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トップページモバマス > 【デレマス】渋谷凛「例えば、私がアイドルになってなかったとするでしょ」

1: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:45:40.79 ID:QfpoPB70o



P「え……?」

凛「プロデューサーもプロデューサーじゃなくて……」
sbyrn49

P「え、ど、どうしたんだ凛? まさか、アイドル辞めたくなったとかか!?」

凛「違うよ。最初に例えばって言ったでしょ?」

P「あ、あぁ、そうだったか……?」

凛「そうなの」

凛「それでね、プロデューサーはプロデューサーじゃなくて」

P「俺、プロデューサーじゃなかったら何やってたんだろうなぁ」




2: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:46:40.22 ID:QfpoPB70o

凛「冴えないサラリーマン」

P「なん、だと……」

凛「営業部なんだけど、しょっちゅう仕事サボって街ぶらついてるの」

P「……凛は俺のこと嫌いなんだな」

凛「細かいことは気にしなくて良いよ」

P「……うん」ショボン

凛「それで、よくうちの花屋に来てるの」

P「……うん?」

凛「私もアイドルやってないから、よく店番に出てて、なんとなく顔なじみになって」

P「ほう」

凛「たまに、ハナコの散歩中にもばったり会ったりして、そのまま少し一緒に歩いてみたり」

P「……」

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3: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:48:06.17 ID:QfpoPB70o

凛「それでね、ある時ふと気になるの」

P「何に?」

凛「いつも同じ花を買って行くから、なんでかな、って」

P「へぇ、何を買っていくんだ?」

凛「菊」

P「えっ」

凛「菊」

P「菊って……ほとんど答え出てるんじゃ……」

凛「趣味が生け花かもしれないでしょ?」

P「あぁうん……」

凛「だから、あとをつけてもしょうがないよね」

P「しょうがないかー」


4: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:48:38.72 ID:QfpoPB70o

凛「そしたら、案の定霊園に向かうプロデューサー」

P「あぁ、やっぱり……」

凛「あるお墓に花を手向けて一言」

凛『なんで俺を置いて逝ってしまったんだ、加蓮……』

P「待てコラ」

凛「何?」

P「なぜ加蓮をころした」

凛「殺してないよ? 病弱だった加蓮がしんじゃっただけ」

P「だから友達を妄想の中でとは言えしなせんなっつーの」

凛「細かいなぁ。じゃあP子(仮)で」

P「お、おぅ……」




5: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:49:21.31 ID:QfpoPB70o

凛「で、そこでハナコが吠えちゃって」

P「ハナコ居たんだ……」

凛「見つかっちゃっても散歩の途中って言い訳出来るかなって」

凛「プロデューサーにばれちゃったから、私も言うんだよ」

凛『ごめん、聞くつもりはなかったんだけど……つい……』

凛「って」

P「はぁ……」

凛「そのまま、ポツリポツリと話をして――」


6: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:50:08.63 ID:QfpoPB70o

―――
――――――

P『……大切な、人だったんだ』

凛『そうなんだ……』

P『もともと体の強い人じゃなかったんだけど』

P『ちょうど半年前、かな……拗らせた風邪を切っ掛けに、ね』

凛『半年前……うちに来始めた頃だね』

P『そうだね。たまたま目に留まった花屋が、君のところだった』

P『ただひたすら、忘れたくなくて、毎日のようにここに通ったんだ』

P『そうしたら、そのうち、彼女に会えるんじゃないか、なんて思って……』

凛『……』

P『そんな訳ないのにな』

凛『……』


7: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:50:44.22 ID:QfpoPB70o

P『ごめんな、こんな話して』

凛『ううん……』フルフル

凛『……ねぇ』

P『うん?』

凛『私じゃ、ダメかな』

P『え?』

凛『その人の代わりでも良いから、私を、Pさんの隣に……い、居させてよ』

P『代わりなんてそんな、失礼なこと出来ないよ』

凛『……やっぱり、ダメなんだ』

P『ああ……代わりじゃなければ――』

凛『……え?』

――――――
―――


8: ◆knIUXLOzGM 2013/05/23(木) 00:51:10.70 ID:QfpoPB70o

凛「こうして、2人は付き合い始めるの」

P「」

凛「どう?」

P「――ぁー、えーっと、そんな移り気な人と付き合うのはどうかと思うぞ?」

凛「……そっか」

凛「じゃあ、プロデューサーの心の傷が癒えるまで、そばで支え続ければ良いよね?」

P「えっ」

凛「えっ」


渋谷凛編 終わり


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