロデューサーさん!」

P「こちらこそ、よろしくお願いします。天海さん。」

春香「春香でいいですよ。プロデューサーさん。」

P「そうか…なら、これから二人三脚で頑張ろうな!春香!」

春香「はい!」

社長「うんうん、仲良くやっていけそうで安心したよ。
では、今後の打ち合わせもかねて、ミーティングをお願いするよ。」

二人「はい!」

--------------


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/22(土) 22:19:43.76 ID:QexbddIh0

(それから俺たちは、色々話した。今後の方針、最初の目標、最終の目標、
そして、春香の事、俺の事…)

春香「それでですね!プロデューサーさん!---!」

(他愛のない話をした。久しぶりに笑った気がする。
春香と居るといつも笑顔になれる。)

(それに、トップを目指す自信と漠然とした確信も出来ている。)

ーーーー?

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数日が経ち

P「今日は作曲家の先生に挨拶にいくぞ。春香の良さも、もう伝えているよ。」

春香「はい!…でも「私の良さ」って何ですか?」

P「ん?俺の勝手なイメージだが、一言で言うと「太陽」かな?」

春香「太陽?」

P「そう、一緒にいるだけで、笑顔になるし、ぽかぽかする…
だから、そう言う事を反映できるようにお願いしているよ。」

春香「…そうですか。…太陽か…エヘヘ///」

------------

P「今日が、初めてのオーディションだな。この前に言った所に
気を付ければ、必ず受かるよ!」

春香「そうでしょうか…」

P「ああ、、間違いない!俺は、春香を一番近くで見てきたんだ!
俺と自分の力を信じて精一杯やって来い!」

春香「!はい!」

(そう…確信があった…春香の実力なら…)

ーーーー?

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4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/22(土) 22:22:30.62 ID:QexbddIh0

------------

数ヵ月後

俺は、春香以外にもプロデュースする事になり…

律子「プロデューサー、ちょっと良いですか?」

P「ん?…ああ、ユニットの事か?」

律子「!?…なんでわかったんですか?話してましたか?…
まだ思案段階で、社長にも話していなかったのに…」

P「う~ん。そうだったか…?まぁいいじゃないか。」

P「で?」

律子「あ、はい。こういうのなんですが…」

P「ふんふん。伊織・亜美・あずささんで『竜宮小町』か…」

P「バランス良いユニットだな。」

律子「ありがとうございます。」

律子「それで…他の娘の事なんですが…」

P「ああ、そうだな。例えば…美希・貴音・響だろ。千早・真・雪歩で、
春香・真美・やよいでどうだ?」

律子「う~ん。この分け方には理由はあるんですか?」

P「全体のバランスを考えての結果だよ?」

P「響はダンス。貴音は演技と歌。美希はオールラウンダー。」

律子「…」

P「千早はもちろん歌。真はダンス。雪歩は演技。」

P「真美はダンスも歌も上達してきたし、やよいはダンスや
演技の幅も広くなったし、春香は…美希と同じかな。」

律子「…なるほどですね。たしかにそうですね。
この分け方だと、ユニット同士の対決モノとかもおもしろそうですね!」

P「だろ?皆も色々と有名になってきたしな。」

P「それぞれに合った曲や番組ができるだろうし…」

律子「では、早速詰めていきましょうか!」

P「お!やる気満々だな!」

律子「私!もっともっと頑張りますよ!」

------------


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/22(土) 23:54:27.49 ID:QexbddIh0

P「---と言うわけで、ユニットを組もうと思う。」

P「律子には伊織達を見てもらう。」

貴音「ですが、それでは、あなた様の負担が大きいのでは?」

千早「そうね…。これ以上プロデューサーに…」

律子「もちろん、プロデューサーが手一杯の時は、ちゃんとお手伝いします。」

P「ああ、だから俺の事は心配をしなく良いよ…。
でも貴音、千早…ありがとうな…。」

千早「…いえ…。」

貴音「…あなた様がよろしいのでしたら…」

P「それに、ユニットを組んだからって、自分のユニット以外の人と
一緒に仕事をしない訳でないからな。」

P「良し!これで、もっと上のステージに行けると思う!皆!がんばろうな!」

全員「はい!」

P「では、今日は解散!」


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 01:46:14.86 ID:6J8GCoZl0

ガヤガヤ

P「春香。」

春香「はい?」

P「ごめんな。最近現場に顔を出せなくて…お前のプロデューサーなのに…」

春香「…」

P「でも、春香の頑張りは、ちゃんと見ているから。」

P「それに、この件でもっと現場にいけると思うし…
俺も春香に負けないぐらい頑張るから、もっともっと輝こうな!」

春香「はい!」

P「いい返事だな!」ナデナデ

春香「エヘヘ。///」

------------


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 02:26:35.76 ID:6J8GCoZl0

P(春香の…夢を見る。)

P(春香と出会った時の事)

P(春香と一緒に衣装を考えた時の事)

P(春香と一緒に…)

P(俺は、春香に入れ込んでいる…それは、俺が春香のプロデューサーだから)

P(俺は、春香に依存している…それは、俺が春香の…)

P(俺は、春香に…)

P(俺は…)

P(目覚める前の春香は…いつも泣き叫んでいる…)

P(春香は泣き顔は似合わない…笑ってほしい…)

P(俺は春香を笑顔に出来ないのか?)

P(春香…何で泣いてるんだ…?)

ジリリリリリリリ・・・

P「だから…いつも目覚めが悪い…」

P(早く春香に会いたい…)

P(会って安心したい…)

------------


9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 15:41:23.06 ID:6J8GCoZl0

P「春香!真美!やよい!良くやったな!」

P「4グループ同時シングルで、お前達が1位取ったぞ!」

やよい「うっうー!やりました!」

真美「んっふっふ~。真美達のジツリキだよー。」

春香「がんばりました!」

P「今度出すシングルの事なんだが・・・」

やよい「765プロ全員で歌うやつですね!」

P「ああ、でだ、メインをお前達に任せたい。」

春香真美やよい「!」

P「そして、各グループのミニアルバムを作ろうと思う。」

P「その後に765プロのアルバムも出す予定だ。」

P「学校や出演番組で、忙しいと思うけど、頑張ってレコーディングしよう!」

春香真美やよい「はい!」


10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 20:57:12.59 ID:6J8GCoZl0

P「まだ、お前達には言ってない事なんだが・・・」

真美「?、何?」

P「まだ思案中で、社長や律子、音無さんとしか打ち合わせしていないんだが・・・」

P「ライヴツアーをしようと思う。」

春香「ツアーですか・・・?」

P「ああ。」

P「全国のファンの方々に、笑顔と輝きを届けたいと思ったんだ。」

春香「本当ですか!?やったー!!」

P「決まり次第発表するよ。ああ、このことは、番組とかで言うなよ?」

真美「何で何で?早く発表しようよ~。」

やよい「やっぱり、確定しないとマズいですよね。」

P「そう言う事だ。いらぬ混乱を招いたりするだろ?」

真美「ううっ。わかったよ。兄ちゃん。」

P「よし!お前達もこれで上がりだろ?メシ食いに行こう!」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 20:57:12.59 ID:6J8GCoZl0

P「まだ、お前達には言ってない事なんだが・・・」

真美「?、何?」

P「まだ思案中で、社長や律子、音無さんとしか打ち合わせしていないんだが・・・」

P「ライヴツアーをしようと思う。」

春香「ツアーですか・・・?」

P「ああ。」

P「全国のファンの方々に、笑顔と輝きを届けたいと思ったんだ。」

春香「本当ですか!?やったー!!」

P「決まり次第発表するよ。ああ、このことは、番組とかで言うなよ?」

真美「何で何で?早く発表しようよ~。」

やよい「やっぱり、確定しないとマズいですよね。」

P「そう言う事だ。いらぬ混乱を招いたりするだろ?」

真美「ううっ。わかったよ。兄ちゃん。」

P「よし!お前達もこれで上がりだろ?メシ食いに行こう!」


12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 21:16:26.11 ID:6J8GCoZl0

真美「えっ!?兄ちゃんの奢り?ヤッター!」

P「やよいは、兄弟達も連れて来ていいぞ?」

やよい「えっと・・・本当に良いですか?」

P「ああ。大丈夫だ。タクシーも手配するし、店も個室を予約してるしな。」

やよい「ありがとうございます!早速電話してきます!」タッタッタッタ

春香「ありがとうございます。プロデューサーさん。」

P「よし。用意して15分後出発だ。」

真美「やよいっちにも言って来るね~」タッタッタッタ

P「春香。」

春香「どうしました?プロデューサーさん。」


13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/23(日) 21:54:17.65 ID:6J8GCoZl0

P「春香…今、幸せか?」

春香「はい。とっても幸せです。」

春香「765プロの皆やファンの皆が笑顔で居てくれる…」

春香「私の夢に近づいてる事が実感できてます。」

P「…そうか…頑張ったな!」

春香 フルフル

春香「それも、プロデューサーさんのおかげです。」

春香「あなたが居てくれたから、頑張る事ができました。」

P「!…ありが…とう。」ウル

春香「もう。泣くには早いですよ。」

春香「お互いにもっともっと頑張って、ツアーを成功させましょう!」

P「そう…だな!まだまだやらなくちゃいけない事が沢山あるのに、
感傷に浸るには早かったな!」

春香「そうですよ。・・・これからもプロデュースお願いしますね!」

P「ああ!」

P(そうだ!あれは、夢なんだ!)

P(気にしちゃダメだ!)


15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/24(月) 22:18:53.68 ID:Aqod+DwC0


数ヵ月後

埼玉、名古屋、大阪、福岡、のアリーナライヴを成功させた!

横浜アリーナ最終日

P(やっとここまで来た!)

P(でも相変わらず、あの夢はまだ見ている…)

春香「765プロー!ファイトー!」

全員「オー!」

P(俺は何を不安になることがある?)

P(俺には765プロの皆が居る…そして春香が居る…)

P(何を…)

ズキッ!

P(!?)

P(視界が…)

クラ…

P(ん…)

P(!?)


16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/26(水) 06:18:15.70 ID:gRAz6NrS0

P(視界が…)

クラ…

P(ん…)

P(!?)

P(誰も居ない?いや、正確に言うと、広いアリーナの中に一人…)

P(春香!)

P(!?、声が出ない!?)

P(春香!)

P(くそ!なんなんだ!)

春香「---?」

P(えっ?)

春香「思い出しましたか?」

春香「私が何で泣き叫んでいたのか…」

P(!?、やめろ!お前は「春香」じゃない!)

春香「そう私は「春香」じゃない…でも、あなたが知っている「春香」です。」

P(これも夢なんだろ?)

春香「そうこれは「夢」です。そして「終着点」です。」

P(どういう事だ?訳がわからない…)

春香「あなたはずっと「違和感」を感じていました。」

春香「あなたは「今回」で初めて「違和感」に気づきました。」

P(…)

春香「おめでとうございます。」

春香「ここまで来れたのも「初めて」です。」

春香「思い出せないあなたにプレゼントです。」

春香「ここで「選択肢」をあげます。」

春香「私が泣き叫でいる理由を「知りたい」ですか「知りたくない」ですか?」

P(俺は…)

P(俺は…春香を笑顔にしたい!幸せにしたい!!)

P(だから…)

春香「わかりました。では始めましょう「夢の終演」を…」

P(…!!!)


17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/26(水) 23:00:39.18 ID:gRAz6NrS0

???

P(ん…ここは…?)

ガヤ!センセイ!バタバタ…!!

P(知らない天井だ…視界もぼやけてる…)

P(手足の指は少し動くが…体が動かせない…)

P(それにさっきの人は…?)

バタバタ

???「ほ…本当だ…目を…目を醒ましてくれた…」ボロボロ

???「う…うう……っ」ボロボロ

P「あ、あなたは…?」

春香「は…春香ですよ…プロデューサー…さん…」ボロボロ

P(!?、そんなバカな!)

春香「ああ…そうですよね…わかんないですよね…」ズズッ

春香「あれから5年も経っているんですから…」

P(5年!?意味が…)

春香「目が覚めたばかりですし、ゆっくり…お話しましょうね。」

春香「そうだ。私、皆に連絡してきますね。ちょっと待っててください。」タッタッタッタ

P(…ぼんやりだが、思い出してきた…)

P(…そうか…あのツアーの最終日の帰りに俺は…車に撥ねられたんだ。)

P(そして、最後に見たのが、駆け寄って来た春香の…)


18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/26(水) 23:18:14.40 ID:gRAz6NrS0


春香「相手は酒気帯びだったみたいです。」

P「そうか…ごめんな…心配かけたな…春香。」

P(それから、春香は色々話してくれた。)

P(社長が無理をして、病気になりそのまま隠居した事)

P(律子が社長の後を継ぎ、代行している事)

P(伊織は、親や兄に頭を下げ、律子のサポートをする為に猛勉強をしている事)

P(千早は、プロデューサーを立てずに、歌手として成功している事)

P(美希は、モデルと女優を兼業し、ハリウッド映画に出た事)

P(貴音と真と雪歩は、主に映画と舞台の主演をし、全国公演をした事)

P(響は、CS番組と動物番組の冠番組を持っている事)

P(亜美とあずささんは、ドラマの主演やバラエティに引っ張り凧との事)

P(真美は、ミュージカルの主演や音楽番組の冠番組を持っているとの事)

P(やよいは、お昼の顔として帯番組をしている事)

P(そして、一番驚いたのが音無さんが結婚した事)

P(俺に悪いと迷っていたらしいが、皆の説得で決断したらしい。)

P「春香は、どうなんだ?」


19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/26(水) 23:21:39.16 ID:gRAz6NrS0

春香「私も色々と仕事させて頂いてますよ。」

P(春香は、冠番組はラジオだけにして、マルチに活動しているとの事)

春香「声優の仕事もしましたし、年に一回ソロライブもさせて頂いてるんですよ。」

P「そうか…頑張ったな。」

春香 フルフル

春香「皆が、あなたが目を覚ますまで、この仕事を頑張るって」

春香「それが、ここまで導いてくれたあなたへの恩返しだって…」

春香「…それが、あなたとの絆だって…」ウルッ

春香「お帰りなさい。プロデューサーさん…」ポロポロ

P「ああ、ただいま。」

P(あの「春香」がくれたチャンス…無駄にはしない。)

P(今度こそ、皆を、春香を幸せにしてみせる。)

P(見ていてくれ、「春香」)


21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/27(木) 22:16:16.16 ID:eECPhU0s0

後日談

P(長いリハビリを終え、我が家に帰ってきた。)

P(社長が社宅として借り上げていてくれた。)

P(そして、週一で春香が掃除もしていてくれていた。)

P(お見舞いに来てくれていた人に挨拶参りをした。)

P(初めて、社長や黒井社長の涙を見た。)

P(765プロに戻り、今は、新人のアイドルをプロデュースしている。)

P(皆のおかげで仕事が出来ている。本当に感謝している。)

P(そして…)

???「ん、う~ん…おはよう…ございます。」

P「おはよう。春香。」

P(俺は、今、本当に幸せだ。)

P「なぁ、春香…今、幸せか?」


おわり


ありがとうございました。


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