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トップページモバマス > 【デレマス】メロイエ担当女子、慌てる。

2: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:40:05 ID:C31Q

~事務所~

ゆかり「お疲れ様です、プロデューサーさん」ガチャリ
mzmtykr36

女性P(以下P表記)「お、お疲れ様。どうだった?」

ゆかり「はい、まだ至らぬ点も多々ありますが、どうにか形になりそうです」

P「そっかそっか、うん、順調そうなら何より…」

ゆかり「カルメンの第1組曲…もっと研鑽を積んで、更なる高みを……」

P「待とっか」


3: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:40:17 ID:C31Q

ゆかり「はい?」

P「私、今日のレッスンについて、聞いたの」

ゆかり「ですから、今日は午前中、フルートの練習を…」

P「普通帰ってきたら直前のレッスンの方を報告しないかな」

ゆかり「ああ……成程」ポンッ

P「…それで、レッスンの方なんだけど」

ゆかり「はい、有香ちゃんはお稽古があるので先にあがるそうです♪」

P「さいですか」

~~~

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4: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:40:28 ID:C31Q

~有香の通う道場~

有香「はっ!えいっ!」
nknyk28

後輩「やぁ!」

有香「あ、そこはもう少し腰をこう……そうです、体重移動を意識して……呼吸を…」

後輩「こ、こう…でしょうか…?」

有香「はい!そのまま正面に向かって、全力で」

P「おーい、おつかれ」

後輩「やぁっ!」ブオッ

有香「覇ァ!!」

P「ひゃわっ!?」ブオッ


5: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:40:54 ID:C31Q

有香「ぷ、プロデューサーさん!?危ないですよ、急に現れたりしたら…」

P「私視点だと君らが急にこっちに拳を振り抜いたんだよね…」

有香「あ…そ、それは確かに……失礼しました、つい、集中しすぎてしまい…」

後輩(Pの妹)「あ、お姉ちゃん!今日はもうお仕事終わり?」

P「うん、今からご飯の買い物して……あれ?」

後輩「?」

有香「どうかしました?」

P「……ない」

有香「へっ」

P「……おサイフ、落としちゃった…」

P妹「えーっ!?」

有香「大変じゃないですか!あたし、今日はあがりますから、一緒に行きます!」

P妹「わ、わたしも探します、有香せんぱい!」

P「うう、面目ない……どこで落としちゃったかなあ…」

~~~


6: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:41:05 ID:C31Q

法子「ドーはドーナツーのドー♪」テクテク

法子「レーはハニーレモンシュガーのレー♪」
sinnrk41

法子「ミーはミスドの……あれ?」

法子「わ、これ、おサイフだ」ヒロイッ

法子「…うーん、どこかで見たことあるような、ないような……気のせい?」

おまわりさん「おや、そんな所でしゃがみ込んでると危ないよ?」

法子「あ、はい。…あ、おまわりさんだ!ナイスタイミング♪」

おまわりさん「ふむ、落とし物か…なら、一応書類に記入して貰うことになるけど、交番まで…」

P「すとーっぷ!!」タタタッ


7: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:41:18 ID:C31Q

法子「あれ、プロデューサーだ」

P「はぁ……はぁ……ひぅ……ちょっと……タンマ……へぇ…」

おまわりさん「知り合いかい?」

法子「うん、あたしが所属してるアイドル事務所のプロデューサーさんなんだ」

おまわりさん「ほう、プロデューサー…怪しいお仕事じゃないんですね?…というか、まずこの財布は本当に…」

P「…中に、め、免許証……!あと、これ名刺、ですっ…!」

有香「プロデューサーさーん!」タタタッ

P妹「わ、お姉ちゃんまた職質されてる」


8: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:41:30 ID:C31Q

おまわりさん「……またと言うのは」

P「話、ややこしく、しないで……」

~~~

~P宅(マンション)~

P「ごめんね、荷物」

有香「いえ、このぐらいはお手伝いさせてください!むしろ、肝心なところでお役に立てず…」

P妹「そんなことないです!せんぱいがいなかったら、絶対もっとややこしくしてたんですから、お姉ちゃんはもう」

P「それをキミが言うかね…」


9: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:41:43 ID:C31Q

法子「ゆかりちゃんにもメッセージ入れといたよ~♪」

P「よし、じゃあぱぱっと晩ご飯作っちゃうか。えーと、確か買い置きの……棚に…たな…に……」

有香「プロデューサーさん?」

P「………カレーのルーって買ったっけ」

P妹「え?だって、買おうとしたらお家にあるでしょ、ってお姉ちゃんさっき」

法子「もしかして、ないの?」

P「……はい」

P妹「えーっ!?」

有香「カレーの具材だけは買ってきちゃいましたけど……どうします?今からまた買いに…」


10: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:41:58 ID:C31Q

法子「ああ、それなら大丈夫じゃない?」

P妹「へ?」

法子「別にカレーじゃないと食べられないって事はないんだからさ、あたし、この材料で何か作ってみるよ」

P「何かって、肉じゃがとか?」

法子「んー、材料次第かな?ちょっと戸棚開けて見てもいい?」

P「よ、よろしくお願いします……!」


11: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:42:22 ID:C31Q

~マンションの廊下~

ゆかり「プロデューサーさんがカレーを振る舞ってくれると聞いたので、少しだけいつもよりお腹を空かせて来てしまいました♪」

ゆかり「まぁ…ここからでも香ばしいカレーの匂い…ふふっ、楽しみです」スンスン

ゆかり「こんばんは、今日はお招きいただいて……あら?」ガチャリ

法子「有香ちゃん、もう少し力を抑えないとボウル割れちゃうよ?」

有香「お、押忍…!しかし、なかなか、力加減というのも、難しく…とおーっ!」ブオッ

P妹「せ、せんぱいっ、有香せんぱい!麺棒は武器じゃないですから!そんな振りかぶらなくて大丈夫ですよ!」

P「あはは…もうなるようになーれ……」

ゆかり「これは、一体…?私の所まで漂ってきた香ばしい香りは…」

法子「ああ、ゆかりちゃん。今ね、お味噌汁できるとこだよ、ほら」

ゆかり「ああ、あの香りはお味噌汁の香りだったんですね、てっきりカレーの匂いかと…」

法子「どう間違えたらそうなっちゃうのかな」

~~~


12: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:42:32 ID:C31Q

法子「よーし、完成!ゆかりちゃん、お芋潰すの手伝ってくれてありがとう♪」

ゆかり「いえ、このぐらい…」

法子「ゆかりちゃんも意外に結構力強いよね?」

ゆかり「有香ちゃんほどではないです」

有香「あたしは危うく材料を破壊し尽くしてしまうところでした…」ハァ…

P「それにしても……まさかメンチカツとはね…」

ゆかり「お味噌汁もお野菜たっぷりですね。味見もさせて貰いましたが、凄く美味しかったです、流石お料理上手ですね、法子ちゃん」

法子「えへへ、見直した?ドーナツだけの女の子じゃないよ、あたし」ドヤア


13: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 10:42:44 ID:C31Q

P妹「卵とパン粉と出汁入りお味噌あって良かったよね…あとキャベツ…」

P「ま、まぁコレくらいはね?うん……大体どこのお家にもあると思うけど……」

ゆかり「それで、これからカレーを作るんですよね?私は何をお手伝いしましょう?」

P「……食べ終わった後の洗い物をお願いしていいかな?」

ゆかり「はい、お任せください♪」

P妹「慣れてる…」

P「そりゃね…プロデューサーだもん…」

※メンチカツと味噌汁、美味しくいただいたそうです。

おわれ。





転載元:メロイエ担当女子、慌てる。
https://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1732066791/

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