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トップページモバマス > 春香『みりラジですよ、みりラジ!』加蓮「あれ、番組間違えた…?」

330: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:00:52 ID:SroZ

春香『みりラジですよ、みりラジ!』加蓮「あれ、番組間違えた…?」

更新します。

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331: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:01:05 ID:SroZ

~加蓮宅・夜~

加蓮「…熱、少しひいてきたかな……」ムクリ
hjkrn32

加蓮「はぁ……情けないな…ラジオに穴開けちゃうなんて…けほっ…」

加蓮「けど、この情勢下じゃ流石に強く出られないし…とにかく早く治さないと……」

加蓮「…って、今……やば、ラジオの配信始まるじゃん、えっと、アプリアプリ」スマホタプタプ

~~~


332: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:01:16 ID:SroZ

~収録スタジオの廊下~

春香「あ、みりあちゃん、お疲れ様~」
ammhrk29

みりあ「あ、春香ちゃん!おはようございますっ」
akgmra39

春香「聴いてるよラジオ、いつも凄いよね~」

みりあ「えへ、楽しいでしょ♪」

春香「うん、事務所のみんなもよく話てて……あれ?そう言えば、加蓮ちゃんは…」

みりあ「今日はね、風邪でおやすみ!だからみりあが頑張ってラジオして、ここから加蓮ちゃんに元気を届けるの!」

春香「みりあちゃん……」

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333: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:01:27 ID:SroZ

P「お~い、みりあ」タタッ

みりあ「あ、プロデューサー!どうだった?」

P「それが急場だったろ、みんな予定詰まってて…アシスタントは俺がやるしかないかもしれない」

みりあ「プロデューサーとラジオかぁ、でもそれ、いつもそうじゃない?」

P「まぁ、毎度お前が編集席に引っ張り込むからな……っと、話の途中だった……か……」

春香「あ、どうも」

P「御大だ」


334: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:01:38 ID:SroZ

春香「わわ、そ、そんな、とんでもない、私なんか大したことありませんよ!」

P「キミが大したことないなら他の子達どうすりゃいいんだよ」

みりあ「……あ、あそこにいるのって、春香ちゃんのプロデューサーさんじゃない?」ヒョコ

春香「え?…あ、本当……プロデューサーさーん!」フリフリ

765P「おう、春香、ここにいたのか…あ、どうも、みりあちゃんとプロデューサーさん……あれ、加蓮さんは…?」

春香「実はかくかくしかじかなんですよ」

765P「なるほど」ケータイトリダシポパピプペ


335: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:02:14 ID:SroZ

みりあ「お電話?」

P「えっと…?」

765P「ええ、そうなんです…はい……あ、一緒にいます、代わります?」

P「……ええと、俺ですか?」

765P「はい、ウチの社長です」

P「えっ」

みりあ「765プロの社長さん!?みりあもお話したーい!」

765P「じゃあスピーカーにしよう」ピッ

高木社長「やぁ、シンデレラプロダクションのプロデューサー君かな?こうして電話越しとは言え、話すのは初めましてになるね」


336: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:02:25 ID:SroZ

P「いえ、こちらこそ初めまして…!あの、いつもスポンサーとしてご協力いただき、大変お世話になって…前回放送でもそちらの如月千早さんにはCMでご出演を」

高木社長「あぁ、そんなにかしこまらないでくれたまえ、実は私もみりラジのファンでね。私だけじゃない、765プロや劇場にも、聴いているというアイドルはきっと大勢いるはずだよ」

みりあ「本当にっ!?わぁ、加蓮ちゃんもいたらなー!きっと喜んでくれたのに!」

高木社長「おや、その元気いっぱいの声、いつも聴いているラジオの声とまるで同じだね。初めまして、赤城みりあ君」

みりあ「はい!初めまして、赤城みりあです!えっと、いつも大変お世話に」

P「俺の真似してる…あはは…」


337: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:02:38 ID:SroZ

みりあ「えっと…それで、何で社長さんにお電話したんだっけ?」

P「そう言えば…」

高木社長「北条加蓮君の事情については、私も耳に入れた事がある。人伝ではあるがね。キミ達の事情に深く立ち入るつもりはないが、どうだろう」

P「どう、とは」

高木社長「プロデューサー君、それに、天海君。話は聞いているね?」

春香「ふふ、もちろん♪」

765P「はい、わかっています!」


338: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:02:57 ID:SroZ

高木社長「では、よろしく頼んだよ!みりあ君、そしてシンデレラのプロデューサー君も、気負わず、真っ直ぐに進みたまえ!それでは、私は失礼するよ。楽しみに聴いているからね!」プツッ…ツー、ツー…

P「………え、もしかしなくても…」

みりあ「わぁ……!これって、加蓮ちゃんには最高のサプライズプレゼントになるんじゃないかな!」

765P「そうなるように、頑張らないとな。春香、いけるな」

春香「もちろん!任せてくださいっ、プロデューサーさん!」ポンッ

~~~


339: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:03:07 ID:SroZ

~そして、加蓮の部屋~

オトメヨッタイシヲイダッケー♪

加蓮「あれ、番組間違えたかな……これ、春香先輩の歌だし…」

加蓮(けど、何だか懐かしいな……昔、病院でTVばかり見てた頃…よく笑わせて貰ったっけ)フフッ

みりあ『加蓮ちゃん聴いてる~!?じゃがじゃがじゃーん!』

加蓮「えっ、今の、ジングル…?あれ、これみりラジ?え?」

みりあ『はい、始まりました!みりラジ第19回!……でもね、残念なお知らせ。今日は加蓮ちゃん、お休みなんだ』


340: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:03:20 ID:SroZ

P『代理で今日はプロデューサーの俺が……と思っていたんですけど、流石に華が足りてないよな』ハハハ

みりあ『そんなことないよ、みりあはいつも元気貰ってるし!…でもね、今日はなんと!スペシャルゲストが来てくれました!はい、自己紹介!』

春香『はーい♪ふふっ、皆さんこんばんは~。ピンチヒッターの天海春香ですっ。加蓮ちゃん、聴いてくれてますか~?』

加蓮「………?」

加蓮「………え、えっと」ゴシゴシ

加蓮「………ウソ、だよね」


341: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:03:32 ID:SroZ

春香『はい、では早速おたよりのコーナー…の前に、CMに入りますね。じゃ、みりあちゃん、いつものやつ!』

みりあ『春香ちゃんも一緒にやろ!せーのっ』

『『すたーてぃんぐ、なーう♪』』

~~~

~編集席~

ブー ブー

P「…お、着信…」ピッ

加蓮「ちょっと!ど、どうなって、けほ!」

P「こら、大人しくしてないとダメじゃないか、熱下がらないぞ」


342: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:03:43 ID:SroZ

加蓮「それどころじゃないよっ!?何で先輩がラジオに…」

P「ん、先輩?」

加蓮「ああ、違っ……春香さん!どういう流れでそうなったの!」

P「…んん~……多分ラジオを聴いてれば分かると思うぞ?」

加蓮「へっ」

P「ほら、大人しく横になって、また終わってからでも話聞くからさ」

加蓮「えと、その……うん…」

~~~


343: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:03:53 ID:SroZ

『『ふつおた~!』』

みりあ『おたより読みまーす!』

春香『わー♪』パチパチ

P(ゆるいなー)

みりあ『ハンドルネーム、ポテ党代表さん、いつもおたよりありがと~♪』

春香『常連さんなのかな?はじめて聞くお名前だけど』

みりあ『うん、毎週おたよりくれるんだけどね、読むのは今日がはじめて?』

プロデューサー『そうだな、いつもありがとうございます』


344: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:04:15 ID:SroZ

春香『わ、ありがとうございます!どんなお手紙なんだろ、楽しみ♪』

みりあ『みりあちゃん加蓮ちゃんプロデューサーさん、こんばんは。あ、今日は春香ちゃんがいるから春香ちゃんもね、こんばんは!』

春香『はいっ、こんばんは~』

P『こんばんは』

みりあ『皆さんはアイドルですが、アイドルというお仕事を選んだきっかけや理由など、あるのでしょうか?よろしければ夢のきっかけを聞いてみたいです、よろしくお願いします…だって!』

春香『きっかけ…かぁ…けど、こんな大切な質問、私なんかが答えちゃっていいのかなぁ』

みりあ『プロデューサー、どう思う?』

P『加蓮へ来た質問でもある、それは確かにそうなんだ。けど、俺は敢えて、この質問を春香さんに投げたいと思ったよ』

P(それはきっと、加蓮の答えにも通じている筈だからさ)

~~~


345: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:04:27 ID:SroZ

~加蓮の部屋~

春香『じゃあ、少し古い話を…私、小さい頃から歌が好きで……公園でよく、歌を歌ってる様な女の子だったんです』

春香『そうしてるうち、いつの間にか歌の輪ができて、お友達ができて、それで……』

みりあ『へ~っ!じゃあ今は…』

春香『うん、どうしているのかな。元気でいるのかなぁ…私の歌が、届いていたらいいなって、思うよ』

P『そんな大切な話を、良かったのかな』

春香『はい、確かに大切な大切な思い出ですけれど……こうやって伝え続けて、想いを込めて、アイドルを頑張ってれば、いつかは…なんて、ちょっと淡い夢みたいな感じですけど♪』


346: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:04:48 ID:SroZ

加蓮「……」

春香『私の声、届いていたらいいな…あ、そう言えばずいぶん昔、765プロの皆で慰問コンサートをした事があるんです。小さな会場でしたけど、老人ホームさんとか、あと、病院にも行ったり…』

P『へえ…病院にも』

春香『今はもう長い間やってないんですけどね。またやれたらいいな、なんて』

春香『あの時、一緒に絵本を読んだり、歌を歌ったり……凄くいい笑顔で笑ってくれた女の子がいたんですけど、今はどうしてるのかな…元気でいてくれたら、それだけで嬉しいです』

加蓮「……っ……!」ヒック……グズッ…

~~~


347: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 14:04:58 ID:SroZ

~放送終了後~

P「電話に出ない」

みりあ「どうしたんだろ、寝ちゃったのかな」

P「うーん……一応メッセージ、送っておこう。見逃し配信もあることだし、薬が効いて寝てるのかもしれないし」

765P「今日は疲れたろ、帰りに何か甘い物でも買っていこうか。何か食べたい物、あるか」

春香「……歌舞伎揚げ?」

765P「お前は雪歩か」


348: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 17:22:35 ID:SroZ

春香「いいじゃないですか!いっつもケーキやクッキーばかりじゃないんですよ女の子だって!そんな事言うならプロデューサーさんには分けてあげませんからね!」

P「何か、ウチの事務所と似てるよな…」

みりあ「どこもあんまり変わらないのかもしれないね」

P「まぁ、それでも…いや、だからこそアイドルなのかもしれないな」

みりあ「どういうこと?」

P「うん、きっとみりあもそのうち分かる時が来るよ」

※翌日、加蓮は復帰した。
復帰してそうそう、物凄く張り切ってバテた。

~つづく~


349: ◆6RLd267PvQ 24/11/19(火) 17:25:40 ID:SroZ

色んな時空が並列的に存在するアイマスですが、学マスにも765は存在するし、モバマスにもミリオンにも先輩として(モバは劇場など)存在するので、歴史の重みがあるASは幼少期加蓮とニアミスしててもいいよね、などと考えたり。

では、次回もお願いします。


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