3: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:51:41.56 ID:jp7qlUpF0
2022年初っ端から関東は雪に見舞われ、交通が麻痺するなど憂き目を見ていた。
私はそんな外界の混乱など知らんぷりで、リモートワークで事務所の仕事をしていた。
窓から見える外界は悲惨の一言で、電線はきりたんぽみたいになっているし、車などはほとんど通っていない。バスも運休だろうか。電車などはいうまでもないだろう。
そんな大雪の中、私の部屋に一人の小さな訪問者がきた。
仁奈「プロデューサー!あけてくだせー!」

モバP「はいよ、今開けるから待っててくださいな」
市原仁奈。事務所の最年少アイドルで、着ぐるみをよく着ているアイドル。私は「仁奈ちゃん」と呼んでいる。
扉を開けると、ばさぁっと雪の舞入る感触と、少しの暖かな気配を感じた。下を見ると、仁奈ちゃんがいる。
私はそんな外界の混乱など知らんぷりで、リモートワークで事務所の仕事をしていた。
窓から見える外界は悲惨の一言で、電線はきりたんぽみたいになっているし、車などはほとんど通っていない。バスも運休だろうか。電車などはいうまでもないだろう。
そんな大雪の中、私の部屋に一人の小さな訪問者がきた。
仁奈「プロデューサー!あけてくだせー!」

モバP「はいよ、今開けるから待っててくださいな」
市原仁奈。事務所の最年少アイドルで、着ぐるみをよく着ているアイドル。私は「仁奈ちゃん」と呼んでいる。
扉を開けると、ばさぁっと雪の舞入る感触と、少しの暖かな気配を感じた。下を見ると、仁奈ちゃんがいる。
4: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:52:26.03 ID:jp7qlUpF0
仁奈「すげー雪ですよ!プロデューサー!」
P「そうだねぇ、関東じゃ珍しいや」
仁奈「にな、プロデューサーとお散歩してーです!」
P「なるほど、今日の用事はそういうことでしたか」
仁奈ちゃんはギンギツネの着ぐるみを着て、とても暖かそうである。とはいえ、玄関先にずっと立たせるわけにもいかないので、仁奈ちゃんを家に招き入れた。
P「せっかくだし、何か食べていきませんか?」
仁奈「わーい!」
P「そうだねぇ、関東じゃ珍しいや」
仁奈「にな、プロデューサーとお散歩してーです!」
P「なるほど、今日の用事はそういうことでしたか」
仁奈ちゃんはギンギツネの着ぐるみを着て、とても暖かそうである。とはいえ、玄関先にずっと立たせるわけにもいかないので、仁奈ちゃんを家に招き入れた。
P「せっかくだし、何か食べていきませんか?」
仁奈「わーい!」
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5: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:54:18.98 ID:jp7qlUpF0
仁奈ちゃんは実はよく食べる。ご家庭が複雑なのもあって、仁奈ちゃんはおうちではあまり物を食べられてないらしい。
その分、事務所のお姉さんたちに、色々とご飯を振舞ってもらっている。そんな仁奈ちゃんは、いつも嬉しそうで、そして楽しそうだった。
仁奈「プロデューサーのごはん!ごはん!」
P 「響子ちゃんとかかな子ちゃんとかのとはほど遠いから、あんまり期待しないでねー」
仁奈「美味しかったら大丈夫です!かな子おねーさんの気持ちになるです!」
P「美味しいかどうかもわからないよー」
仁奈「でもプロデューサーの気持ちがこもってたらきっと美味しいです!」
P「めっちゃ嬉しい」
仁奈「えへへ!」
仁奈ちゃんの知らずのうちに励まされて、私は振るう腕が鳴った。今日はカルボナーラにしよう。
6分茹でて、ホワイトソースを作って、かけて、完成だ。
仁奈「わー!カルボナーラだー!」
P「美味しくできたかな。食べてみて」
仁奈ちゃんを促す。仁奈ちゃんは丁寧にフォークで巻き取って、食べた。
仁奈「んんん〜〜〜〜〜!!!美味しい!!!」
仁奈ちゃんは顔を綻ばせた。
P「良かった!」
その分、事務所のお姉さんたちに、色々とご飯を振舞ってもらっている。そんな仁奈ちゃんは、いつも嬉しそうで、そして楽しそうだった。
仁奈「プロデューサーのごはん!ごはん!」
P 「響子ちゃんとかかな子ちゃんとかのとはほど遠いから、あんまり期待しないでねー」
仁奈「美味しかったら大丈夫です!かな子おねーさんの気持ちになるです!」
P「美味しいかどうかもわからないよー」
仁奈「でもプロデューサーの気持ちがこもってたらきっと美味しいです!」
P「めっちゃ嬉しい」
仁奈「えへへ!」
仁奈ちゃんの知らずのうちに励まされて、私は振るう腕が鳴った。今日はカルボナーラにしよう。
6分茹でて、ホワイトソースを作って、かけて、完成だ。
仁奈「わー!カルボナーラだー!」
P「美味しくできたかな。食べてみて」
仁奈ちゃんを促す。仁奈ちゃんは丁寧にフォークで巻き取って、食べた。
仁奈「んんん〜〜〜〜〜!!!美味しい!!!」
仁奈ちゃんは顔を綻ばせた。
P「良かった!」
6: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:55:34.64 ID:jp7qlUpF0
二人してカルボナーラを平らげると、さて、いよいよ外に出かけたくなったらしく、仁奈ちゃんがソワソワし始めた。
仁奈「めっちゃ雪降ってやがりますね!」
P「そうだねぇ、もう真っ白だよ」
大人の私の目線からすれば外は「悲惨」の一言なのだが、仁奈ちゃんからしてみればこの外の様子はまさしく「天国」なのだろう。目をキラキラさせている。
そして仁奈ちゃんは甘えるように……。
仁奈「ねぇねぇプロデューサー……?」
P「よぅし、外いこっか」
仁奈「やったぁ!」
仁奈「めっちゃ雪降ってやがりますね!」
P「そうだねぇ、もう真っ白だよ」
大人の私の目線からすれば外は「悲惨」の一言なのだが、仁奈ちゃんからしてみればこの外の様子はまさしく「天国」なのだろう。目をキラキラさせている。
そして仁奈ちゃんは甘えるように……。
仁奈「ねぇねぇプロデューサー……?」
P「よぅし、外いこっか」
仁奈「やったぁ!」
7: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:56:23.79 ID:jp7qlUpF0
私としては、こんな雪の中にどうしてわざわざと思うほどだったが、仁奈ちゃんが私の家に遊びに来た理由を考えたら、仁奈ちゃんのおねだりを断るわけにはいかなかった。
厚着をして外出支度を終えると、仁奈ちゃんが今か今かと待ちわびていた。
仁奈「プロデューサー!早くですよ!」
P「はいはい、待っててね〜」
玄関の三和土で仁奈ちゃんがパタパタしているのを横目に、私はスノーブーツを履いた。
扉を開けると、先ほどよりも量を増した雪が顔面にばさっと降りかかってきた。冷たい。
傘を用意して、扉を閉めて鍵をかける。
厚着をして外出支度を終えると、仁奈ちゃんが今か今かと待ちわびていた。
仁奈「プロデューサー!早くですよ!」
P「はいはい、待っててね〜」
玄関の三和土で仁奈ちゃんがパタパタしているのを横目に、私はスノーブーツを履いた。
扉を開けると、先ほどよりも量を増した雪が顔面にばさっと降りかかってきた。冷たい。
傘を用意して、扉を閉めて鍵をかける。
8: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:57:31.34 ID:jp7qlUpF0
仁奈「雪だ雪だ〜!」
P「ここマンションだから、今は静かにしようね」
私がそういうと、仁奈ちゃんはハッとして。
仁奈「しょーちでごぜーます」
と、小声でそう言った。
P「ここマンションだから、今は静かにしようね」
私がそういうと、仁奈ちゃんはハッとして。
仁奈「しょーちでごぜーます」
と、小声でそう言った。
9: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 15:58:14.27 ID:jp7qlUpF0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
内階段を使って外に出ると、歩道も車道も皆おしなべて真っ白に染まっていた。
足跡も轍もなく、まっさらな新雪であった。
仁奈ちゃんはさっきまでのテンションとはうって変わって、静かになってしまった。
どうかしたかと顔を覗き込むと、その顔は喜色満面であった。
P「仁奈ちゃん、すごく嬉しそう」
仁奈「すげー……!!」
仁奈ちゃんは、新雪に足跡をつけたり、手袋の手で雪をサラサラとやってみたりと、好奇心の赴くがままに行動していた。ここはもとより交通量が少ない場所だから、車道でも安心して遊ばせられた。
やがて同じ場所にいるのに飽きると、仁奈ちゃんは私の手をとって、さくさくと歩き始めた。
仁奈「プロデューサーはいつもどんな道を散歩してるですか?」
P「私はねー、うーんと、この辺を右に行ったところまで歩いてるかな」
仁奈「じゃあそこまでいくですよ!」
内階段を使って外に出ると、歩道も車道も皆おしなべて真っ白に染まっていた。
足跡も轍もなく、まっさらな新雪であった。
仁奈ちゃんはさっきまでのテンションとはうって変わって、静かになってしまった。
どうかしたかと顔を覗き込むと、その顔は喜色満面であった。
P「仁奈ちゃん、すごく嬉しそう」
仁奈「すげー……!!」
仁奈ちゃんは、新雪に足跡をつけたり、手袋の手で雪をサラサラとやってみたりと、好奇心の赴くがままに行動していた。ここはもとより交通量が少ない場所だから、車道でも安心して遊ばせられた。
やがて同じ場所にいるのに飽きると、仁奈ちゃんは私の手をとって、さくさくと歩き始めた。
仁奈「プロデューサーはいつもどんな道を散歩してるですか?」
P「私はねー、うーんと、この辺を右に行ったところまで歩いてるかな」
仁奈「じゃあそこまでいくですよ!」
10: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:02:43.96 ID:jp7qlUpF0
仁奈ちゃんは私を先導しつつも、時折後ろを向いて、私がはぐれていないか確認しているようだった。
手を繋いでいるのだから、はぐれようがないと思うのだが、仁奈ちゃんはそれでも心配なようで、ちらちらとこちらを窺う視線と、私の注視する視線がたまにかち合った。
仁奈ちゃんの橙色がかった瞳。それが喜びに染まっていると、私も嬉しくなってしまうのだった。
やがて私の散歩コースが後半に差し掛かると、公園が見えてきた。綺麗ではあるが普段から誰もいないので、雪降りの日であった今日もやはり誰もいなかった。
仁奈「公園だ!」
手を繋いでいるのだから、はぐれようがないと思うのだが、仁奈ちゃんはそれでも心配なようで、ちらちらとこちらを窺う視線と、私の注視する視線がたまにかち合った。
仁奈ちゃんの橙色がかった瞳。それが喜びに染まっていると、私も嬉しくなってしまうのだった。
やがて私の散歩コースが後半に差し掛かると、公園が見えてきた。綺麗ではあるが普段から誰もいないので、雪降りの日であった今日もやはり誰もいなかった。
仁奈「公園だ!」
11: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:03:56.54 ID:jp7qlUpF0
仁奈ちゃんは誰もいない公園をみて、再びはしゃぎ出した。降る雪はまた強さと量を増している。
P「遊んでみる?」
仁奈「はい!」
仁奈ちゃんは公園に突撃した。私はそれを追いかけて、ゆっくりと公園に入った。
狭いとはいえ、雪の公園は見ものだった。象の滑り台なんか、こんもりと雪が積もって、なんだかおかしな形になってしまっている。
仁奈ちゃんはそれを見て「やべー積もってやがりますよ!」とはしゃいでいる。
雪ではしゃぐ仁奈ちゃんを見ながら、私はベンチの雪を振り払ってそこに座った。冷たさが尻を貫く。
P「遊んでみる?」
仁奈「はい!」
仁奈ちゃんは公園に突撃した。私はそれを追いかけて、ゆっくりと公園に入った。
狭いとはいえ、雪の公園は見ものだった。象の滑り台なんか、こんもりと雪が積もって、なんだかおかしな形になってしまっている。
仁奈ちゃんはそれを見て「やべー積もってやがりますよ!」とはしゃいでいる。
雪ではしゃぐ仁奈ちゃんを見ながら、私はベンチの雪を振り払ってそこに座った。冷たさが尻を貫く。
12: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:04:39.28 ID:jp7qlUpF0
仁奈ちゃんはひとり遊びに飽きたのか、私に向かって手招きしている。
何かと思ってそばに行くと「雪だるまを作りましょー!」とのことだった。
手袋をしているとはいえ手が冷えるなぁと思っていたが、それも悪くないと思い、私は雪だるま作りを手伝うことにした。
雪玉を作って、それを転がして大きくする。仁奈ちゃんも真似っこで、そのようにしている。
仁奈ちゃんが作った小さな雪玉を私が作った大きな雪玉の上に乗せ、顔を書いて雪だるまにする。
仁奈「できたー!」
P「できたねぇ、おっきくなっちゃったね」
仁奈「雪が降ってるからどんどん膨らんでいくみてーですね!」
仁奈ちゃんの言った通り、雪だるまはそのままブクブクと大きく膨れ上がっていくかのようだった。
何かと思ってそばに行くと「雪だるまを作りましょー!」とのことだった。
手袋をしているとはいえ手が冷えるなぁと思っていたが、それも悪くないと思い、私は雪だるま作りを手伝うことにした。
雪玉を作って、それを転がして大きくする。仁奈ちゃんも真似っこで、そのようにしている。
仁奈ちゃんが作った小さな雪玉を私が作った大きな雪玉の上に乗せ、顔を書いて雪だるまにする。
仁奈「できたー!」
P「できたねぇ、おっきくなっちゃったね」
仁奈「雪が降ってるからどんどん膨らんでいくみてーですね!」
仁奈ちゃんの言った通り、雪だるまはそのままブクブクと大きく膨れ上がっていくかのようだった。
13: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:05:38.66 ID:jp7qlUpF0
仁奈「へくちっ!」
P「おっと、仁奈ちゃん大丈夫?」
仁奈「えへへ、流石にさみーですね!」
P「私のお家に帰ろうか」
仁奈「そうするですよ!」
私たちは元来た道をたどって自宅に帰ることにした。行きの道でつけたはずの足跡が、もう雪に覆い隠されている。
より一層強まった雪が傘を乗り越えて顔面にぶち当たるのが痛い。
滑らないように小幅で歩いていると、やがて自宅マンションに到着した。
P「おっと、仁奈ちゃん大丈夫?」
仁奈「えへへ、流石にさみーですね!」
P「私のお家に帰ろうか」
仁奈「そうするですよ!」
私たちは元来た道をたどって自宅に帰ることにした。行きの道でつけたはずの足跡が、もう雪に覆い隠されている。
より一層強まった雪が傘を乗り越えて顔面にぶち当たるのが痛い。
滑らないように小幅で歩いていると、やがて自宅マンションに到着した。
14: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:06:36.20 ID:jp7qlUpF0
そういえば。
P「仁奈ちゃんは帰らなくていいの?」
仁奈「今日はパパもママもお仕事ですよ」
P「そっか」
悪い事を聞いたなと思った。
部屋に帰り着いた私たちは先ほど作った雪だるまみたいに真っ白けになっていた。
玄関に入る前に仁奈ちゃんと私の雪を払って、そうしてから家に入った。
暖房をつけたままにしておいたので、温風が顔に優しい。
仁奈「あったけー!」
P「ふふ、お風呂も沸かしてあるよ」
仁奈「ほんとですかー!?」
P「……一緒に入る?」
仁奈「もちろんでごぜーますよ!」
P「仁奈ちゃんは帰らなくていいの?」
仁奈「今日はパパもママもお仕事ですよ」
P「そっか」
悪い事を聞いたなと思った。
部屋に帰り着いた私たちは先ほど作った雪だるまみたいに真っ白けになっていた。
玄関に入る前に仁奈ちゃんと私の雪を払って、そうしてから家に入った。
暖房をつけたままにしておいたので、温風が顔に優しい。
仁奈「あったけー!」
P「ふふ、お風呂も沸かしてあるよ」
仁奈「ほんとですかー!?」
P「……一緒に入る?」
仁奈「もちろんでごぜーますよ!」
15: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:13:41.31 ID:jp7qlUpF0
そのようになった。仁奈ちゃんは着ぐるみを脱いで、丁寧に畳むと、部屋着の仁奈ちゃんになった。私も上着を脱いでハンガーにかけて、部屋着に戻った。
同性とはいえ、担当アイドルと一緒にお風呂なんて聞いたら、ちひろさん怒るかな。なんて事を思いながら、私は部屋着も脱ぎ始めた。
仁奈ちゃんを脱衣所に連れて行って、二人で服を脱ぐ。
そして体を洗いっこして、髪も洗ったり洗ってもらったりして、そうして湯船で数を数えて。
そんなことをして、私たちはお風呂から出た。
浴槽から上がり、水気を払って脱衣所に。仁奈ちゃんの体を拭いてあげて、私の体も拭いておく。
着替えに身を包み、寝巻き姿になり、髪を乾かす。
仁奈「プロデューサーのドライヤー、でけーですな……」
P「高かったからねー。ほら、乾いた!」
仁奈「やったー!」
湯冷めしないように注意しながら歯を磨いて、そのまま寝室に向かった。
同性とはいえ、担当アイドルと一緒にお風呂なんて聞いたら、ちひろさん怒るかな。なんて事を思いながら、私は部屋着も脱ぎ始めた。
仁奈ちゃんを脱衣所に連れて行って、二人で服を脱ぐ。
そして体を洗いっこして、髪も洗ったり洗ってもらったりして、そうして湯船で数を数えて。
そんなことをして、私たちはお風呂から出た。
浴槽から上がり、水気を払って脱衣所に。仁奈ちゃんの体を拭いてあげて、私の体も拭いておく。
着替えに身を包み、寝巻き姿になり、髪を乾かす。
仁奈「プロデューサーのドライヤー、でけーですな……」
P「高かったからねー。ほら、乾いた!」
仁奈「やったー!」
湯冷めしないように注意しながら歯を磨いて、そのまま寝室に向かった。
16: ◆t6XRmXGL7/QM 2022/01/10(月) 16:14:42.69 ID:jp7qlUpF0
仁奈「ベッドだー!!」
ボフンと音を立てて仁奈ちゃんが私のベッドに飛び込む。枕に顔を埋めて。
仁奈「プロデューサーの匂いがするー……」
P「もう、仁奈ちゃんったら……。寝るよー?」
仁奈「はいでごぜーます!」
仁奈ちゃんと二人で添い寝。仁奈ちゃんは体が小さいから、二人でもベッドは狭く感じなかった。
仁奈「……また遊びに来てもいいですか」
P「いいよ。仁奈ちゃんが飽きるまで、ずっと」
仁奈「……ずっと一緒ですよ、プロデューサー」
P「……うん」
やがて私たちは、多分、ほぼ同時に眠りについたのだった。
了
ボフンと音を立てて仁奈ちゃんが私のベッドに飛び込む。枕に顔を埋めて。
仁奈「プロデューサーの匂いがするー……」
P「もう、仁奈ちゃんったら……。寝るよー?」
仁奈「はいでごぜーます!」
仁奈ちゃんと二人で添い寝。仁奈ちゃんは体が小さいから、二人でもベッドは狭く感じなかった。
仁奈「……また遊びに来てもいいですか」
P「いいよ。仁奈ちゃんが飽きるまで、ずっと」
仁奈「……ずっと一緒ですよ、プロデューサー」
P「……うん」
やがて私たちは、多分、ほぼ同時に眠りについたのだった。
了
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