みりあ『実際はどうなんだろ？』

加蓮『ちょっと気にはなるよね』

みりあ『ちょっとタンマね！』ｶﾞﾀｯ ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

加蓮『あっ』

みりあ『プーロデューサー♪』ｶﾞﾁｬﾘ

P『だから音が入るだろって！』

みりあ『みりあね、真実が知りたいの…だめかな…』

P『く……上目遣いで甘い声出して…さては加蓮の悪い影響受けてるな…？』

加蓮『とりあえず戻ってきなみりあちゃん、問い詰めるのは後でもできるでしょ、メインはみりあちゃんなんだからこの番組』

みりあ『仕方ないから今日のところは見逃してあげましょう』ｷﾘｯ

P『わりと似てるのがまた…』

ｶﾞﾁｬﾘﾊﾞﾀﾝ

加蓮『てなわけでコーナーに行く前にお知らせでーす』

みりあ『すたーてぃんぐー！なーう☆』

～～～

それは、かつてあった可能性。
或いは、あるはずのない奇跡。

『Re:FLAME』追加公演、アルバノクト、参戦。

亜夜『ただの可能性だなんて言わせないわよ。961プロの一角を担うアイドルとして…そして、あの子のライバルとして…ね』

決意は今、燃え上がる焔となるー。

～～～

加蓮『ではでは、記念すべきコーナー一発目です』

みりあ『放課後・わたぐもノスタルジー』

加蓮『このコーナーでは当番組のコンセプトキーワードでもある【放課後】をテーマに、様々な企画にチャレンジ、または経験をして、それを軸にゆるゆるまったり雑談しちゃいましょう、と…ぶっちゃけふつおたとそんなに趣旨は変わらないんだよね』

みりあ『わたぐもと言えばみりあのソロ曲だね。あの曲の歌詞みたいに、皆で特別な楽しいことを探していけたらいいなー♪』

加蓮『で、今回はこちら！』ﾕﾋﾞﾊﾟｯﾁﾝ

P『はーい、ちょっと入りますよっと』ｶﾞﾁｬﾘ

みりあ『わわ、何なにプロデューサー、その段ボール！』

P『へっへっへ…当ててみろよ…』

加蓮『どこの世紀末チンピラよ』

P『冗談はさておき、ハロウィンが近いからな、ほれ』ﾊﾟｶｯ

みりあ『お菓子だーっ！！！』

加蓮『はいタンマ！一応ラジオの企画なんだからね、ハウスハウス』

みりあ『うー、おあずけは目に毒だよぉ』

加蓮『えー、では今回のわたノス、テーマはこちら！』ｼﾞｬｼﾞｬﾝ!

みりあ『トリック・アンド・トリート！お菓子が欲しけりゃイタズラだ～チャレンジ！…イタズラ？』

加蓮『トリックオアトリートの意味はわかるよね』

みりあ『お菓子をくれなきゃイタズラするぞ～、ってやつだよね？…あれ、でも…』

加蓮『はい、お気付きでしょう、企画タイトルはトリック『アンド』トリートです』

みりあ『んん？お菓子とイタズラ…？…ああ、だからお菓子が欲しけりゃイタズラだチャレンジかー！』

加蓮『イタズラの評価は視聴者投票で行います！ランク評価式エチュードで、より悪魔的な悪戯っ子を演じる程に、ご褒美のお菓子がたっぷり待ってるってワケ』

みりあ『なるほどー！よーし、今日は張り切ってわるい子みりあになっちゃうよー！』

加蓮『あ、機材を壊すとかそういう危なっかしいのはナシだからね、あくまでエチュードよ、お芝居』

みりあ『うん！みりあね、前にもこういうのやったことあるから自信あるもん♪』

P『あー……そういや以前その手の特訓をしてたもんなみりあは』　　

みりあ『きっしっしっし…じゃあ今日は何して遊んじゃおっかな～♪』

加蓮『あ、これ変なスイッチ入った時の顔だ…』

みりあ『よーし、じゃあね、じゃあ…今からプロデューサーは赤城みりあです！』

P『は？』

みりあ『そしてみりあはプロデューサーね！お芝居だもん、いいでしょ？』

P『いやいや、それこそどこに需要があるんだ、加蓮とやりなさいよ、アイドルラジオでしょうが』

加蓮『テイク1、みりあちゃんが俺で俺がみりあちゃんで』

P『北条加蓮』

加蓮『尺もあるんだし文句言わない！はい、よーい、ハイ！』

P『…………』

みりあ『ん？おいおいどうしちまったんだよ、収録の真っ最中にダンマリなんて、放送事故になっちまうだろ』

P『…え、何これもう始まったの』

加蓮『ハイって言ったよ』

P『えぇ……』

みりあ『おーい、みりあー…っかしいな、具合でも悪いってんじゃないだろうな…？』

P『みっ…みっ…』

みりあ『ん？』

P『みりあね、プロデューサーは流石に距離が近すぎるって思うな！』

加蓮『みりあちゃんはそんな事言わない』

みりあ『距離が近いぃ？急に何言ってるんだ、プロデューサーとアイドルならこれくらいのコミュニケーションは日常さは……さは…』

加蓮『茶飯事』

みりあ『それだろう！』

P『急にグダったぞオイ』

加蓮『プロみりあちゃん、キャラ』

P『誰がプロみりあちゃんだ』

みりあ『とにかくだ…なぁ、みりあ』ｶﾍﾞﾄﾞﾝ!

P『背ちっちゃ』

加蓮『撮りました』ｶｼｬ

みりあ『俺はなぁみりあ……お前のお菓子が欲しいんだぜ…』

P『こんなにキザか俺って』

加蓮『はい、プロみりあちゃん完全にお芝居放棄してますがここでタイムアップです』ｶﾝｶﾝｶﾝ

みりあ『ねぇねぇどうだったどうだった？』

P『あんなに自惚れ屋だっけ俺』

加蓮『まぁ、お芝居としては面白かったけどね』

P『じゃあまあとりあえず一度曲とお知らせを挟んで視聴者投票に移りたいと思います。みりあ、楽曲紹介』

みりあ『はーい！今回は961プロダクションからイベントのせんでんも兼ねて、リクエストを頂いてます！奥空心白ちゃんと亜夜ちゃんで、EVER RISINGです！どうぞっ！』

～～～

ｽｰﾘﾙﾉﾅｲｱｲﾅﾝﾃ ｷｮｰﾐｱﾙﾜｹﾅｲｼﾞｬﾅｲ　ﾜｶﾝﾅｲｶﾅｰ!

黒井『全国のプロデューサー諸氏及びファンの諸君…お待たせした…いや！待っていたに決まっている、そうだろう！『かつてそこにあった可能性の輝き』…否！！961プロは不滅にして頂点！故に他社の番組に塩を送る
ことも辞さない！何故なら961プロダクションに、敗北の二文字は存在しないからだ見ているか高木ぃ！チンケな弱小三流プロダクションとは違うということを、今度という今度は』

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加蓮『時間になりました』

みりあ『途中でカットされちゃったね、CM』

加蓮『何か大丈夫らしいよ、765の高木社長と876の石川社長が上手いことやってくれるみたい。何なら奥空さんもいるし下手なことできないでしょ』

P『顔が広いって大変だよな…』

みりあ『ねぇねぇほらほら、こんなにたくさんお菓子貰ったの！帰ったら事務所の皆にもわけてあげるんだ～♪』

加蓮『みりあちゃんは本当にいい子だよね…あ、今日はわるい子みりあだったっけ』

みりあ『そうなのだ！みりあは今日はわるい子みりあなのである！』

加蓮『何なのそのキャラ…蘭子ちゃん？』

P『315のアスランさんかもしれん』

みりあ『きっしっし…寝る前に歯磨きをしない悪い子にはけっしてたどりつけない境地であろうな』

加蓮『虫歯になったらお菓子どころじゃないしね』

P『みりあはちゃんと歯磨きしてるもんな』

みりあ『芸能人は歯が命って菜々ちゃんにも言われたからねっ』

加蓮『菜々ちゃんはさぁ…』

P『ゴホン！とにかく今回はみりあの完勝って事で、番組の方もそろそろ時間が近づいてまいりました』

加蓮『チャンネル登録、メンバー登録に高評価、あとよければこれに懲りずおたより等どしどし送って貰えれば幸いです。あ、この後のおまけも最初の10分は無料だから、見てくれると嬉しいかな』

みりあ『さっきの壁ドンみりあの写真は後でコミュニティ投稿されるんだって！』

P『メンバー限定だけどな』

加蓮『損はしないと思うよ～。ではでは本日はここまで。お相手は』

みりあ『赤城みりあと』

加蓮『北条加蓮と』

P『………』

みりあ『プロデューサー、挨拶！』

P『え、あ、プロデューサーでした！……俺もやるのかよ』

加蓮『ばいばい、またねー♪』

みりあ『お菓子だ～！またね～！』

『この番組は、961プロダクション 765プロダクション 他各社の提供でお送り致しました』

19時です。

～つづく～