290: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:15:31 ID:zJOb
美世「次は第17回、だっけ」モバP「ああ、そうなんだけどな」
更新。
更新。
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291: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:15:56 ID:zJOb
【Side:PRODUCER&MIYO】
~事務所~
P「……ん……ん?」パチッ
P「……いつの間にか机で寝てしまってたのか…ふぁ……あー……」ボーッ
コトッ
P「コーヒー…?」
美世「おはよ、プロデューサーさん♪」

P「あぁ、美世か……悪い…アタマが寝起きでボーッと…」
美世「あはは、ゆっくりでいいよ、そのコーヒー飲んで、ブラックだからしゃっきりするんじゃないかな」
P「助かる…」ゴクッ…
美世「お仕事、忙しい? 加蓮ちゃんとも前にお話したんだけどさ」
P「加蓮と……ああ、そういや前に…」
~事務所~
P「……ん……ん?」パチッ
P「……いつの間にか机で寝てしまってたのか…ふぁ……あー……」ボーッ
コトッ
P「コーヒー…?」
美世「おはよ、プロデューサーさん♪」

P「あぁ、美世か……悪い…アタマが寝起きでボーッと…」
美世「あはは、ゆっくりでいいよ、そのコーヒー飲んで、ブラックだからしゃっきりするんじゃないかな」
P「助かる…」ゴクッ…
美世「お仕事、忙しい? 加蓮ちゃんとも前にお話したんだけどさ」
P「加蓮と……ああ、そういや前に…」
292: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:16:21 ID:zJOb
~~~
~みりラジ第3回放送時~
加蓮『えっとどこまで話したっけ…あ、そうそう、そしたら美世さん来たんだよ、でも向こうも何か予定空いちゃっててさ』

みりあ『みりあね、何となくどうなるかわかるよ』

拓海『奇遇だな、アタシもだ』

P『まぁ…察するよな』
加蓮『それだけなら何にもならなかったよ、ちょっとそこらを2人ぷらついて終わるくらいで』
拓海『でもそうならなかったんだろ』
加蓮『いやー、たまたまスマホで調べてたお店が横浜のお芋スイーツ専門店で…あはは』
~~~
~みりラジ第3回放送時~
加蓮『えっとどこまで話したっけ…あ、そうそう、そしたら美世さん来たんだよ、でも向こうも何か予定空いちゃっててさ』

みりあ『みりあね、何となくどうなるかわかるよ』

拓海『奇遇だな、アタシもだ』

P『まぁ…察するよな』
加蓮『それだけなら何にもならなかったよ、ちょっとそこらを2人ぷらついて終わるくらいで』
拓海『でもそうならなかったんだろ』
加蓮『いやー、たまたまスマホで調べてたお店が横浜のお芋スイーツ専門店で…あはは』
~~~
293: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:16:45 ID:zJOb
美世「そうそう、えっと……先月かなぁ?多分、ラジオ初回の本放送が始まるかどうかって頃だった…かな」
P「…アイツ、何か言ってたか」ズズ
美世「何となくわかるんじゃない?プロデューサーさんには」
P「まぁなあ…加蓮は…基本的に人との距離を測るのが得意じゃないから…最近は熟れて来たとも思うが、最初のうちはわりと形式ばってたんじゃないかな」
美世「ラジオ?車で聴いてるけど、そんな感じに聴こえないけどな」
P「一番わかりやすいのは冒頭の挨拶だな」
美世「挨拶…?」
P「最初の頃はきっちり自分がアシスタントやらないと、とでも思ってたんじゃないかな…番組の挨拶も長めだったし、みりあに任せる事もなかったし」
美世「え、そんな細かいトコよく気付くね…?」
P「最近は流れで軽く挨拶してすぐトークだからな。まぁ、こういうのはどこの番組も同じだと思うけど、ラジオの初回って結構肩肘張るし自分を上手く出せなかったりするもんだよ……っと、飲み切ってしまったか」
P「…アイツ、何か言ってたか」ズズ
美世「何となくわかるんじゃない?プロデューサーさんには」
P「まぁなあ…加蓮は…基本的に人との距離を測るのが得意じゃないから…最近は熟れて来たとも思うが、最初のうちはわりと形式ばってたんじゃないかな」
美世「ラジオ?車で聴いてるけど、そんな感じに聴こえないけどな」
P「一番わかりやすいのは冒頭の挨拶だな」
美世「挨拶…?」
P「最初の頃はきっちり自分がアシスタントやらないと、とでも思ってたんじゃないかな…番組の挨拶も長めだったし、みりあに任せる事もなかったし」
美世「え、そんな細かいトコよく気付くね…?」
P「最近は流れで軽く挨拶してすぐトークだからな。まぁ、こういうのはどこの番組も同じだと思うけど、ラジオの初回って結構肩肘張るし自分を上手く出せなかったりするもんだよ……っと、飲み切ってしまったか」
294: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:16:58 ID:zJOb
美世「おかわり淹れる?…あ、ガムあるよ、目が覚めるやつ」
P「じゃ、ガムは後で食べるから置いといてくれ。今はコーヒー、いいか」
美世「了解、すぐ淹れてくるね!」パタパタ
P「……みりあはどうなのかなぁ」
美世「ん?何?」ヒョコ
P「ああ、いや。次のやつ、ブラックじゃなくて砂糖入りがいいな」
美世「はーい。疲れてると糖分欲しくなるよね」コポポ…
P「………はぁ」タメイキ
美世「ほんとに大丈夫?」コトッ
P「じゃ、ガムは後で食べるから置いといてくれ。今はコーヒー、いいか」
美世「了解、すぐ淹れてくるね!」パタパタ
P「……みりあはどうなのかなぁ」
美世「ん?何?」ヒョコ
P「ああ、いや。次のやつ、ブラックじゃなくて砂糖入りがいいな」
美世「はーい。疲れてると糖分欲しくなるよね」コポポ…
P「………はぁ」タメイキ
美世「ほんとに大丈夫?」コトッ
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295: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:17:26 ID:zJOb
P「距離、か…」
美世「距離?」
P「お前は得意だよな、そういうの、間合い」
美世「車間距離の話?」
P「何でだよ」ビシッ
美世「あはは。……うん。どうなんだろ。一応あたしってほら、工場勤めって言っても人の車いじる仕事してたからさ、他の技術者の人よりはもしかしたら、人と話すことは多かったかも」
P「性格もあるんだろうけどな。みりあはプラスで、加蓮はマイナスなんだよ、距離の取り方」
美世「じゃあ、事故を起こすことはないね。ブレーキもアクセルも揃ってる」
P「はは、そう来るか」
美世「距離?」
P「お前は得意だよな、そういうの、間合い」
美世「車間距離の話?」
P「何でだよ」ビシッ
美世「あはは。……うん。どうなんだろ。一応あたしってほら、工場勤めって言っても人の車いじる仕事してたからさ、他の技術者の人よりはもしかしたら、人と話すことは多かったかも」
P「性格もあるんだろうけどな。みりあはプラスで、加蓮はマイナスなんだよ、距離の取り方」
美世「じゃあ、事故を起こすことはないね。ブレーキもアクセルも揃ってる」
P「はは、そう来るか」
296: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:17:50 ID:zJOb
美世「助手席に誰かを載せる時ってさ」
P「ん」ズズ
美世「やっぱり、よっぽどじゃない限りはお話したりするじゃん?気も紛れるし、楽しいし」
P「そうだな。一人の時でも音楽流したり、それこそラジオ聴いたりするからな」
美世「音楽流して、大声で歌っちゃったり」
P「はは、大声かはともかく、口ずさむくらいは俺もあるなぁ」
美世「ほんのちょっと、いつもと変わるんだよね。心の景色って言うのかな」
P「踏み込んだことを、第三者に聴いていいかは俺はわからないけどさ」
美世「うん。あたしもね、全部を話してあげるつもりはないよ」
P「それでいい。加蓮、どうだった?」
美世「……ガム」
P「ガム」
美世「ミントのガムをあげたんだっけ。それを食べてたな」
P「ん」ズズ
美世「やっぱり、よっぽどじゃない限りはお話したりするじゃん?気も紛れるし、楽しいし」
P「そうだな。一人の時でも音楽流したり、それこそラジオ聴いたりするからな」
美世「音楽流して、大声で歌っちゃったり」
P「はは、大声かはともかく、口ずさむくらいは俺もあるなぁ」
美世「ほんのちょっと、いつもと変わるんだよね。心の景色って言うのかな」
P「踏み込んだことを、第三者に聴いていいかは俺はわからないけどさ」
美世「うん。あたしもね、全部を話してあげるつもりはないよ」
P「それでいい。加蓮、どうだった?」
美世「……ガム」
P「ガム」
美世「ミントのガムをあげたんだっけ。それを食べてたな」
297: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:18:04 ID:zJOb
P「……お前は『シート倒して寝てもいいんだよ』と言った」
美世「お、流石。加蓮ちゃんは遠慮しちゃってさ。美世さんは起きてるからーって。だからガムをあげたの」
P「やっぱ、疲れてたのかね」
美世「どうだろ。単に眠かっただけかもしれないよ?車の揺れとかシートって、眠くなることあるし」
P「事実は本人のみぞ知る、か」ズズー
~~~
美世「お、流石。加蓮ちゃんは遠慮しちゃってさ。美世さんは起きてるからーって。だからガムをあげたの」
P「やっぱ、疲れてたのかね」
美世「どうだろ。単に眠かっただけかもしれないよ?車の揺れとかシートって、眠くなることあるし」
P「事実は本人のみぞ知る、か」ズズー
~~~
298: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:18:17 ID:zJOb
【Side:MIRIA】
~数日後・15時~
P「ん、ん~…!」ノビー
コトッ
P「ん?」
みりあ「はい、コーヒー!」
P「みりあが淹れてくれたのか」
みりあ「うん!プロデューサー、いつも飲んでるから、お手伝いできるようになれたらな~って」
P「ふむ」ズズー
みりあ「どう?どう?」
~数日後・15時~
P「ん、ん~…!」ノビー
コトッ
P「ん?」
みりあ「はい、コーヒー!」
P「みりあが淹れてくれたのか」
みりあ「うん!プロデューサー、いつも飲んでるから、お手伝いできるようになれたらな~って」
P「ふむ」ズズー
みりあ「どう?どう?」
299: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:18:30 ID:zJOb
P「へぇ…上手だな、美味い」
みりあ「へへ。みりあね、パパとママにもいれてあげてるんだ♪…よいしょ」コトッ
P「そのマグカップ…」
みりあ「美世さんからね、お土産だよって貰ったの!ほら、前に加蓮ちゃんとドライブした時!」
P「ああ、加蓮と美世と、2人で横浜の方まで行ったアレか」
みりあ「道の駅で見つけたんだって。ほらほら、レッサーちゃん、かわいいでしょ♪」
P「ああ、いいな、みりあっぽくて。あちこち回るだけあって、美世は土産物のセンスがいいからなぁ」チラッ
ミニカー「「「「ズラリ」」」」
みりあ「へへ。みりあね、パパとママにもいれてあげてるんだ♪…よいしょ」コトッ
P「そのマグカップ…」
みりあ「美世さんからね、お土産だよって貰ったの!ほら、前に加蓮ちゃんとドライブした時!」
P「ああ、加蓮と美世と、2人で横浜の方まで行ったアレか」
みりあ「道の駅で見つけたんだって。ほらほら、レッサーちゃん、かわいいでしょ♪」
P「ああ、いいな、みりあっぽくて。あちこち回るだけあって、美世は土産物のセンスがいいからなぁ」チラッ
ミニカー「「「「ズラリ」」」」
300: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:19:01 ID:zJOb
P「…食玩のミニカーのダブりがどんどん増えるのだけはアレだが」
みりあ「おっ砂糖おっ砂糖~♪」ドボドボ
P「って、角砂糖そんなに」
みりあ「あはは、みりあはまだ苦いのニガテだから、お砂糖はいっぱいじゃないと飲めないよ~」
P「はは、それもそうか」
P(まだまだ子供なんだよな、こういうとこは)
みりあ「それでね、李衣菜ちゃんとかあいさんとか、詳しい人にもお話を聞いたりしてて」
P「…あいさんは分かるが、李衣菜が何だって?」
みりあ「うん、李衣菜ちゃんがね、バリスタ?は、バリバリのロックスターの事なんだって!」
~~~
~談話室~
李衣菜「ガッツだぜぃ パワフーだましー♪」フンフン♪

P「多田李衣菜ァ!」バァン
李衣菜「うっひゃあ!?」ビクウッ
~~~
みりあ「おっ砂糖おっ砂糖~♪」ドボドボ
P「って、角砂糖そんなに」
みりあ「あはは、みりあはまだ苦いのニガテだから、お砂糖はいっぱいじゃないと飲めないよ~」
P「はは、それもそうか」
P(まだまだ子供なんだよな、こういうとこは)
みりあ「それでね、李衣菜ちゃんとかあいさんとか、詳しい人にもお話を聞いたりしてて」
P「…あいさんは分かるが、李衣菜が何だって?」
みりあ「うん、李衣菜ちゃんがね、バリスタ?は、バリバリのロックスターの事なんだって!」
~~~
~談話室~
李衣菜「ガッツだぜぃ パワフーだましー♪」フンフン♪

P「多田李衣菜ァ!」バァン
李衣菜「うっひゃあ!?」ビクウッ
~~~
301: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:19:17 ID:zJOb
~別な日~
【Side:KAREN】
~加蓮行きつけの隠れ家喫茶~
加蓮「……」マゼマゼ
加蓮「……はぁ」
老店長「どうも、元気がないようで」フキフキ
加蓮「うん…まぁ…ちょっとだけ死にたくなる事がね。…死なないけど」ズズー
老店長「生きる意志があるのは良いことです」コトッ
加蓮「あ、ケーキ」
【Side:KAREN】
~加蓮行きつけの隠れ家喫茶~
加蓮「……」マゼマゼ
加蓮「……はぁ」
老店長「どうも、元気がないようで」フキフキ
加蓮「うん…まぁ…ちょっとだけ死にたくなる事がね。…死なないけど」ズズー
老店長「生きる意志があるのは良いことです」コトッ
加蓮「あ、ケーキ」
302: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:19:42 ID:zJOb
老店長「お得意様ですから、チーズケーキですよ」
加蓮「……今優しくされると泣けてきちゃうってば」フフッ
老店長「聴いていますよ、ラジオ」
加蓮「え、ホント?」
老店長「ええ、活気と若さに溢れていて、何やらこのジジイも若返った心地になれます、ほほ」カチャカチャ…
加蓮「マスターだって若いじゃん、背筋だってピンとしてるし」
老店長「それはまぁ、長年この仕事ですから、姿勢が良いだけで、人に与える印象は変わるものです」
加蓮「私にはわかんないなぁ」
老店長「この店に来るようになった頃の貴女は、ご自分のことを「私」とは仰らなかったと記憶しています」
加蓮「え、そうだっけ」
老店長「何が貴女を変えたのか、どのような出逢いがあったのか……先日、3人で店に来られた時は、これでも少し驚いたのですよ」
加蓮「ああ…そう言えば来たんだった、バタバタしててちょっと忘れてたけど」
老店長「最初の頃は…貴女は何も話さなかった。どこか斜めに影が差すようで、老婆心…と言うのでしょうか、ジジイの老婆心というのもおかしな話かもしれませんがね」
加蓮「……今優しくされると泣けてきちゃうってば」フフッ
老店長「聴いていますよ、ラジオ」
加蓮「え、ホント?」
老店長「ええ、活気と若さに溢れていて、何やらこのジジイも若返った心地になれます、ほほ」カチャカチャ…
加蓮「マスターだって若いじゃん、背筋だってピンとしてるし」
老店長「それはまぁ、長年この仕事ですから、姿勢が良いだけで、人に与える印象は変わるものです」
加蓮「私にはわかんないなぁ」
老店長「この店に来るようになった頃の貴女は、ご自分のことを「私」とは仰らなかったと記憶しています」
加蓮「え、そうだっけ」
老店長「何が貴女を変えたのか、どのような出逢いがあったのか……先日、3人で店に来られた時は、これでも少し驚いたのですよ」
加蓮「ああ…そう言えば来たんだった、バタバタしててちょっと忘れてたけど」
老店長「最初の頃は…貴女は何も話さなかった。どこか斜めに影が差すようで、老婆心…と言うのでしょうか、ジジイの老婆心というのもおかしな話かもしれませんがね」
303: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:20:10 ID:zJOb
加蓮「そんな事ないよ、凄く居心地いいんだ、ここ」
老店長「万年閑古鳥のこんな店がですか」
加蓮「そ。こういうお店、オトナになったら…やってみるのも面白いのかな」
老店長「貴女はきっと、この様な街の片隅で収まり切る方ではありませんよ。きっと、何か大きな事を…」
加蓮「やめてよ。…ここでは、私はアイドルでも、病人でもないの。ここでくらい、普通の子で、いさせて」
老店長「それがお客様のお望みであれば、そのように致しましょう。ですが…」
加蓮「?」
老店長「どうも今日のところは、それは叶わぬ願いかも知れませんな」ユビサシ
加蓮「……あ」
みりあ「…加蓮ちゃん、いいかな?」
加蓮「みりあちゃん…プロデューサーさん、も…」
P「あー…スマン、その、どうしてもまたここのケーキが食べたいって…」
みりあ「あー、チーズケーキ!いーなー、加蓮ちゃん、いーなー」
老店長「万年閑古鳥のこんな店がですか」
加蓮「そ。こういうお店、オトナになったら…やってみるのも面白いのかな」
老店長「貴女はきっと、この様な街の片隅で収まり切る方ではありませんよ。きっと、何か大きな事を…」
加蓮「やめてよ。…ここでは、私はアイドルでも、病人でもないの。ここでくらい、普通の子で、いさせて」
老店長「それがお客様のお望みであれば、そのように致しましょう。ですが…」
加蓮「?」
老店長「どうも今日のところは、それは叶わぬ願いかも知れませんな」ユビサシ
加蓮「……あ」
みりあ「…加蓮ちゃん、いいかな?」
加蓮「みりあちゃん…プロデューサーさん、も…」
P「あー…スマン、その、どうしてもまたここのケーキが食べたいって…」
みりあ「あー、チーズケーキ!いーなー、加蓮ちゃん、いーなー」
304: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:20:42 ID:zJOb
加蓮「…2人とも優しいね。私ひっどい失敗しちゃったのにさ」
P「あー……先方には俺がお詫びを……って、そんな事は今はいいよ、お前酷い顔で飛び出すから…」
みりあ「しーっ!プロデューサー、みりあ達は偶然お店にケーキを食べに来たんだよ、お客さんだよ!」
P「お、おう、そうだな…その声量だと丸聞こえな気もするが」
加蓮「…わざとだよ、これ」
P「え、そうなの?」
みりあ「みりあわかんない♪ね、マスターさん、みりあも同じケーキ!あとコーヒー、お砂糖たくさん!」
老店長「かしこまりました。お連れの方は、いかがなさいますか?」
P「じゃあ…ブレンドと………とりあえず、ブレンドで」
みりあ「2杯?」
P「1杯だ」
老店長「そちらのお嬢さんは、なかなかにユーモアがありますな」
みりあ「えへへ、褒められちゃった♪」
P「あー……先方には俺がお詫びを……って、そんな事は今はいいよ、お前酷い顔で飛び出すから…」
みりあ「しーっ!プロデューサー、みりあ達は偶然お店にケーキを食べに来たんだよ、お客さんだよ!」
P「お、おう、そうだな…その声量だと丸聞こえな気もするが」
加蓮「…わざとだよ、これ」
P「え、そうなの?」
みりあ「みりあわかんない♪ね、マスターさん、みりあも同じケーキ!あとコーヒー、お砂糖たくさん!」
老店長「かしこまりました。お連れの方は、いかがなさいますか?」
P「じゃあ…ブレンドと………とりあえず、ブレンドで」
みりあ「2杯?」
P「1杯だ」
老店長「そちらのお嬢さんは、なかなかにユーモアがありますな」
みりあ「えへへ、褒められちゃった♪」
305: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:21:12 ID:zJOb
加蓮「マスター、アタシもおかわり、カフェラテじゃなくて普通ので」
老店長「はい」コポポ……
P「…加蓮」
加蓮「…なしなし!重たいのとか暗いのとか全部全部なしっ」
みりあ「うん、全部なーし!」
P「お、おう。財布の中身もなーし!」ハハハ…
加蓮「そ、それは本当にゴメン…ここ、奢るよ…」
P「いや、流石にコーヒー代くらいは……あれ、ない……本当にないぞ」
老店長「ツケで結構です」
P「…ハイ」
加蓮「どんだけ高くついたの、お詫び…」
P「食玩のミニカーが確実にコンプできるくらい…かな」
加蓮「わかんないよ」
P「……それは楓さんだ」
加蓮「『わかんないよ』の話じゃなくてね」
~~~
老店長「はい」コポポ……
P「…加蓮」
加蓮「…なしなし!重たいのとか暗いのとか全部全部なしっ」
みりあ「うん、全部なーし!」
P「お、おう。財布の中身もなーし!」ハハハ…
加蓮「そ、それは本当にゴメン…ここ、奢るよ…」
P「いや、流石にコーヒー代くらいは……あれ、ない……本当にないぞ」
老店長「ツケで結構です」
P「…ハイ」
加蓮「どんだけ高くついたの、お詫び…」
P「食玩のミニカーが確実にコンプできるくらい…かな」
加蓮「わかんないよ」
P「……それは楓さんだ」
加蓮「『わかんないよ』の話じゃなくてね」
~~~
306: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 10:21:35 ID:zJOb
【Epilogue&Prologue】
美世「ん~っ……!……さて、それじゃあアイドル原田美世!出発っ!」
ブロロロロ……
美世「………」
加蓮『はーい、グダフタヌーン、第17回本日のゲストは~』
みりあ『ゲストは~?』
加蓮『再び来てくれちゃいました、たくみんでーす、拍手~』
拓海『だっからお前、たくみんはやめろって!』
加蓮『すたーてぃんぐー!』
拓海『聞けよ!』
美世「…ホントだ。挨拶が雑だ」フフッ
ブロロロロ……
~~~
美世「ん~っ……!……さて、それじゃあアイドル原田美世!出発っ!」
ブロロロロ……
美世「………」
加蓮『はーい、グダフタヌーン、第17回本日のゲストは~』
みりあ『ゲストは~?』
加蓮『再び来てくれちゃいました、たくみんでーす、拍手~』
拓海『だっからお前、たくみんはやめろって!』
加蓮『すたーてぃんぐー!』
拓海『聞けよ!』
美世「…ホントだ。挨拶が雑だ」フフッ
ブロロロロ……
~~~
307: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:49:12 ID:zJOb
老店長「………」カチャカチャ…
みりあ『そしたらね、プロデューサーの口の周り、凄いおヒゲみたいになっちゃってね』
加蓮『そうだったそうだった、ブレンドだと高いからカフェオレにしてさ』
コンコンコン!
拓海『あ?いいから次に進めだ?いいだろ今話し中だ。で、そのヒゲプロデューサーはどうなったんだよ』
加蓮『なんかね、私達2人ともツボっちゃって、なのにプロデューサーさん、気付かないから外に出て電話とかしちゃって……ふふふっ』
老店長「笑顔が、目に浮かぶ様ですね」フキフキ
カランカラン…
お客「マスター、ブレンドとモンブラン、いいかい」
老店長「はい、かしこまりました」
~つづく~
みりあ『そしたらね、プロデューサーの口の周り、凄いおヒゲみたいになっちゃってね』
加蓮『そうだったそうだった、ブレンドだと高いからカフェオレにしてさ』
コンコンコン!
拓海『あ?いいから次に進めだ?いいだろ今話し中だ。で、そのヒゲプロデューサーはどうなったんだよ』
加蓮『なんかね、私達2人ともツボっちゃって、なのにプロデューサーさん、気付かないから外に出て電話とかしちゃって……ふふふっ』
老店長「笑顔が、目に浮かぶ様ですね」フキフキ
カランカラン…
お客「マスター、ブレンドとモンブラン、いいかい」
老店長「はい、かしこまりました」
~つづく~
308: ◆6RLd267PvQ 24/11/17(日) 13:50:06 ID:zJOb
珈琲が繋ぐお話でした。
みりあちゃんがコーヒー好きなのは公式設定ですね。
では、また次回。
みりあちゃんがコーヒー好きなのは公式設定ですね。
では、また次回。
コメント
コメント一覧
所詮担当(みりあと加蓮)のオマケだし…
律儀に反応してやってるお前も同類だろ
でも目的もなく1人に粘着して叩くほど暇ではないかな