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トップページモバマス > 【ぷちシリーズ】卯月「勇者の私が守れたもの」

471: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:15:03 ID:C31Q

【ぷちシリーズ】卯月「勇者の私が守れたもの」

今回はぷちはほとんど出ません。
過去回の
卯月「私にぷちがいない理由…?」
【ぷちシリーズ】奏「もしもあなたの笑顔に意味があるとするならば」
この2話の補完になります。

ぷちかれシリーズ2
【デレマス】ユミラウネ「メイドサンダヨッ」ぷちかれ「マイド!」
【デレマス】ぷちかれVS震度3。
【デレマス】ぷちかれ「ミジメ」モバP「誰がだ」
【デレマス】ぷちかれ「ポテテテポテンネポテテノテン♪」
【デレマス】ぷちふみ「………」モバP「足の踏み場もないんだが」
ぷちかれ、法廷に立つ。【逆裁クロス】
【デレマス】ぷちかれ、揚がる。
【デレマス】ぷちかれ、笑いをとりたい。
【デレマス】ぷちかれ、秋と夏の狭間で。
【デレマス】ぷちかれ、雇われる。
【デレマス】ぷちかれ「アレレ」モバP「おかき」加蓮「お煎餅」有香「割れましたね」
【デレマス】ぷちかれ「シャ」モバP「略すな俺を」
【デレマス】ぷちかれ「ジャガジャガジャガジャン♪」
【デレマス】ぷちかれ、目を回す。
【デレマス】ちぇり、西軍推しになる。
【デレマス】ぷちかれVSミミック。
【デレマス】ユミラウネVSチワワ。
【デレマス】ぷちかれ「チャボチャッチャ♪チャボチャッチャ♪」
【デレマス】楓「ピー君には貸しがありますので、ええ」ぷちかれ「メロンドラマ?」
【デレマス】決着。ぷちかれVSカラス。
【デレマス】ぷちかれ、光る。
【デレマス】加蓮「バターにまつわるエトセトラ」ぷちかれ「バター?」
【デレマス】ぷちぷち「…………」
【デレマス】ぷちかれ「ツクルヨ ハバガ」
【デレマス】ぷちかれ「ログポダヨ」モバP「何ログポって」
【デレマス】りいら「リイラサンデスヨー」ユミラウネ「クルマダーッ」
【デレマス】美波「勝ち逃げなんてずるい!」ぷちかれ「タデェマ」
【デレマス】ぷちかれ、家出。
【デレマス】ぷちかれ、肥える。
【デレマス】飛び交うぷちかれ。
【デレマス】ぷちかれ、300話。
【デレマス】ぷちかれVSカビゴン。
【デレマス】ぷちかれ、CVわかもと。
【デレマス】楓「特製梅干しですよ~」ぷちかれ「スッッパ」
【デレマス】ぷちかれ、ひっこぬく。
【デレマス】ぷちかれ、棚漁り。
【デレマス】ぷちふみ はじめてのおつかい。
【デレマス】美波「手加減しませんよ、プロデューサーさん!」ぷちみお「マイナミー!」
【デレマス】ぷちかれ「プリコ?」百合子「ゆ、百合子です!」

472: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:15:16 ID:C31Q

~事務所・屋上のさらに上空~

※空に立つ二人の姿があった。

卯月「じゃあ、やっぱり…」
smmruzk49

奏「ええ、既視感…デジャヴの正体は勇者である前世の……正確には今のあなたでもあるのだけど、その、あなたと深い繋がりがあった存在…例えば」
hymknd37

卯月「仲間だった……とか」

奏「そうなるわね」

卯月「じゃあ、あの【能力】は…」


473: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:17:27 ID:C31Q

~屋上~

みりあ「ふむふむ、なるほど~」
akgmra39

みにあ「ナルホドナルホドー」

飛竜「グルリング」

ヒロミ「凄い、完璧に言葉が通じてる」

みりあ「えへへ、みりあの特技なんだ~」

みにあ「ホメテホメテー」

~上空~

奏「飛竜だけじゃない、他のどんなぷちも、動物の言葉すらわかってしまう…彼女は…」

卯月「……この魔法…」ポウッ

奏「癒しの力ね。勇者であれば当然の資質、だけれど」

卯月「……ううん、私にこの白魔法…『スマイルエイド』を託してくれたのは……」

~屋上~

みりあ「あれ、飛竜ちゃん、ここ、ケガしてる?」

飛竜「グル?」

ヒロミ「あぁ…一応薬草でケアはしてるんだけど、雪山だと数がね…」

みりあ「……我がいのりにて、この者のけがれを浄化せん……」ボソボソ


474: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:17:48 ID:C31Q

ヒロミ「え?」

みりあ「……『ヒーリングライト』っ」ポウッ……

飛竜「グル?……グルービィ!」パタパタ

ヒロミ「な、治しちゃった…」

みりあ「へへ、ナイショだよ、ナイショ」シーッ

みにあ「シーッ」

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475: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:18:09 ID:C31Q

~上空~

卯月「白魔道士……最後のウロボロスとの戦いにはもういなかった……」

奏「……ぷちがいる、って事でわかると思うけど、あの子も凛や未央と同じで、転生者で、だけど前世の記憶はないわ、あなたと違ってね」

卯月「でも、魔法は使えるみたいですけど…」

奏「あなただって最近、凛に魔法や剣術の稽古をつけているでしょ?」

卯月「ホントは、断ろうと思ってたんです…けど」

凛『だって、見てられないよ』

卯月「……私は…結局また…」

奏「ストップ。そんな顔をさせない為に、凛はあなたの力になろうとしたんじゃないの?」

卯月「でも!……あの時、最後の戦いで『いなかった』って事は……私は結局誰も守れてなくて」

奏「ホントはよくない事なのだけど…魂の因果よ!かの者の前世の記憶をここに…!【深層投影】!」フォン……ギュオッ!

卯月「きゃっ…!」ヒュウッ!!

~~~


476: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:18:20 ID:C31Q

~記憶の世界~

卯月「ここ…は…」

奏「久しぶりに見るんじゃない?『前のあなた』が旅をしていた世界…あなたが、命を懸けて守った世界」

卯月「…でも、私一人じゃ……何も」

奏「見なさい、来たわよ」

~とある寒村の宿~

パチパチ……

ミオ「う~っ、寒い寒い……!」


477: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:18:29 ID:C31Q

リン「………」フキフキ…

ミオ「剣の手入れもいいけど、ちょっとこっちで話そうよ~」

リン「…今、それどころじゃないでしょ」

ミオ「…そうだけど…でも、私らじゃ何も…」

ガチャ

リン「ウヅキ!」

ウヅキ「………」

ミオ「ミリアちゃん……ミリアちゃんは?」

ウヅキ「…ごめんなさい……」


478: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:18:52 ID:C31Q

リン「……っ」バッ

~寝室~

ミリア「あ、みんな」

ミオ「ミリアちゃん…」

ミリア「どうしたの、そんな暗い顔しちゃって。あ、この本面白いんだよ、挿絵がいっぱいあって…」

リン「……ミリア…」

ミリア「……ウヅキちゃん、大丈夫かな」

リン「…ウヅキは……でも…」

ミリア「ダメだよ、仲良くしなくちゃ。仲間でしょ、みんな」

リン「…そう、だけど……わかってるけど」

ミオ「……リン…」

リン「わかってるよ…八つ当たりだって…私には回復魔法は使えない…人を傷付ける魔法しか、使えない!」

ミオ「それを言うなら、私だってそうだよ…誰にだって、できる、できないはあってさ」


479: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:19:03 ID:C31Q

リン「でも……こんな事になるくらいなら、私なんて見捨てて、3人で進めば」

パシィッ!

リン「………ミリア」

ミリア「……ミリアはね、自分がそうしたいからリンちゃんのこと、治したんだよ」

ミオ「ミリアちゃんが……リンを叩いた…?」

ミリア「私だって、もっと戦いたかった!みんなと旅がしたかった!」

リン「だったら!」

ミリア「誰かがいなくなるのはもっと嫌なの!!」


480: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:19:23 ID:C31Q

ミオ「……っ…!」ダッ…ガチャリ バタン

ミリア「……ミリアの力はもう、残ってない。回復魔法も、幻獣さんや、草木の声を聴くことも、もう何もできない」

ミリア「だから……ほんの少しだけ、残った魔力をウヅキちゃんに預けておいたよ」

~部屋の扉の向こう側~

「ミリアはここでお別れだけど…心はウヅキちゃんが持っていってくれるから…だから、泣かないで」

ウヅキ「………っ……ぐ……うっ……!」

ミオ「……ウヅキ……ミリアちゃん………」サスリサスリ


481: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:19:26 ID:C31Q

「みんなが守ってくれるこの世界を、ミリア、いつかみんなに伝えてあげたいな。こんな風に、挿絵がいーっぱいの、楽しい本にして!」

「うん…うん」

「だから、笑顔でお別れさせて?……楽しかったなあって、ずっとずっと思えるように」

「必ず勝って…世界を、守って」

~~~


482: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:19:36 ID:C31Q

~再び現実世界・上空~

ウヅキ「………」

奏「あの後、どうやら彼女……ミリアさんは…あなた達が守った世界で、無事天寿を全うしたみたいね。魂の波形にノイズがないもの」

ウヅキ「え……」

奏「確かに、あなたは目の前で2人の仲間を石にされて砕かれたけど、あなた自身の最期の力で、あの世界は崩壊を免れることができた」

奏「それに、特異点のあなたがいることで、あなたの仲間だったミリアさんは、今この世界で新しい命として、生きている。私達の仲間の、アイドル、みりあちゃんとして」


483: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:19:54 ID:C31Q

卯月「……へへ……えへへ…そっか、そうだったんだ…」ポロッ……

卯月「私、大事な仲間を、守れなかったってずっと思ってたけど……そっか…」

奏「それは今のあなたが負うべき責でもないのだけどね。……でも、或いは…イーブンなのかしらね、これは」

~~~

~事務所~

みりあ「難しい話はよくわからないけど、みりあは昔魔法使いだったんだって。奏ちゃんから聞いたの。別な世界でね、みんなを何度も何度も助けたんだーって」

P「そうだったのか…道理でライオンやらぷちやら、色んな生き物の言葉がわかるわけだ」


484: ◆6RLd267PvQ 24/11/20(水) 12:20:17 ID:C31Q

みりあ「今も少しだけ使えるよ、ケガを治す力だけだけど」ポウッ…

P「いや…違うんじゃないか?」

みりあ「?」

P「そこにいてくれるだけで、誰かの力になれるんじゃないかな。多分…だけどさ」ナデッ

みりあ「へへ、そうかな。みりあもね、なんとなくだけど、そうだったらうれしいなって」

みにあ「ミニアモナデロー」ギュー

P「へいへい……って、んん?」

ぷちまゆ「ナデマスヨネェ」

ぷちくぼ「ナデテクレテモイイデスケド…」

ぷちみお「ナデギリニシテヤルゼイ」

ゾロゾロ

P「あのな、託児所じゃないぞ、ここは」

※今更。

おわれ。

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コメント

コメント一覧

    • 1 名無し春香さん
    • 2025年01月23日 23:23
    • いくら担当だからってこーゆー魔改造はどうなの
    • 2 名無し春香さん
    • 2025年01月24日 09:03
    • >>1
      そういうこと書くとまた作者から直接お気持ち表明されるぞ
    • 3 名無し春香さん
    • 2025年01月24日 17:54
    • みりあが嫌われる理由がわかる気がする
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