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トップページモバマス > 【デレマス】加蓮「みりラジ16回……どころじゃなさそうかな」みりあ「う~ん…」

269: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:55:10 ID:ebjF

加蓮「みりラジ16回……どころじゃなさそうかな」みりあ「う~ん…」

更新します。


270: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:55:42 ID:ebjF

~事務所~

P「さて……ラジオのおたよりを仕分けしないとな…」ハコカカエ

輝子「お、重そうだな……手伝うか…?」
hsshok50

P「ん、いや、もう机に置くだけ……よっと」ドサッ

P「さて…と……」スワリッ

P「…にしても珍しいな、お前が机の下から出てきてるなんて」

輝子「そ、そんなことはないと思うぞ……きょ、今日は湿度もちょうどいいしな……ジメジメしてて、いい天気だろ…?」

P「ドの付くレベルで曇り空ですが……ん?」

輝子「ど、どうした親友…!」アワアワ

P「はぁ……今足が誰かにあたったぞ…まゆか、乃々か、それとも美玲でも入ってるのか?仕事中は」ズイッ

みりあ「………!」クチオサエ
akgmra40

P「…え、何で?」

~~~


271: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:56:05 ID:ebjF

みりあ「う~…結局みつかっちゃったー」

輝子「お…惜しかった…な…フフ…」

P「いやいや…何でみりあが机の下にいたんだよ」

みりあ「えっと、それは……」

輝子「…なぁ親友、みりあちゃんはな、悩んでるみたいなんだ」

P「悩み…そうなのか」

みりあ「うん…」

輝子「ゴメンな、みりあちゃん……ハズカシイかもしれないけど……やっぱりプロデューサーに話すのが、一番いいと…思ったから…」

みりあ「うん、わかった。輝子ちゃん、ありがとね、いつもの場所、貸してもらっちゃって」

輝子「いいんだ……お日様の下ばかりだと、うまく育たない事とかも…あるしな…」

加蓮「おはよ~……っと、取り込み中?外す?」
hjkrn48

P「いや……あーっと……どうなんだ?」

みりあ「加蓮ちゃんにも聞いて欲しい…かな…」ユビツンツン

加蓮「…そっか、了解」

みりあ「あのね……学校でね」

~~~

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272: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:56:31 ID:ebjF

~みりあの小学校・教室・放課後~

女の子「みりあちゃんみりあちゃん」

みりあ「んー?」

女の子B「今日は来ないのかな、みりあちゃんのプロデューサーさん…!」

みりあ「うん、今日はお仕事だからって。みりあも時間あるし、普通に…」

男子「あ、あのっ」

みりあ「ほへ?」

女の子「どうしたの?すごい顔して」

男子「えっと……あの……その」モジモジ

みりあ「みりあにご用なのかな?」

女の子「ただの用事にしちゃただごとじゃない顔だよ」

女の子B「えっと、保健室…行く?」

男子「~~っ!」カァッ……バッ

みりあ「お手紙?みりあに?」

女の子「えっ、まさかこれ」

女の子B「わー!…わー!」

みりあ「えっ、えっ?どうしたの2人とも」

女の子「だって、みりあちゃん!」

男子「お、おれ、もう行く!」ダッ

女の子B「あっ……行っちゃった…走ると危ないのに」


273: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:57:10 ID:ebjF

みりあ「…ファンレターかな、よいしょ」ペラッ

~~~

~そして事務所~

P「それで、読んでみたところ、ラブレターだった…か」

加蓮「わぁ青春~…って茶化す空気じゃ、ないよね」

みりあ「みりあ、どうしたらいいのかな…」

P「……成程な…それで、輝子が見かねて机の下を開けてくれた、と」

輝子「べつに話を聞いたわけじゃない…ただ、困ったときは……お互い様だからな…」

加蓮「何がどう転んだらそこで机の下なのかはわかんないけど……」

P「こりゃ、ラジオのおたよりどうこうは後回しだな……」

みりあ「いいの?プロデューサー、お仕事なんじゃ」

P「悩める担当アイドルの相談に乗る。これ以上大切な仕事があるか」

みりあ「…ごめんなさい」

P「謝るなって、みりあは何にも悪くないだろ」

加蓮「その…さ、みりあちゃんとしては、どうだったの?」

みりあ「うれしかった……のかなぁ?」

加蓮「…わかんない感じか…みりあちゃんいい子だから…」

P「流石に内容を見せてもらうわけにもな…悪口とか、そういうのは書いてなかったんだな?」

みりあ「うん、えっとね…」ガサゴソ

P「いや、いい。男の子のプライバシーに関わる」


274: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:57:32 ID:ebjF

加蓮「いいのー?みりあちゃんが何か隠してるとかかばってるとか」

P「大丈夫だ。みりあは嘘を言ってない。それだけはちゃんとわかるから」

みりあ「…へへへ…そうだけど…そうだけどぉ…」モジモジテレテレ

輝子「カエンタケかな…真っ赤になっちゃったな」

加蓮「はぁ……プロデューサーさん、今第三者が口説いてどうすんの」

P「え、俺、口説いてた??」

加蓮「大丈夫だ。みりあは嘘を言ってない。それだけはちゃんとわかるから」モノマネ

P「え、何か惚れそう」

加蓮「私に惚れてどうすんの!………え、本気?」カアッ

P「何故そこで赤くなる…」

輝子「増殖したな……フヒ」

~~~


275: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:58:04 ID:ebjF

~翌日・みりあの小学校・裏庭~

男子「えっと……昨日は…その……急に」

みりあ「あのね、みりあね、お手紙、凄く凄く凄ーく!うれしかった!」

男子「うぇっ、え、あ…あぅ…」

みりあ「けどね。やっぱりみりあ、あなたの恋人には、なれないから…」

男子「…アイドル、だから…?」

みりあ「ちがうよ。みりあ、アイドルのお仕事とか、そういう事で断ったりなんかしないよ」

男子「じゃ、じゃあ…?」

みりあ「みりあ、あなたのこと、まだ何にも知らないもん。お手紙、何回も読んでみたけど、やっぱりそれだけじゃわからなくって」

男子「え…そんな読んでくれたのか?」

みりあ「うん」

~近くの物陰~

女の子「みりあちゃん…どうするつもりだろ」

女の子B「のぞき見はよくないと思うんだけどな」

女の子「そっちもしっかり付いてきてるじゃん」

女の子B「私はその、みりあちゃんが心配で…」

女の子「そんなの…そんなの、あたしだって、そうだよ」

~~~


276: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:58:26 ID:ebjF

~裏庭~

みりあ「だから、みりあ、おつき合いはできないけど…」

P『みりあなら、大丈夫だよ』

加蓮『いいの、結局丸投げじゃん』

P『じゃあ、俺達で返事を考えるのか?そんな返事は…俺なら、嫌だなぁ』

みりあ「………うん、大丈夫だよ」

男子「……?」

みりあ「おっほん!あなたのお手紙にはじゅうだいなけつ……けつ…?」

男子「ケツ…?」

女の子の声「欠落ー!!!」

みりあ「そう、それがある!!……あれ?」

男子「何だ今の声」


277: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:59:02 ID:ebjF

~物陰~

女の子「むごごー」モガモガ

女の子B「見つかっちゃう!」ギュー

女の子「ぷはっ!…だってアイドルが男子の前でけつけつ言うから…」

女の子B「それはそうだけど……よかったのかなあ…」

~~~

~裏庭~

男子「あ……」

みりあ「ね?」

男子「名前…書いてなかった…」

みりあ「名前だけじゃないよ?好きな食べ物とか、嫌いな食べ物とか、ハマってることとか、あとね、お誕生日!」

男子「そ、そんなに書かなくちゃなのか、ラブレターって」

みりあ「わかんない!」

男子「そ、そうか……わかんないのか…」

みりあ「うん!だからね?」スッ

男子「え…?」

みりあ「これから知っていけば、いいんじゃないかな?ね、お友達になろうよ」

男子「友達……」

みりあ「うん!」

男子「いいのかな、だって、アイドル…」

みりあ「みりあがアイドルだから、お友達になれない?」

男子「え…えっと」

みりあ「ラブレターはくれたのに~?」ジトー


278: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:59:28 ID:ebjF

男子「いや…ちがう!な、なれるよ!」

みりあ「ホント!?」ガシッ

男子「……っ!」カアッ

みりあ「……あれ?」チラッ

男子「…え?…何?」

みりあ「あーっ!」

~物陰~

女の子「何、見つかった!?」

女の子B「こっちは見てないみたいだけど…」

女の子「え、じゃあ…?」

~~~

みりあ「へび!へびだー!」

へび「ニョロンチョ」

男の子「あ、ホントだ、ヘビだ」

へび「ニョロリンパ」

みりあ「どうしよう、先生に言ったほうがいいのかな」

男の子「お、おれ、ちょっと言ってくる…あ、やっぱり…俺がここで見てるから…えっと、赤城が…」

みりあ「みりあでいーよー」

男の子「…み、みりあ……さんが、先生呼んで来て」


279: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 08:59:56 ID:ebjF

みりあ「うん!」タターッ

男の子「……ヘビ、平気なんだ…」

へび「ニョロンチャ」

~物陰~

女の子「ヘビ空気読んでよ!!」ヌァーッ!!

女の子B「お、落ち着いて…!」

みりあ「あれ、2人とも何やってるの?」

女の子「た、探検だよ、探検!」

女の子B「そ、そう、探検…」

みりあ「探検~?ホントにホント?」ジーッ

女の子「う……そんな目で見ないでよ…」

女の子B「…覗き見してました…」

女の子「あっ、ちょ」

みりあ「な~ん~だ~と~」

女の子「やばいみりあちゃんが怒った!」

女の子B「逃げなきゃ……あ、でも…」

みりあ「何?」

女の子B「…よかったの?アイドル…でしょ」

女の子「ちょっと、これ以上火に油注いだりしたら」

みりあ「アイドルって、誰かを泣かせるお仕事かな」


280: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 09:00:20 ID:ebjF

女の子B「その理屈だと……じゃあみんなに告白されたらみりあちゃんはどうするの」

みりあ「その時はその時考える!だって、その人達のこと、何にもわかんないもん」

女の子「かっこいいしみりあちゃんらしいとも思うけど……大丈夫かな…それ…」

みりあ「大丈夫にする!」

~~~

~~

~みりラジ16回、終了間際~

みりあ『それでね、えっと…みりあね、新しいお友達ができたんだ、男の子のお友達!』

加蓮『おー、そうなったんだ』

みりあ『うん、そうなった!』

加蓮『…って、これ、話しちゃって大丈夫?何か大変なことになったりしない?』

みりあ『うん、だから大変なこと?になる前に話しちゃった方がいいね、って、その子とプロデューサーとお話したの』

加蓮『…道理で今日はプロデューサーさんしたり顔でコーヒーなんか飲んでるんだ…』

みりあ『コーヒーはね、みりあがいれました!』フンス

加蓮『あ、コメント流れて……流れはっや』


281: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 09:00:43 ID:ebjF

「誰よその男!」
「末永く爆発しろ」
「まだ慌てる時間じゃない」
「「待ちなさーい!」」

加蓮『…何か今コメントにオカマ魔女がいた』

みりあ『ファンのみんなにはちゃんと話しておかないと、って思ったんだ。それで怒っちゃう人もいるかもだけど、それだとみりあね、お友達できなくなっちゃう』

加蓮『それはそうだけどホラ、男の子だと…その先もあったりするわけでしょ』

みりあ『先のことはわからないもん。でもね、色んなこと教えてくれたよ!好きな給食とか、好きなヒーローとか、あ、あと嫌いな食べ物も!でねでね……』

~~~


282: ◆6RLd267PvQ 24/11/15(金) 09:01:10 ID:ebjF

~少し遡り、Pと少年の顔合わせ~

みりあ「この人がみりあの大好きなプロデューサーです!」フンス

男の子「だいすっ……」

P「豪速球過ぎるだろ」

みりあ「ホントのことだもーん。でね、プロデューサーのことも、色々知ってほしいな~って」

女の子「みりあちゃん…」

女の子B「何だっけ、こういうの……脳が何とかって」

女の子「脳破壊」

女の子B「あ、それ…」

女の子「ま、まぁ……これもみりあちゃんらしさ……かなぁ…?」

※少年の苦難の道は、始まったばかりである。

~つづく~


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